恵庭市花苗生産組合

今回は、石狩振興局から恵庭市花苗生産組合についてご紹介します

 恵庭市は、札幌市に隣接する人口約6万8千人のまちですが、ガーデニングが大変盛んで、シーズンには街のいたるところに花が咲き誇る見事な庭や花壇が見られます。

 そんな、ガーデニングの街を支える恵庭市花苗生産組合の方々が出荷する花苗の数量は道内で最も多く、平成24年には354万鉢を出荷しました。

 今回は、石田組合長の農園をお訪ねして、お話しを伺いました。

 

 同席していただいた石田組合長のお父さんのお話しでは、40年ほど前の農業高校に通っていた頃は、このあたりは稲作の単作地帯でしたが、高校の先生から花づくりを勧められ、紹介された札幌市内の花き栽培農家で研修をさせてもらい技術を習得したことにより、恵庭で花の生産が始まったそうです。

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組合長の農園に飾られていたハンギングバスケット

 その後、1989年に「はまなす国体」が開催された時に、恵庭市内の会場に飾る沢山の花を生産するために組合が設立されました。

 

 花の苗が広く出回るのは春ですが、花苗を栽培するための作業は前年の秋から始まります。10月頃にハウスの中にパンジーなどの種を蒔き、外気がマイナス20度になることもある冬の間は、地面を這わせたパイプに温水を循環させ加温して育てるため、温度管理には大変気を遣うとのことです。

 当組合の花苗は、そのほとんどが札幌市を中心とする道央地域に出荷され、その一部は札幌大通り公園の花壇などに植栽されており、多くの市民の目を楽しませています。

 

 組合は、恵庭市内で毎年6月に開催される「恵庭・花とくらし展」に参加し、アレンジフラワーの講習会を開催するなどして花の植栽技術の向上や情報提供にも努めておりますが、咲き終わった花をこまめに摘むことで新しい花が次々について、花を長く楽しむことができるそうです。また、最近は宿根草を求める消費者が増える傾向にあるため、一層宿根草の花苗の提供にも努めていきたいとのことです。

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「恵庭市・花とくらし展」を彩った組合提供の寄せ植え

 生産者が出荷した花苗は、札幌近郊の大型商業施設やホームセンターで販売されていますが、恵庭市内にある道と川の駅の「花ロードえにわ」に隣接する農産物直売所「かのな(花野菜)」(営業期間:4月中旬~11月中旬)でも販売されていますので、是非お立ち寄りください。

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組合員が出荷した花苗の並ぶ農産物直売所「かのな(花野菜)」

(平成25年7月取材、石狩振興局農務課)

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