(平成30年11月26日 第7回北海道産業人材育成企業知事表彰 表彰式)
第 7回(平成30年度)受賞企業等
株式会社竹原鉄工所 (札幌市)
代表取締役 竹原 慎雅
【概要(事業内容)】
- 昭和43年創業。
- 建設会社から受注する鉄骨は鋼材の切断・孔開け・切削加工・表面処理・組立・溶接・塗装すべての工程を自社工場で施工する。
- オフィスビルや工場・物流倉庫、大型商業施設等、公共、民間を問わず北海道内を中心に東北、関東の工事も受注し、年間加工量は約12,000トン。
- 国土交通大臣が認定する「鉄骨性能評価」ではHグレードを保有する。
外部講師による管理職研修
【人材育成の取組】
1 人材育成の方針
- 毎年度、プロフェッショナルな人材を育成するため、社内教育・研修計画書を作成し、安全・技術技能・品質管理における新入社員教育、新技術・工法における講習、法・制度改定に伴う説明会、管理職向けの人材育成等、体系的に取り組んでいる。
2.能力開発制度、技術認定制度
- 知識・技術向上のため、社内講習会の実施や外部講師を招いての勉強会を実施している。
- 従業員の技能・管理資格取得を推奨し、資格取得支援規程を定め、受験料・外部講習会等への受講料の貸付等のサポートをしている。
- 製造部門で必須資格である溶接技術については、独自に練習施設を設け、先輩社員による技能向上トレーニングを実施している。
3.次の時代の産業の担い手の育成
- 専門学生などへのインターンシップの実施や、学生や教育現場の指導者、若手設計者を対象とした企業見学会の実施。
- 中高生向けの職業紹介冊子への掲載やものづくりイベントへの参画により、ものづくりへの理解と職業観の意識向上・醸成に努めている。
【メッセージ】
- 技術・技能・管理の力を必要とする私たちの業界にとって人材は大切な企業活動の源であり、社員と企業が共に成長を続け、ものづくりを通して人々に「安心・安全」を提供することが地域社会の発展に寄与するものと考えます。
この度の知事表彰拝受を励みに、社内のみならず次代の担い手育成に更なる努力を重ね、働きがいのある企業環境の構築と業界の魅力発信に努めて参ります。
新札幌乳業株式会社 (札幌市)
代表取締役 竹内 久夫
【概要(事業内容)】
- 昭和28年に「厚別酪農協同組合」として創業し、平成元年に株式会社(新札幌乳業株式会社)に組織変更。
- 札幌市厚別に工場を構え、北海道産牛乳を年間約56,000トン買い入れて業務用殺菌乳、飲料牛乳、醗酵乳、乳製品(チーズ、バター)を製造している。
- 会社の基本理念である「食を通じ幸せで豊かな社会づくりに貢献」をモットーに、総合衛生管理製造過程(HACCP)を取得し、更にはSQFという国際規格も殺菌乳で取得して、工程ごとしっかりとチェック管理しながら、安全な製品づくりを行っている。
H30年洗剤取り扱い講習会
【人材育成の取組】
1.人材育成の方針
- 社員教育については、新入社員、勤続3年以内の社員、勤続3年以上の中堅、主任・係長、課長以上など段階的に実施することを基本方針に体系的な教育を実施。
- 年間計画等において、各従業員の指導方針、目標を設定するとともに、随時面談等により改善指導を実施している。
2.能力開発制度、技術認定制度
- 新入社員など各段階における研修は、OFF-JTの社外でのセミナー・講習などで実施するとともに、全体教育については、外部講師による講習を実施。
- OFF-JTの研修費用等は、全額会社が負担するともに、研修等に参加しやすい職場環境づくりのための勤務体制の変更等を実施している。。
- 製品のブランドを守り品質風味を確保するため、最も重要な官能検査について、年2回の官能検査員認定テストを実施し、合格者認定を行っている。。
3.次の時代の産業の担い手の育成
- 高校、大学などからインターンシップを受け入れ、学生への実務体験を実施。
- 小学校での課外授業の実施や、地元幼稚園での「バター製造体験」を行い、製造の楽しさや興味を持たせるイベントを開催している。
【メッセージ】
- 食の安全・安心をお客様に提供するため、まずは社員の意識向上を基本に勉強を行いスキルアップし、お客様に愛される企業であり続けるため今後も努力していきます。
このたびの知事表彰受賞を励みにして、更なるお客様から信頼される企業づくりに努めます。