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最終更新日:2016年4月01日(金)


知事訓辞280401


知事訓辞

平成28年4月1日(金)
知事会議室

 皆さん、おはようございます。高橋でございます。
 新年度のスタートに当たりまして、私からお話をさせていただきたいと思います。

 本日4月1日付けで3,293件の人事異動を行ったところであります。
 そして、それぞれの職場で新しい体制がスタートしていることと思うわけであります。

 また、新たに596人の方々が入庁されたことを心から歓迎を申し上げます。
 皆さんは今、希望と不安が入り交じっていると思う次第でありますが、今日から私たち道庁マンの仲間として、道民の皆様方のために、そして、北海道のために、一緒に仕事に取り組んでいただきたいとこのように思う次第であります。

 新年度からの組織の見直しに当たって、まず、地域づくりの拠点である各振興局では、地域の創生に全力を挙げるために、副局長が地域創生の取組を総括することを明確に位置づけた上で、市町村と一体となった少子化対策や地域産業の振興と強化に向け、担当の部長職を新設いたしたところであります。
 また、本庁では、庁内横断的な連携を強化し、食や観光など、本道の魅力をこれまで以上に海外などに発信をしていくため、「国際局」を新設いたしました。
 また、東京オリンピック・パラリンピックなどを見据え、「文化・スポーツ局」も設置をいたしたところであります。

 こうした新体制で、28年度の道政に臨むことになるわけでありますが、この1年、どんな年にしていくのか、どんな年にしていかなければならないのか、ということにつきまして、職員の皆さんには、これから申し上げる2つの視点を是非とも私と共有をしていただきたいと、このように思う次第であります。

 一つ目は、「人口減少・危機突破」に向け、北海道創生を加速していくという点であります。
 先に公表されました直近の国勢調査では、北海道の人口は、前回5年前の調査時から12万人減少して約538万人となり、北海道人口ビジョンの見通しとほぼ同水準となっているところであります。
 人口減少という現実を改めて直視し、ビジョンに掲げる目標の実現に向け、総合戦略に基づく取組を道庁の総力を挙げて推進をしていかなければなりません。
 こうしたことから、今年度の重点政策は、北海道創生加速化予算として、各部局間の連携を一層強め、結婚、子育て支援や医療福祉対策、まちなかへの居住や移住関連施策などを一体的に進める「安心のまち・暮らし『住まいる』北海道づくり」などの政策を展開していくことといたしております。

 二つ目は、北海道新幹線をはじめ本道のチャンスを確実に捉え、大きく羽ばたいていくことであります。
 先週の3月26日、多くの皆様方の熱気であふれる新函館北斗駅のホームから、新幹線の1番列車に乗った笑顔いっぱいの乗客の皆様をお見送りいたしました。そして、その後、青函トンネルを通って来道されたお客様に「ようこそ北海道へ」とお声かけするとともに、お迎えをすることができました。
 新函館北斗駅前で行われた地域の心づくしのおもてなしイベントの会場は多くの方々であふれんばかりでありました。
 一面に広がる青空の下、子どもたちをはじめ多くの皆様方が、ブルーインパルスの飛行に歓声を上げていただくなど、大きな盛り上がりの中で、新幹線時代という新しい時代の幕開けを迎えることができたことを実感することができたことは、大変感慨深いことであります。
 新幹線によって北海道と本州が結ばれたことで、国内外からの誘客はもとより、東北・北関東などと新たな経済・文化交流圏を作り出し、道内各地にその効果を波及させ、活力ある地域づくりを実現していく。このことに、全力を尽くしていかなければならないと考えるところであります。
 また、本年の1月にシンガポールに開設をいたしましたASEAN事務所を拠点とし、新たな戦略に基づく食の輸出拡大や、海外からの誘客の一層の促進などに向け、もとより、私自身、海外でのトップセールスを行っていくことにしているところでありますので、「世界の中の北海道」に向け、皆様方も力を合わせ、全庁を挙げて取り組んでいただきたいと考えるところであります。

 一方、皆さんには、道職員としての責務を改めて深く胸に刻み込んでいただきたいと考えます。
 昨年度、不適正な事業執行や個人情報の管理など道政への信頼を損なう事案が発生したことを厳しく反省をし、それぞれの所属における全ての管理職員、全ての職員の皆さんが、今一度、自ら、そして組織全体で仕事を総点検していただき、気を引き締め、緊張感を持って道民の皆様方の期待に応えていっていただきたいと考える次第であります。

 さて、今年で、東日本大震災から5年の年月が過ぎました。
 現在も被災地で、道から派遣された職員の方々が復興に向けて熱心に取り組んでおられます。
 道内では、道職員の皆さんが、例えば、農(のう)福(ふく)連携によるスモールビジネスづくりをはじめ、デマンドバスやタクシーを活用した交通システムの構築など、特色ある地域づくりに積極的に取り組んでもらっております。
 私は、東北各県の知事さんをはじめ多くの方々や、また、道内市町村をはじめ道内の地域の皆様方から、道職員の皆さんが大変頑張ってくれているというお話を伺う時、本当にうれしく、そして、誇らしく思う次第であります。

 また、先日、新幹線開業を祝うイベントでは、多くの道職員の皆さんが、チームとしての総合力を発揮してくれて、大きな成功をおさめることができました。
 私は、こうした皆さんの日々の仕事の積み重ねが、道民の皆様からの道庁への信頼を強め、北海道を変えていく力となる、このように思っているところであります。
 地域の活性化や産業の振興、安全・安心の確保、社会基盤の整備といった道政課題に加え、今年度は、新たな政策体系に沿って事業の総点検を行うこととしているところであり、是非、垣根を越えて大いに議論をしていただき、そのことを通じて道職員一人ひとりの発想力と行動力を高めながら、様々な課題の解決に取り組んでいっていただきたいと思う次第であります。

 終わりになりますけれども、何としても北海道創生を加速していかなければならないこの1年であります。
 「道民の皆様方のため、北海道の将来のために何をなすべきか」、この1点を職員としての原点として大切にしていただき、新たな歴史を自ら築き上げていくという強い思いをもって、「輝きつづける北海道」、これは、新しい総合計画のサブタイトルでもありますが、「輝きつづける北海道」の実現に向け、私と共に取り組んでいっていただきたいと考える次第であります。
 よろしくお願いをいたします。