感染症の発生について

感染症の発生について

腸管出血性大腸菌感染症の発生について

令和5年3月20日~令和5年3月26日の発生はありませんでした。

発生の概要
保健所区分保健所受理日備考

腸管出血性大腸菌とは

概要:ベロ毒素を産生する大腸菌によって引き起こされる感染症であり、下痢、激しい腹痛、血便、発熱などが主な症状である。また、病原体を保有していても症状がない場合もある(無症状病原体保有者)
感染経路:汚染された食品や、感染者の便が口に入ることで感染する(経口感染)
分類:感染症法では三類感染症に定められている
潜伏期間:3~5日が多いが、1週間以上の場合もある
予防等:手洗いの徹底による二次感染の防止、食品の十分な加熱等

全道の発生状況について

下記リンク先で公開しています。

感染性胃腸炎患者等の集団発生について

道立保健所管内で感染性胃腸炎患者及びその疑いがある者が発生したのでお知らせします(令和5年3月分)。

発生の概要
保健所施設種別患者数保健所受理日確認したウイルス
倶知安保育所10人3月1日ノロウイルス
倶知安介護保険施設17人3月2日ノロウイルス
苫小牧保育所22人3月2日ノロウイルス
釧路保育所10人3月2日ノロウイルス
富良野保育所10人3月6日ノロウイルス
室蘭社会福祉施設38人3月8日ノロウイルス
渡島保育所13人3月13日ノロウイルス
中標津老人福祉施設12人3月8日ノロウイルス
岩見沢保育所11人3月8日ノロウイルス
北見保育所15人3月13日サポウイルス
渡島老人福祉施設13人3月15日ノロウイルス
倶知安介護保険施設27人3月17日ノロウイルス
苫小牧社会福祉施設38人3月16日ノロウイルス
釧路老人福祉施設17人3月20日ノロウイルス
北見老人福祉施設17人3月20日ノロウイルス
稚内保育所34人3月15日アデノウイルス
名寄その他39人3月16日ノロウイルス
帯広小学校14人3月16日サポウイルス
岩内社会福祉施設28人3月22日ノロウイルス

ノロウイルスとは

概要:ノロウイルスとは、世界中に広く分布し、急性胃腸炎の原因の一つとなるウイルスである。主症状は、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、発熱(軽度)。通常3日以内に回復し、予後良好
感染経路:ウイルスに汚染された飲食物を口にすることや、感染者との接触等による二次感染
潜伏期間:24~48時間
流行の時期:主に11月~3月に集中しているが、一年を通して発生する。
予防等:手洗いの徹底による二次感染の防止、食品の十分な加熱等

サポウイルスとは

概要:主に乳幼児にみられる急性胃腸炎の原因の一つとなるウイルスで、主な症状は、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、発熱(軽度)。通常3日以内に回復し、予後良好
感染経路:ウイルスに汚染された飲食物を口にすることや、感染者との接触等による二次感染
潜伏期間:24~48時間
予防等:手洗いの徹底による二次感染の防止、食品の十分な加熱等

アストロウイルスとは

概要:アストロウイルスとは、世界中に広く分布し、急性胃腸炎の原因の一つとなるウイルスである。主な症状は、吐き気、嘔吐、腹痛、水様の下痢、軽度の発熱
感染経路:ウイルスに汚染された飲食物を口にすることや、感染者との接触等による二次感染
潜伏期間:1~4日
流行の時期:主に冬から春にかけて発生し、ノロウイルスやロタウイルスに比べて低頻度だが、一年を通して発生する。
予防等:手洗いの徹底による二次感染の防止、食品の十分な加熱等

アデノウイルスとは

概要:アデノウイルスとは、主に乳幼児にみられる急性胃腸炎の原因の一つとなるウイルスで、主な症状は、咽頭炎や肺炎などの呼吸器疾患、咽頭結膜熱(プール熱)や流行性角結膜炎などの眼疾患等、胃腸炎。通常1週間以内に回復し、予後良好
感染経路:ウイルスに汚染された飲食物を口にすることや、感染者との接触等による二次感染
潜伏期間:3~10日
流行の時期:ノロウイルスやロタウイルスに比べて低頻度だが、一年を通して発生する。
予防等:手洗いの徹底による二次感染の防止、食品の十分な加熱等

道内の感染性胃腸炎の発生状況 ※HP公表月を基準(令和5年3月28日現在)

R5年月別
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
件数(件)201720
有症者数(人)381372402
年別
2016年2017年2018年2019年2020年2021年2022年2023年
件数(件)190188148146671878757
有症者数(人)4,6714,4543,0193,0101,3544,2171,7081155

定点医療機関からの感染性胃腸炎患者報告数について

下記リンク先で公開しています。

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