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最終更新日:2011年4月15日(金)

平成23年 知事年頭所感

                                          北海道知事 高橋 はるみ

 道民の皆様、明けましておめでとうございます。この新しい年が皆様にとって、また北海道にとって、素晴らしい年でありますよう心からお祈り申し上げます。
 お陰をもちまして、私も知事に就任してから今年で八年目を迎えました。この間、多くの難題に直面し、本当に目まぐるしい毎日ではありましたが、常に道民の皆様にとって、そして明日の北海道にとって何が大切かという視点に立ち、私の持てる全ての力を傾注してまいりました。様々な形で、温かいご支援をくださいました皆様に心から感謝を申し上げます。
 さて、昨年を振り返りますと、一昨年の政権交代により政治や行政のあり方が大きく変化する中、北海道新幹線やHACなど交通行政に係る諸課題をはじめ、国のTPP協議を巡る動向やロシアのメドヴェージェフ大統領の国後島訪問、さらには相次ぐ局地的大雨被害や異常気象に伴う農業被害など、本当に様々な事案や課題に直面した一年でありました。こうした課題への対処や一日も早い景気・雇用の回復に向け、多くの方々の知恵と力を結集し、あらゆる手段を講じながら、全力で取り組んでまいりました。
 一方では、日本APEC貿易担当大臣会合や日中韓環境大臣会合といった国際会議の道内開催をはじめ、上海万博における「北海道の日」の開催、本道と韓国ソウル特別市との友好交流協定の締結、全国で開催された北海道物産展や本州における道産品アンテナショップの盛況、道営競馬事業の収支改善や北海道米新エースのゆめぴりかの本格販売、そして鈴木章北海道大学名誉教授のノーベル化学賞受賞など、「北海道価値」の様々な魅力が内外に大きく発信され、北海道の明日につながる着実な歩みが見られた一年でもありました。
 また、北海道ならではの総合産業化を目指す食クラスター活動の展開をはじめ、環境配慮型データセンターの立地、一村一炭素おとしや排出枠取引など地球温暖化対策を地域活性化につなげる取組の展開など、現下の厳しい現状を乗り越え、自らの将来を切り拓こうとする頼もしい動きが各地で一層広がりを見せてきているものと実感しております。
 いま北海道は、全国を上回るスピードで人口減少や少子高齢化が急速に進行する中、経済・雇用をはじめ、暮らしの安全・安心の確保や多様化する環境問題への対応など多くの課題に直面し、本道の将来を左右する「時代の大きな分岐点」を迎えています。こうした転換期は、時に私たちに試練をもたらす一方、北海道の飛躍につながる大きなチャンスを与えてくれるものでもあります。
 この北海道には、豊かな自然環境や安全・安心でおいしい食、人々を魅了する観光資源、多彩な自然エネルギー、自然と共生する縄文やアイヌ文化、そして地域を支える人財など、世界に誇る素晴らしい「北海道価値」があります。私は、時代の潮流を追い風にして、北海道の未来図を描きながら、多彩な「北海道価値」を具体的な「カタチ」にする様々な取組を戦略的に推進していくことにより、この北海道は、必ずや変革の時代に大きく飛躍する「二十一世紀の希望の地」になるものと確信しています。
 歴史的な転換期を迎えている今日、直面する困難を確実に乗り越え、将来を担う子どもたちが誇りを持てる新生北海道を創り上げるためにも、残された任期、ふるさと北海道への限りない思いを胸に、道民の皆様と手を携えながら、道政の推進に全力を尽くしてまいる決意ですので、今後とも変わらぬご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
 新しい年が、皆様にとりまして、輝かしい年になりますよう、心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。