北の縄文(共栄B遺跡(浦幌町)) ■遺跡の概要 ▲全景 浦幌町共栄B遺跡は、浦幌川西岸の標高20mの河岸段丘上にある縄文時代早期の石刃鏃文化の遺跡です。発掘調査の結果、住居跡2軒、土壙19基、燒土跡2ヶ所などとともに多数の浦幌式土器と石刃鏃石器群が発見されました。石刃鏃文化はシベリアに原郷があり、アムール川中流域のノヴォペトロフカ文化との共通性が認められます。 ■特徴的な遺構 ▲竪穴住居跡 住居跡2軒のうちの1軒は隅丸方形、1軒は円形で、いずれも石刃鏃文化の遺構です。 ■主な遺物 ▲土器・石器出土状態 浦幌式土器とともに、石刃鏃、石刃槍、石斧、石錘、各種装身具が出土しています。なかでもけつ状耳飾は日本で最古と考えられています。 ←他の遺跡を見る Copyright(C)2003 Hokkaido Government. All Rights Reserved.