北の縄文 - 遺跡紹介:臼尻B遺跡 臼 尻 B 遺 跡 (函館市) ■遺跡の概要 ▲調査風景 ( ) 函館市(旧南茅部町)臼尻(うすじり) B遺跡は、噴火湾を望む標高約35~40mの海岸段丘にある縄文時代中期後半の集落跡です。8次の調査で330軒もの竪穴住居が発掘されています。またフローテーション法の導入によって、炭化したヒエの種子が見つかっており、縄文時代の植物の管理栽培の可能性を示唆することとなりました。 ■特徴的な遺構 ▲土坑墓人骨 親子2体が埋葬された土坑で、食料を貯蔵するためのフラスコ状土坑を墓に転用したものです。 ■主な遺物 青竜刀形石器が、破損品や未製品を含め数多く出土しています。また、シカの描かれた絵画土器やヒエの炭化種子が出土しており、縄文時代中期の生活のようすがわかる貴重な資料となっています。 ▲青竜刀型石器 ▲シカの絵画土器 ▲ヒエの炭化種子 ←他の遺跡を見る Copyright(C)2003 Hokkaido Government. All Rights Reserved.