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最終更新日:2017年4月03日(月)


知事訓辞290403


知事訓辞

平成29年4月3日(月)
知事会議室

 

 皆さん、おはようございます。どうか楽な姿勢で、お聞きをいただければと思います。
 新年度のスタートに当たりまして、私からお話しをさせていただきたいと思います。


 まず、新たに道職員となられた540人の皆さんを、心から歓迎を申し上げます。皆さんと一緒にこれから仕事をしていくことを、楽しみにしております。今後の、皆さんそれぞれのご活躍を、大いに期待をいたしております。


 新年度におきましては、道政の最重要課題である人口減少・危機突破に向け、これまでの取組で築いた基盤を活かしながら、好調なインバウンドや、高い評価を得ている道産食品の輸出拡大といった、本道への追い風をしっかりと捉え、「世界の中の北海道」という視点を持ちながら、新たなグローバル戦略の展開を図るなど、地域創生を次のステージへと押し上げ、さらに「進化」をさせていきたいと考えているところであります。


 その実現のためには、職員一人ひとりが、改めて、自らの仕事の進め方をしっかりと点検をし、より良い方向に変えていっていただかなければなりません。
 こうしたことを踏まえ、4月1日付けで3,132件の人事異動を行うとともに、組織体制の見直しも行わせていただきました。
 第1回定例道議会において、本道が直面する様々な課題についてご議論があったところでありますが、中でも、JR北海道の鉄道事業の見直しにつきましては、地域交通の将来に不安を抱える多くの道民の皆様方から、切実なお声が寄せられているところであり、こうした課題へ対応するため、総合政策部の交通政策局の体制を強化をさせていただきました。


 また、昨年12月の日露首脳会談の結果を踏まえ、総務部北方領土対策本部と総合政策部の国際局の体制を整備をし、併せて、昨年の大雨災害からの復旧を迅速に進めるため関係振興局の建設管理部、耕地出張所などの体制の充実、さらには、経済部での働き方改革推進室の設置や、道立病院の経営改善に向け、病院事業管理者を置くとともに専掌の部局を設置するなど、体制を強化をしたところであります。


 私の4期目の折り返しとなる今年度、仕事を進めていくに当たり、改めて、職員の皆さん方と共有をしたい私の思いについて、申し上げさせていただきます。
 昨年度、特に年明けから、個人情報が記載された文書や電子メールを誤送付するといった不適切な事案が、残念ながら相次いで発生をしたことは、皆さんご承知のとおりであります。
 私たちが、日頃から築き上げてきた道政に対する信頼も、こうした事案一つひとつで、一瞬に失われてしまうものであります。
 「これまでの業務方法でミスは起きないのか、効果的なのか、万が一への備えはどうなのか」といった視点で、職員の皆さん一人ひとりが、それぞれの職場で自分の仕事の点検を行い、改善すべきところは改善をし、緊張感を持って仕事を進めていただきたいと考えるところであります。


 次に、良いアウトプットを生み出すためには、日々の業務を改善していくことが大切であります。今一度、皆さんの仕事の進め方を、原点に立ち返って見直し、現場力を強化することが求められると思います。
 例えば、士別市では、地元の農協などと連携をして、昨年末からトヨタ自動車が培ってきた、いわゆる「カイゼン」の手法を導入をし、農業生産の向上と収益の改善に取り組みはじめているところであります。
 このように、これまで関わりのなかった異分野にも視野を広げ、利用できる手法を、積極的に取り込んでみてはいかがでしょうか。 
 そのためには、コミュニケーションを大切にし、連携力を強化することが重要であります。


 今日、次の時代に向けて大きな課題となっている働き方改革や、子育て、介護などの対策は、行政と民間が共通認識を持って取り組んでいかなければならない課題でもあります。
 こうした課題を解決するためには、一つの部局、あるいは、道庁だけで対応するのは、困難となってきていると考えるところであります。
 自分の担当業務はもちろんのこと、縦割りの発想ではなく、他の部署の仕事にも積極的に関わるなど、横断的に一体となって取り組んでいただくことが必要だと考えるところであります。
 「課題解決のカギは地域にこそある」との考え方に立ち、現場に出て、直接見聞きし、地域の声にしっかりと耳を傾ける。そして、周りの職員や関係者の皆さんと一緒に、疑問点やアイディアを遠慮なく出し合い、施策を磨き上げ、広く組織全体で共有をし、北海道の総合力のアップに努めていただきたいと考えるところであります。


 終わりになりますが、私と皆さん方がこうした思いを共有をし、力を合わせ、道庁が一つとなって取り組むことにより、必ずや多くの困難を乗り越え、新たな道が拓かれると、私は信ずるところであります。
 この新しい年度、皆様方とともにやってまいります。よろしくお願いをいたします。