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最終更新日:2012年12月28日(金)

平成24年 職員に向けた仕事納めのあいさつ

平成24年12月28日(金)

北海道東京事務所

 

 職員の皆さん、今年1年、本当にご苦労さまでございました。本日は、新政権の誕生に伴いまして、今後の道政の推進に向けたご協力をお願いするため、急遽上京することとなりまして、このように、東京事務所からお話しをさせていただくこととなりました。それでは、仕事納めにあたり、お話しさせていただきます。
 今年も本当に色々なことがありました。振り返りますと、震災からの復興が急がれる中、原子力安全対策や電力の安定供給の確保が大変大きな課題となりました。また、長引くデフレと円高、TPPや近隣諸国との外交問題など、我が国の将来を左右しかねない問題が山積する1年でありました。さらに、先の衆院選、まさにちょっと前の衆院選でありますが、衆院選の結果、政権交代がなされたことなど、国内外が大きく揺れ動いた年だったと実感しています。
 この間、道政運営も大変難しい舵取りとなったわけでありますが、TPPをはじめ、関係者の皆様方とともに、全力で取り組んでまいったと、このように振り返る思いであります。しかしながら、我が国も、本道も、取り巻く環境はまだまだ大変厳しい状況であると、このように考えています。
 現在も、夏の節電に続き、寒さが厳しく、今年は雪が多い中で、冬の計画停電を何としても回避すべく、道民を挙げての節電対策に取り組んでいただいているところであります。
 一方、厳しいだけではなく、私たちを元気づける明るい出来事もあったと、このように振り返るところであります。まず、新幹線の札幌延伸の認可・着工の件であります。6月末に、政府の正式認可がありました。そして、札幌で「道民の集い」、また、8月には、長万部町で「起工式」を挙行することができました。長年の悲願が実ったことを道民の皆様方とともに、お祝いすることができました。あと3年後に迫った、道南の仮称・新函館開業をはじめ、新幹線時代に向けた取組をスピードアップをしていかなければならないと、このように考えているところであります。
 そして、今年は、「食産業立国」実現に向けた力強い動きもありました。北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区の推進に向け、3月には、関係市や経済団体とフード特区機構を設立をし、「食の研究開発・輸出拠点化」を目指した取組を推進してまいりました。道内各地においても、評価の高い「鮭節」の普及をはじめ、「ワインとチーズ」の組み合わせや「魚醤」のブランド化など、それぞれの地域で、食産業のレベルアップに向けた意欲的な取組が進んでいることを大変嬉しく思います。
 また、北海道米の道内食率は、「82%」まできました。過去最高であります。過去最高を更新することができたこと、そして食味ランキングでは、「ゆめぴりか」と「ななつぼし」が最高ランクの「特A」を獲得することができました。こうやって北海道米の品質の高さが首都圏をはじめ全国から大いに注目を集めていることを大変嬉しく思います。
 私が知事に就任した当時、道内食率が60%程度だったことを思い起こしますと、これまでの関係者の皆様と一体となった取組や生産者のご努力、そして研究開発の積み重ねがこうして実を結んだものと、本当に嬉しく思う次第であります。
 さらに、観光分野では、東日本大震災や日中関係による影響が続く一方で、LCCの相次ぐ乗り入れやタイ・ハワイの定期直行便の就航、あるいは、春先だったと思いますが、ミシュランガイド北海道の刊行といった今後の北海道観光の振興につながる明るい動きもありました。また、エネルギーの分野でも、国内最大級のメガソーラーや風力発電の設置計画が相次いで進展するなど、再生可能エネルギーの宝庫である北海道の優位性も高く評価されたと考えているところであります。
 私は、今年、2012年を新生北海道づくりに向けた「行動の年」と位置づけ、例年にも増して、世界への北海道の発信に力を入れたつもりでございます。4月と5月には、韓国を訪問しました。そして、10月には、中国を訪問する予定でしたが、諸般の都合により延期することとなりましたが、その一方で、11月にタイを訪問することができ、それぞれ、今後の交流促進やビジネス拡大の手応えをしっかりと掴むことができたと、このように振り返っています。また、札幌モーターショー2012を、寒い時期の2月に開催することができました。また、トヨタや全日空といった企業を訪問させていただくなど、色々な機会を通じて、北海道の優位性をアピールしてまいりました。
