次世代自動車の普及促進
自動車を運転した場合、燃料の燃焼により、二酸化炭素が発生しており、2021年に公表されたIPCC第6次報告書では、人間活動が温暖化させてきたことには疑う余地がないと指摘しています。
道内における道民一人当たりの温室効果ガス排出量は全国に比べて多く、その約2割が運輸部門、このうちの約8割が自家用自動車からの排出となっています。
北海道の温室効果ガス排出量の構成比(2018年度)
平成21年(2009年)3月に制定された『北海道地球温暖化防止対策条例』において、
自動車を購入する際には、温室効果ガスの排出量が少ない自動車を購入するよう努めるものとされているほか、自動車販売事業者の皆さまは、自動車の地球温暖化防止性能に関する情報を説明することとされています。
ここでは、温室効果ガスの排出量が少ない次世代自動車に関する情報をお知らせします。
次世代自動車とは
次世代自動車は、窒素酸化物(NOx)や粒子状物質(PM)等の大気汚染物質の排出が少ない、または全く排出しない、燃費性能が優れているなどの環境にやさしい自動車のことで、電気自動車、ハイブリッド自動車、プラグインハイブリッド自動車、燃料電池自動車、水素自動車、天然ガス自動車及びクリーンディーゼル自動車があります。
詳しくは、次の環境省HPをご参照ください。
また、自動車の燃費性能及び排出ガスについては、次の国土交通省のホームページで、各メーカーごとに確認できます。
全道の普及状況
令和3年(2021年)3月31日現在の全道の次世代自動車の普及状況(特殊用途自動車を除く。)は、次のとおりです。
令和3年(2021年)3月31日現在の全道の次世代自動車の普及状況(特殊用途自動車を除く。)
車種 | 登録数(台) |
電気自動車 | 2,189 |
ハイブリッド自動車 | 322,902 |
プラグインハイブリッド自動車 | 4,597 |
燃料電池自動車 | 29 |
天然ガス自動車 | 119 |
合計 | 329,836 |
【参考】全登録台数 | 3,627,628 |
※一般財団法人自動車検査登録情報協会調べ
道における公用車の導入状況
道では、北海道グリーン購入基本方針に基づき、環境物品等調達方針を定め、次世代自動車の導入を推進しています。
次世代自動車の導入状況(令和3年(2021年)3月31日現在。特殊用途自動車を除く。)
車種 | 導入数(台) |
電気自動車 | 1 |
ハイブリッド自動車 | 225 |
プラグインハイブリッド自動車 | 16 |
燃料電池自動車 | 1 |
天然ガス自動車 | 1 |
クリーンディーゼル自動車 | 18 |
合計 | 262 |
【参考】全登録台数 | 2,384 |
次世代自動車導入率 | 11% |
※「エネルギーの使用の合理化に関する法律」に基づく燃費基準(トップランナー基準)を早期達成(低燃費車)しており、かつ、「低排出ガス車認定実施要領」に基づく低排出ガス認定を受けている自動車です。
導入に係る優遇制度等
国などが実施する導入に係る補助・優遇制度については、次の環境省のホームページで取りまとめられています。
また、道では、「北海道中小企業総合振興資金」において、環境への負荷を低減させる施設等として次世代自動車・低公害車の導入に対する融資をメニューとして設けています。
詳しくは、次のホームページをご参照ください。
次世代自動車普及に関する取組
次世代自動車普及に向けた取組みをご紹介します。