スマートデバイス表示はこちら

ホーム > 総合政策部 > 秘書課 >  29年知事年頭所感


最終更新日:2017年1月04日(水)

平成29年 知事年頭所感

 

 

                           北海道知事 高橋 はるみ

 

 新年明けましておめでとうございます。皆様とともに新春を迎えることができましたことを、大変うれしく思います。
 昨年を振り返りますと、三月に道民の長年の夢であった北海道新幹線が開業しました。
 北海道の歴史に新たな一ページが刻まれ、道外との交流拡大の大きな弾みとなりました。
 スポーツの分野では、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックでの道産子選手の活躍や、北海高校の夏の甲子園準優勝、北海道日本ハムファイターズの十年ぶりの日本一、北海道コンサドーレ札幌のJ2優勝など、明るい話題が続き、道民に勇気と感動を与えてくれました。
 また、食や観光の海外への売り込みや、安心して子育てできる環境づくり、医療・福祉サービスの確保など、地域創生に向けた様々な取組を進め、次への飛躍に向けた確かな礎を築くことのできた一年であったと思います。
 十二月の日ロ首脳会談では、日ロ間の経済交流の拡大や北方四島での共同経済活動の協議開始、及び元島民の墓参等に関する制度改善の迅速な検討などについて合意したところであり、こうした取組を通じて、日ロ間の信頼醸成が進み、一日も早い領土問題の解決につながることを期待しています。
 一方で、八月から九月にかけ相次いだ記録的豪雨により、道内各地で未曾有の被害が発生しました。お亡くなりになられた方々とそのご遺族の皆様に心からお悔やみ申し上げますとともに、被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。今も、道民生活や地域の産業に大きな影響が残っており、道としては、被災地域の速やかな復旧・復興に向け、引き続き国や市町村などと総力を挙げて取り組んでまいります。
 年末には、道内で初めてとなる高病原性鳥インフルエンザウィルスの家きんへの感染があり、関係機関等と連携して防疫措置を講じたところですが、感染拡大や風評被害の防止に万全を期してまいります。
 今年は、これまで進めてきた地域創生を一層推進し、次のステージへと押し上げていく年にしたいと考えています。
 海外戦略の新たな展開に向け、若者の海外留学への支援など本道の未来を担うグローバル人材の育成に取り組むほか、昨年シンガポールに設置したアセアン事務所を拠点として、北海道ブランドの発信や市場開拓、投資の呼び込みなどを強力に推進するとともに、新たな航空路線も活用した農水産物の販路拡大に取り組むなど、道産食品の一層の輸出拡大を図ります。
 また、ICT等の先端技術を活用したスマート農業など攻めの農林水産業の展開、中小・小規模企業の振興をはじめ、新エネルギーの開発や活用促進、健康長寿産業の振興など、次世代を担う成長産業の創造に取り組みます。
 持続可能な活力ある地域づくりを進めるため、結婚、出産、子育てとそれぞれの段階に応じた切れ目ない支援の強化、東京に開設した「移住定住推進センター」を核とした情報提供や北海道版「生涯活躍のまち構想」の普及など、「北海道暮らし」の魅力を創造・発信し、道内に人を呼び込み、定着を促してまいります。
 多くの道民の皆様から不安の声が寄せられているJR北海道の事業範囲の見直しについては、地域の皆様と連携・協力を図りながら、道としての役割をしっかりと果たしていきます。また、全国的にも例のない道内七空港の一括民間委託の取組を進め、空港の機能強化や航空ネットワークの充実により、広域観光の振興や、地域の活性化を図っていきます。
 こうした取組を通じて、北海道の新しいキャッチフレーズである「その先の、道へ。北海道」に込められた思いを形にしていくため、北海道の無限の可能性を信じ、本道が有する潜在力を最大限に引き出しながら、道民の皆様とともに「輝きつづける北海道」の実現に向けて全力を尽くしてまいりますので、一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。
 新しい年が皆様にとりまして、希望に満ちたすばらしい年となりますよう、心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。