北の縄文 - 遺跡紹介:館崎遺跡 ■遺跡の概要 ▲遠景 福島町 館崎 ( たてさき ) 遺跡は、縄文前期後半から後期初頭にかけての長期間にわたって営まれた、円筒土器文化が中心の集落跡です。日常生活で使用されていた土器などの大量の生活道具を、一定の場所にまとめて廃棄したとみられる大規模な「土器塚」が特徴となっています。 ■特徴的な遺構 ▲土器塚 縄文前期から中期にかけての集落跡内に、長さ40~50m、幅25~30m、厚さ1.4mにわたって円筒土器などが大量に廃棄され、土器塚が形成されています。 ■主な遺物 縄文前期末頃の円筒下層d式に分類される土器が最も多く出土しています。 撚糸文 ( よりいともん ) や 絡条体 ( らくじょうたい ) と呼ばれる文様が付けられた、円筒形で平底の土器で、植物の繊維を粘土に混ぜているのが特徴です。 ▲円筒土器(上層式・下層式)▲ ←他の遺跡を見る Copyright(C)2003 Hokkaido Government. All Rights Reserved.