北の縄文 - 遺跡紹介:湯の里遺跡群 ■遺跡の概要 ▲遠景 知内 ( しりうち ) 町 湯の里 ( ゆのさと ) 遺跡群は、知内川沿いの台地上に、縄文前期から晩期の各時代にかけて分布する6つの遺跡です。この中でも、 立石遺構 (りっせきいこう) の湯の里1遺跡、二重のストーン・サークルの湯の里5遺跡、漆塗り製品の湯の里3遺跡は、いずれも縄文後期の祭祀に関係した特徴的な遺跡となっています。 ■特徴的な遺構 ▲ストーン・サークル 直径7m弱の範囲に大小二重の環状となるように、自然石を配置したストーン・サークル遺構で、北海道内ではまれな例となっています。この内側には火を焚いた跡がみられますが、お墓ではなかったものと考えられます。 ■主な遺物 ▲ストーン・サークル内出土の土器 縄文ストーン・サークル内から出土した縄文後期初頭頃の 十腰内 I 式土器 ( とこしないいちしきどき ) に共通する 甕形土器 ( かめがたどき ) です。 ▲縄文時代後期末頃の漆塗りの櫛 ※ 縄文後期末頃の漆塗りの櫛が2点出土しています。 ←他の遺跡を見る Copyright(C)2003 Hokkaido Government. All Rights Reserved.