北の縄文(大正3遺跡(帯広市))

 

 

北の縄文(大正3遺跡(帯広市))


 

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■遺跡の概要
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▲全景
 帯広市大正3遺跡は、帯広市の東部を流れる途別川の左岸、標高97mの段丘縁にあります。2003年秋の発掘調査で、遺跡の北側から口縁部に隆帯が巡らされ、その下に爪形文や刺突文、へら状の押引き文などの文様が付された尖がり底の特異な土器片が数百点出土しました。石器は木葉形の小形の槍先、半月形石器、彫刻刀形石器など5000点以上も出土しました。これらは、今まで道内で発見されていなかった縄文時代草創期の遺物で、北海道最古の土器文化です。
 
■特徴的な遺構
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▲爪形文土器出土状況
 本遺跡では、縄文時代草創期の土器や石器が、層位的に明瞭な状態で、かなり多量に出土しました。縄文時代草創期以外の出土遺物では、遺跡の南側から、縄文時代早期の石刃鏃文化期の竪穴住居跡4軒(この内1軒は、炭化材が残った焼失家屋)、土壙墓2基、土壙1基が出土しています。
 
■主な遺物
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▲爪形文土器
 なんと言っても、縄文時代草創期の土器が注目されます。よくしまった焼きの良い薄い土器で爪形の刺突文、へら状の押引き文、円形刺突文などが特徴です。土器の底は、乳房状の尖がり底で、北海道の土器出現期の様相を今に伝える重要な資料です。
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▲石器
 
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