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最終更新日:2016年12月28日(水)

 平成28年 職員に向けた

仕事納めのあいさつ
                             

 

 

 平成28年12月28日(水)
                                                          知事会議室

 

 

 

 

 高橋でございます。
 職員の皆さん、今年1年、本当にお疲れ様でございました。
 私の声は、普段からあまり人に自慢できるようなものではないのですが、今日は特に風邪のため、お聞き苦しく大変申し訳ございませんが、仕事納めに当たりまして、私からお話を少しさせていただきたいと思います。    

 今年は、大変厳しい出来事に直面した1年でありました。
 8月の観測史上初となる3度の台風上陸などによって、かつてない、甚大な被害が発生しました。
 また、年末には、清水町の養鶏場で、道内初となる高病原性鳥インフルエンザウィルスの家きんへの感染が確認されました。
 大雨災害からの復旧・復興に向けた各振興局での様々な業務、真冬の厳しい寒さの中での処分や、消毒などの防疫作業に夜を徹して対応された関係職員の皆さん、本当にお疲れ様でした。
 自衛隊はじめ、関係機関や市町村の皆様方にも、改めて心から感謝を申し上げます。

 先日、約4か月ぶりに、道央と道東を結ぶ特急列車が運行を再開するなど、道内交通網の復旧が徐々に進んできているところではありますが、道民の生活や産業基盤に大きな影響が、未だ残っているところであり、引き続き、被災地域の復旧・復興に全力を尽くしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 また、鳥インフルエンザにつきましては、年末年始も警戒を緩めることなく、感染拡大や風評被害の防止に向けて、取り組んでいかなければならないと考えているところであります。

 一方、今年を振り返りますと、多くの明るい動きもあったと思っております。
 何と言いましても、3月26日、道民の長年の悲願であった北海道新幹線が開業し、本道の歴史に記念すべき新たな1ページが刻まれましたことが挙げられると思います。

 開業から6か月間での利用者数は、約143万5千人と大変好調に推移をしているところであり、陸・海・空の相乗効果が発揮され、新たな需要創出につながっているものと、大変うれしく思っております。

 また、インバウンドも大変好調であります。
 昨年度、来道外国人観光客が初めて200万人を超えるなど、私たち北海道の「食」や「観光」に対する国内外からの注目がこれまでにも増して高まる中、10月には、シンガポールのLCCであるスクート社が、新千歳と結ぶ定期路線を開設をしたほか、ピーチ・アビエーション社が、新千歳空港の拠点空港化を発表されました。

 また、道内7空港の一括民間委託という、かつてない取組も進めているところであり、これらの航空ネットワーク充実に向けた動きや、北海道横断自動車道の釧路市内への到達は、本道の観光振興や物流などにとって、大きな追い風となるものと考えるところであります。

 スポーツの分野でも明るい話題が続いたと振り返っております。
 リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックでの道産子選手の活躍や、北海高校の夏の甲子園準優勝、そして、北海道日本ハムファイターズの10年ぶりの日本一、さらには、北海道コンサドーレ札幌のJ2優勝など、私たち道民に大きな勇気と感動を与えてくれたものでありました。

 道政の展開に目を転じますと、新たな総合計画がスタートした今年は、「北海道創生加速化元年」として、創生総合戦略の重点プロジェクトなどを中心に、人や地域をはじめ、政策間の連携により、未来への確かな「礎(いしずえ)」づくりに向け、「くらし」と「経済」両面から様々な取組を進めることができたものと考えるところであります。

 例えば「くらし」に関しましては、不妊治療費への助成の充実や、多子世帯、すなわちお子さんの多い世帯の皆様方に対する保育料の軽減など、子どもを生み育てやすい環境づくりに向けた取組の大幅な強化や、地域枠医師の勤務開始、道立北見病院の移転改築、「地域医療構想」の策定など、地域医療の確保に向けて、力を注いでまいりました。