 私の個人的なことになりますが、就任10年目を迎える中で、引き続き「地域にこだわり」、「答えは地域にある」という強い思いで、道内各地を回り、各振興局管内を2巡することができました。これは私にとって大変嬉しいことです。また、8月には、私にとって二度目の北方領土訪問となる、色丹島を訪問することができました。
 それぞれの訪問で、事前の準備や当日の日程管理など、各振興局をはじめ、もちろん東京事務所の皆さんもでありますが、関係する多くの職員の皆さんにご苦労をお掛けしたところです。この間、様々な成果を得ることができたのも、まさに私を支えてくれている皆さんの頑張りがあったからこそです。改めて心から感謝を申し上げる次第であります。
 また、振り返ると、この1年、暮らしの安全・安心にも重点的に取り組んだ年でもあったと思います。年明け早々の大雪被害、自衛隊の皆さんにも出動をお願いしました。また、年末の暴風雪被害への対応、夏には漬物を原因とするO157集団食中毒事件への対応もありました。オール北海道による電力需給対策の推進、あるいは、災害に強い地域づくりの推進、原子力安全対策の推進、また医療の確保対策など、道民の安全・安心の確保に向け、全力で取り組んでまいったところであります。
 このほかにも、皆さんには道政の様々な局面で大変頑張っていただきました。例えば、道産小麦の消費拡大に向けた取組の本格的な展開、あるいは、福島原発事故による放射性物質の道産水産物への影響調査の実施、また、水資源保全条例やがん対策条例、地域商業活性化条例といった道民の皆さんの生活を守るための条例の制定、また、HACや新幹線、空港や港湾など交通・物流分野の取組などなど、数え上げればきりがないほど、多くの課題に取り組んでいただきました。
 その一つひとつがそれぞれの分野、それぞれの地域が抱える課題解決に重要な役割を果たしていただいたと、このように思います。
 道税の徴収や金融・労働、生活保護業務など「道政の最前線」で、また、道路・河川の整備や維持管理、農林漁業の技術普及活動など「現場の最前線」で対応された皆さんには、今年も大変ご苦労いただきました。改めて感謝申し上げます。
 また、東日本大震災の後、東北の被災地支援のため、これまでにない長期間に及ぶ支援活動に従事された皆さんには、本当にご苦労をお掛けしたと思います。私自身、秋には、陸前高田市に訪問をさせていただきましたが、極めて厳しい環境の中、懸命に復興活動に取り組む皆さんの姿に深い感銘を受けたところであります。
 市長さんからも、道職員の皆さん、出向していた皆さんの頑張りに本当に感謝しているとお話をいただいたところでありまして、大変頼もしく、そして誇らしく思ったところであります。改めて皆さんに深く感謝を申し上げます。 
 さて、私の話もそろそろ最後にしたいと思いますが、来年もまだまだ課題は山積みしているところであります。特に、目の前にある、取組を加速していかなければならない課題が「冬場の節電」です。職員の皆さんには、引き続き率先して取り組んでいただきたいと思います。
 この年末年始の休みは、束の間の休みとなるわけでありますが、お休みできる皆さんには、来年に向けて、しっかり鋭気を養っていただきたいと思います。また、道警察、あるいは医療現場の方々をはじめ、お休み返上で業務に従事される方々もいらっしゃると思いますが、本当にご苦労さまでございます。
 来年の干支は、「蛇」であります。「蛇」の特徴は、我慢強さとすばしっこさだと思います。皆さんには、厳しい状況下ではありますが、希望の持てる未来に向けて、我慢強くやり抜くという強い心、そしてスピード感を持って取り組んでいただきたいと思います。
 来年も共に頑張ってまいりましょう。交通安全や事故にはくれぐれも気をつけていただき、年明けには、元気な姿でお会いしたいと思います。それでは、良いお年をお迎えください。ありがとうございました。

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