令和2年度 北国のいきもの守りたい賞 受賞者決定!

道では、生物多様性の保全等を推進するため、道内で生物多様性の保全等に関して、優れた活動・模範的な活動を行う企業、団体、個人を表彰しています。
このたび、令和2年度の受賞者が決定しましたので、お知らせします。

当初予定していた表彰式及び受賞者による活動発表は中止になりました。

令和2年度 受賞者紹介

企業部門1
受賞者活動内容評価のポイント
株式会社札幌ドーム【札幌ドーム ECO MOTION】
~いきものの豊かな環境づくりと未来を担う子どもたちへの環境啓発~
 札幌ドームでは平成13年(2001年)の開業以来、森を極力自然な姿に育む、多様な草地を確保するなど、生態系に配慮した敷地の維持管理を行ってきました。札幌ドームの建設に携わった大成建設(株)が中心となって平成9年(1997年)からモニタリング調査を実施しており、その結果を踏まえた順応的な管理を行っています。
 また、年間約300万人もの多くの人々が利用する施設の特性を活かし、モニタリングの成果や自然豊かなフィールドを広く情報発信するとともに、次世代を担う子どもたちに向けた啓発ツールを整備。自主開催するイベントでの環境啓発ブースの出展や敷地内での自然観察会を毎年実施しているほか、近隣小学校を招待し、環境学習の機会を提供しています。
近隣小学校との環境学習やイベントなどにおける子どもを中心とした環境啓発を継続的に実施し、生物多様性保全に対する意識を高める活動に取り組まれていることが評価されました。
また、建設にあたり自然豊かな土地が開発されたものの、長年モニタリングを活用した維持管理に努められ、観察される生物が以前よりも増えていることも評価されました。
今後も次世代を担う子どもたちに対する環境学習の機会をさらに広げられるとともに、「環境啓発企画の参加者」などの独自に設定されている指標の進捗状況をより多くの方に知っていただく取組が進められることを期待します。

札幌ドーム (PNG 210KB)

企業部門2
受賞者活動内容評価のポイント
日本製紙株式会社【絶滅危惧種「シマフクロウ」の生息地保全と事業の両立】
 (公財)日本野鳥の会と平成22年(2010年)に野鳥保護に関する協定を締結し、北海道内の社有林のうち約126haをシマフクロウの保護区に指定しました。同保護区には、複数のシマフクロウの生息が確認されています。
さらに、平成27年(2015年)には道内の社有林におけるシマフクロウの生息地の保全と事業の両立に関する覚書を締結し、生息地・繁殖環境を保全しつつ木材生産を続ける施業の方法と時期の基準を明文化しました。
(公財)日本野鳥の会とは、平成22年(2010年)より継続的にシマフクロウのすみかとなりうる巨木の調査、行動圏調査、生息状況調査などを実施し、絶滅が危惧されているシマフクロウの保護に寄与しています。
北海道の生物多様性の象徴のひとつである絶滅危惧種シマフクロウの保護と経済活動である事業の両立に努め、そのために基準の明文化をされるなど、社有林を所有する他の企業への模範となるような取組であることが評価されました。
 今後は環境保護と経済活動の両立に加え、地域との連携を強化し、地域の環境教育に積極的に取り組んでいただくことを期待します。

日本製紙 (JPG 26.8KB)

一般部門
受賞者活動内容評価のポイント
舞鶴遊水地にタンチョウを呼び戻す会【タンチョウも住めるまちづくり】
 長沼町に整備された舞鶴遊水地(平成27年(2015年)供用開始)を治水のみならず自然保護や地域振興など多目的に活用すべく、近隣の農家が勉強会を重ね、平成26年(2014年)に設立されました。
かつて暮らしていたタンチョウが帰って来られる環境を再生するとともに、タンチョウをシンボルに地域を振興することを目的とし、シンポジウムの開催による町民への呼びかけや、舞鶴遊水地来訪者に対して観察・撮影マナーを普及啓発する「タンチョウ見守り活動」、タンチョウと農業の共生を目指した模擬実験による食害影響調査などを行っています。
 また、町や国が主催するタンチョウも住めるまちづくり検討協議会などへ委員として参画し、取組を推進しています。
地域の農家が中心となり、行政などと連携して、他地域の取組を勉強しながら、町民が参加しやすい活動や写真撮影のマナーなど最近の懸念にも対応した活動を行っていることが評価されました。
農家はタンチョウから食害を受ける側面があるものの、農業が使用する遊水地にタンチョウを呼び戻し、生物多様性から受ける恵みを地域振興につなげる取組は、タンチョウの分散における他地域の理解促進につながることから、今後も広く取組を他地域に発信されることを期待します。

タンチョウ (JPG 39.5KB)

表彰式・活動発表を行います!(中止になりました。)

 令和3年(2021年)1月30日に開催を予定していた「道民カレッジ連携講座 正解自然遺産・知床の日記念行事しれとこ大百科」は中止になりました。

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