 また、新たな人の流れを創出するため、東京での「移住定住推進センター」の設置や、いち早い「働き方改革支援センター」の開設に取り組んでまいったところでもあります。

 さらに、将来の北海道を支える人材を育成するため、「北海道未来人財応援基金」も創設いたしました。

 「経済」の分野では、好調な国際観光に加え、積極的な海外戦略を展開しており、アセアン地域との経済交流の拠点となるシンガポール事務所の開設をはじめ、韓国の済州特別自治道、米国のハワイ州、中国の黒竜江省との交流の一層の強化など、北海道ブランドの発信や市場開拓などに、力強い手応えを得てきたところであります。
 

 ロシアのウラジオストクでは、経済フォーラム等に出席をし、道とロシア極東地域との「5つの交流パッケージ」について、提案をさせていただきました。
 日ロ首脳会談での、北方四島における「共同経済活動」の協議開始の合意と併せ、領土問題の解決にもつながっていくことを、心から期待するものであります。

 また、札幌医科大学の先進的な再生医療の研究成果を活用した民間企業による研究開発拠点が、今月、竣工いたしました。
 この研究は、国内初の大変革新的な取組であり、いち早くこうした再生医療医薬品が実用化され、本道経済の活性化や道民生活の向上に寄与することを、大いに期待するものであります。

 加えて、空知では、企業版ふるさと納税を活用した事業が行われるなど、振興局や市町村において創意と工夫を活かした様々な取組が進められているところであります。

 私といたしましては、こうした取組の積み重ねが、人口減少問題をはじめ様々な課題を乗り越え、北海道の輝く未来を切り拓いていくものになると、確信するものであります。

 次に、JR北海道の事業範囲の見直しについてであります。
 本道の発展や地域の暮らしを支えている鉄道について、先月、JR北海道から「単独で維持することが困難な線区」が示される中、各地域からは不安の声が多く寄せられており、我々道庁としては、11月にワーキングチームを設置し、将来を見据えた道内の鉄道網のあり方について検討を急いでいるところであり、引き続き、地域のご意見にしっかりと耳を傾けながら、大きな危機意識を持って、道としての役割をしっかり果たしてまいりたいと考えております。

 今年は、新しいキャッチフレーズ「その先の、道へ。北海道」を、決定させていただきました。
 この言葉に込められている、未来へ、世界へ、前へ前へと進んでいこうという思いを、皆様方とともに大切にし、地域の方々と共に汗を流し、歩んでいくということが、道庁の役割だと考えるところであります。
 今後ともこうした姿勢で、それぞれご自身の仕事に誇りと責任を持って、日々の業務に取り組んでいただくことを心からお願い申し上げます。

 私は毎年、こうしたご挨拶の場で、職員の皆さんに、風邪などひかないように、体調管理には万全をと申し述べてきたところでございますが、この年末は、その私自身が風邪をひき、こじらせてしまって2日間もダウンをし、皆様方にご迷惑をおかけしてしまいました。

 どうか、職員の皆様方におかれましては、年末年始の休みは、短い休みではありますが、御家族とゆっくりと過ごしていただくなど、今年1年の疲れをぜひ癒やしていただき、リフレッシュをしていただきたいと思います。
 そして、来年の仕事始めに、元気な皆様方とまたお会いをしたいと、このように考える次第であります。

 お酒を飲む機会もあるかと思いますが、飲酒運転根絶条例の趣旨を今一度それぞれの胸に刻んでいただき、私たち道職員はもとより、周囲の皆様にも飲酒運転は決して行わないよう、積極的なお声かけをお願いいたします。

 もとより皆さんの中には、年末年始も休み返上でお仕事をされる方も、たくさんいらっしゃるわけであります。心から感謝を申し上げます。
 正月明けに、ぜひ交代でまた休みを取っていただければと、このように思います。

 新たな年は、酉年であります。この酉年の来年、職員の皆さん一人ひとりにとって素晴らしい年となりますことを祈念し、私からの挨拶とさせていただきます。
 今年1年、誠にお疲れ様でございました。