スマートデバイス表示はこちら

ホーム > 総合政策部 > 秘書課 >  平成27年仕事納めのあいさつ


最終更新日:2015年12月28日(月)

 平成27年 職員に向けた仕事納めのあいさつ
                             

 

 

 平成27年12月28日(月)
                                                          知事会議室

 

 

 

 高橋でございます。職員の皆さん、今年1年、本当にお疲れ様でございました。仕事納めに当たりまして、私から少しご挨拶をさせていただきます。

 さて、私にとって今年は4期目のスタートとなる1年でありました。実にいろいろなことがあったなと振り返っているところであります。

 TPP協定交渉の大筋合意がありました。そして、ロシアの200海里水域におけるさけ・ます流し網漁業の禁止、道内各地で発生した自然災害もありました。こういったことをはじめとして、一つひとつ、職員の皆さん方とともに課題に対応をしながら、様々な施策に取り組んでまいった、そういった1年であります。

職員の皆さん方には本当に頑張っていただいて、心から感謝を申し上げる次第でございます。

 一つひとつお話をしていきますが、まず、道政の最重要課題として掲げた人口減少問題につきましては、地方創生に向けた様々な施策の展開を図りつつ、本道の人口の現状や見通しを示す人口ビジョンと、その内容を実現していくための北海道創生総合戦略を10月に策定をいたしました。

 この人口ビジョンと総合戦略のもと、道民の皆様方と、人口減少についての認識と危機感を共有をし、子育てや、ゆとりある生活を北海道のブランドとして発信をする安心のまち・暮らし「住まいる北海道」、こういったプロジェクトをはじめ、5つの重点戦略プロジェクトを進めることといたしたところであります。

 道内各地においても、地域の皆様の挑戦が広がってきております。釧路市や白糠町、室蘭市などでは先進的な水素エネルギーの利活用の取組が進むとともに、別海町、北見市、斜里町では、優れた生活環境を活かしたテレワークが進められております。さらに、留萌市では、音楽合宿という切り口で地域の活性化を図り、芽室町や乙部町では、農業や観光の分野において、障がいをもった方々の活躍の場が広がるなど、それぞれの地域から北海道全体を元気にする様々な動きが生まれてきたと考えております。

 人口減少・危機突破を成し遂げ、北海道創生を進めていくためには、地域が直面する様々な困難を乗り越えようと奮闘する、多くの道民の方々と思いをともにし、力を合わせて、未来を変える大きなうねりにしていかなければならないと、私は考えております。

 次は北海道新幹線であります。北海道新幹線の開業日が来年の3月26日に決まり、平成17年の認可・着工から、実に11年の年月を経て、新幹線が北海道を走る夢の実現の日がいよいよ目前に、秒読みを開始しているところであります。

 この我々の待望の開業を盛り上げ、多くの皆様方に新幹線を利用していただくため、東京駅スペシャルジャックというイベントや、また道内では、函館市での開業100日前サミットをはじめとする、様々な道内外における情報発信や、新幹線を利用される方々のニーズを満たす二次交通の充実などに市町村や関係者の皆様方とともに連携して取り組んでまいったところであります。

 本日で残すところわずか89日となりました。新幹線で本道に来られる多くの方々を、北海道らしく、温かくおもてなしできるよう、また、新幹線効果を全道に広げていくため、その準備にスパートをかけていきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。

 次は食と観光であります。食については、道産食品輸出1,000億円という目標を掲げました。こうした中、今年、ミラノ国際博覧会、ミラノEXPOにおいて「北海道の日」を開催し、多くの方々から高い評価をいただくとともに、海外初となるシンガポールにおける、どさんこプラザのオープンなど、本道の食の魅力の一層の発信にも取り組んでまいりました。

観光の分野でも、昨年度の外国人観光客が154万人と過去最高を記録しました。観光に関しましても、地域の特色を活かした観光地づくりや人材の育成といった受入体制の整備などの取組を進めてまいったところであります。

さらに、新千歳空港の深夜・早朝時間帯の枠拡大につきましては、住民の皆様方にご理解いただけるよう誠意を尽くしてきた努力が実を結び、合意に至ることができました。

 また、私自身、北京、ミラノ、ドバイ、サハリンで北海道の食と観光の魅力をPRをさせていただき、今後の拡大につながる手応えを感じているところであり、高い目標の達成を通して、本道の活性化を図っていきたいと考えているところでございます。

 本道の基幹産業である農林水産業に関しては、暴風雪や高波などの被害はあったものの、長年にわたる栽培技術の改善など、地域の皆様方と我々道庁、協働の連携の努力により、小麦が過去最高の収穫量となり、お米も平年を上回る作柄となりました。こうした中、十勝地方では、これまでの最高という3,200億円の生産額を達成することができ、私自身も大変うれしく思っているところであります。

