世界遺産とは(4)
世界遺産とは (4)
世界自然遺産として登録されるためには、次の4つの基準のうちの一つ以上の項目に適合することが必要です。 |
1 自然景観 |
ひときわ優れた自然美をもった自然現象や景観を有する地域
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2 地形・地質 |
過去の生命の歴史や地球の歴史の証拠となるような、重要な地形・地質等がよく顕れている地域
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3 生態系 |
現在も進行中の生物の進化や生物群集の見本となるような、極めて特徴のある生態系を有する地域
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4 生物多様性 |
絶滅危惧種の生息地や、生物多様性の保全上もっとも重要な生物が生息・生育する地域 |
注:ユネスコの「世界遺産条約施行運用規則」上では、文化遺産としての従来からの基準(6項目)と上記4項目を併記し、10項目を「顕著な普遍的価値評価のための基準」として表示していますが、便宜上当ページでは、従来からの4項目のみを掲載しています。 |
また、「顕著な普遍的価値」として認められるため、その地域が「完全性の要件」を満たすこと、また、法的措置等により、保護・保全が十分に保証されることが必要とされています。
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「知床」は、上記基準のうち3と4が該当するとして世界自然遺産に登録されました。
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