一方では、一次産業や地域への影響が大きく懸念されてきたTPPの大筋合意やロシア200海里内でのさけ・ます流し網漁業の禁止など、本道の地域や経済の土台である農林水産業が国際的な課題への対応に直面することとなった歴史的な1年でもありました。

 農林漁業者の方々などのご不安とご懸念を払拭をし、確実に再生産が図られ、農林水産業が持続的に発展していくことができるよう、しっかりとこれからも取り組んでいかなければなりません。

 この春、高齢者福祉や児童相談、家畜衛生という専門的な業務を担っていただいている道庁の女性職員の皆さんと懇談する機会がありました。

 皆さん、仕事にやりがいを感じながら、ワークライフバランスも大切にしていらっしゃることを知り、また、占冠村や苫前町では、それぞれ地域の子どもたちが、恵まれた環境の中で、学ぶ力を伸ばしながら、健やかに成長している姿に触れることもできました。

 本年は、民間企業や関係団体の皆様方と女性の活躍推進に向けた応援自主宣言に取り組むことも行いました。また教育政策に関し、知事として初めて、北海道総合教育大綱を策定をし、北海道の未来の人財育成にも一歩を踏み出しました。

 これからも、地域を輝かせる大きな力である女性の方々や、本道の将来を明るく照らす子どもたちが、一層活躍できるような環境づくりを進めていかなければならないと考えるところであります。

 その他にも、今年の2月には、ドクターヘリが道南圏に導入され、11月には唯一空白エリアであった十勝圏に運航エリアが拡大されることによって、道内全域をカバーする体制が整えられました。

 加えて、危険ドラッグ規制に向けた条例の制定や災害に強い北海道づくりに向けた北海道強靱化計画の策定などを進めてきたところでありますが、引き続き、皆さん方とともに安全・安心な暮らしの実現に取り組んでまいりたいと考えております。

 またこの4月には、北海道博物館がオープンをし、8ヶ月で約14万人の方々が来館され、今日の北海道の礎となった歴史や文化に、多くの方々に関心をもっていただくことができたと考えております。

 そして、世界自然遺産の知床が、登録から10年目の節目を迎え、日高のアポイ岳が世界ジオパークに認定されるなど、世界に誇れる北海道の価値を、道民の皆様方とともに、見つめ直すことができた1年でもあったと考えております。

 職員の皆さん方には、様々な課題がある中、企業や働く皆様からの相談をはじめ、生活保護の対応、課税や徴収、道路や河川の整備、そしてその適切な管理、さらには災害の対応など、それぞれの部門、それぞれの地域において、今年1年頑張っていただき、改めて感謝を申し上げます。

 特に、建築物などの杭工事のデータ流用の問題では、本道においても、データ流用の事実が明らかとなったところでありますが、休日まで使って、独自調査や関係者への対応に努めてこられた皆さんは、本当にご苦労様でございました。

 また、東日本大震災の被災地で引き続き復興支援に当たっている皆さん、また、国や市町村において、それぞれの出向先で、それぞれの行政課題に取り組んでいる皆さんにも、心から感謝の気持ちを伝えたいと思います。

 そして何より17年もの長きにわたり、職員の皆さんにご協力をいただいた給与の独自縮減については、一般職員の皆さんへの措置を今年度をもって終了することといたしました。職員やご家族の皆さんの生活に大きな影響を与えてきたことを大変申し訳なく思っているところであり、これまでの皆さん方のご協力に改めて心から感謝を申し上げます。

 一方で、道財政は着実に改善はしてきているとはいえ、来年度以降も収支不足が生じる見通しがある中、管理職員の皆さん方には、大変心苦しいことではありますが、引き続いてのご協力をお願いしたいと考えているところであり、ご理解いただくようお願いを申し上げる次第であります。

 最後に、良い仕事をするためには、まずは心身が健康であることが大切であります。年末年始のお休みでは、ご自身とご家族の皆さんのご健康に留意され、来年への英気を養っていただきたいと思います。

 もとより皆さんの中には、年末年始のお休みを返上して仕事をされる方々もおられ、改めて感謝を申し上げるとともに、年明け交代でお休みになられることを期待をいたします。

また、年末年始はお酒を飲む機会も多いかと思います。道議会において、全会派共同のご提案により、飲酒運転の根絶に関する条例が制定されたのはご承知のとおりであります。飲酒運転を絶対にしないことはもとより、他の人にも絶対にさせないよう、道職員の皆さんが率先して、取り組んでいただきたいと思います。

いろいろ申し上げて参りました。皆さん、今年1年、本当にお疲れ様でありました。来年また、元気な姿で皆さんにお会いしたいと思います。

本当にありがとう。来年もよろしくお願いをいたします。