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最終更新日:2011年12月28日(水)

平成23年 職員に向けた仕事納めのあいさつ

平成23年12月28日(水)

知事会議室

 

 それでは、仕事納めにあたりまして、私からお話をさせていただきます。

 職員の皆さん、幹部職員の皆さん、本当に1年間お疲れ様でございました。お世話になった皆様方に、心から感謝を申し上げたいと思います。

 振りかえりますと、2011年という今年、そして3月11日というこの日は、私たちにとって、忘れることの出来ない、また忘れてはいけない記憶として、深く刻まれることとなった。このように、思っているところでございます。

 巨大地震と想像を絶する大津波は、多くの方々の尊い命を奪い、原子力発電所の重大事故もありました。被災地の甚大な被害はもとより、我が国全体に大変大きな影響を及ぼし、世界中に衝撃をもたらしたと、私は思っております。

 北海道内におきましても、函館でお一人の方が亡くなられました。また、各地の漁業、あるいは漁港などに大きな被害が生じました。さらには、原発事故の風評も含めて、食や観光など道内経済にも大きな様々な影響が出たところであります。

 職員の皆さんにおかれては、被災地の復旧・復興や地域経済への緊急対策などに昼夜を分かたずご尽力をいただいたところであり、お陰をもちまして、復旧事業も着実に進んでいるところであり、道内への海外からの観光客の方々も戻りつつある、このように思っているところでございます。

 また、東北の被災地では、道警察の方々をはじめとして、約4,400名もの道職員の皆さん、さらには、自衛隊の方々、消防の方々が現地で支援活動にご活躍をいただいたところであり、道内においても、支援物資の取りまとめや避難者の方々の受け入れ体制づくりに奔走していただいたところであります。

 派遣先の自治体や道内に避難をされた方々からは、様々な形で私どもに感謝の声が寄せられているところであり、私は道職員の皆さん方の頑張りがこうやって評価されたこと、大変嬉しく思っているところであり、改めて、関係した職員の方々に御礼を申し上げたいと思います。

 この1年、今申しました大震災にとどまらず、それ以外にも色んなことがありました。記録的な集中豪雨がありました。また、大型台風などにも見舞われました。道内では、交通機関の重大事故も残念ながら発生をいたしました。

また、目まぐるしく変化するグローバル社会の中での急激な円高の進行やTPP問題などもありました。こうした中、我が国全体が揺れ動き、そして北海道にも大きな影響があったと考えております。

  まさに、「歴史的な危機」と言っても過言ではない今、私といたしましては、道民の皆様方の暮らしを守るために、道職員の皆様方とともに、しっかりと取組を進めていかなければならない、このような思いを改めて強くいたしているところであります。

 一方で、私たちを勇気づけてくれる明るい話題もありました。その一つに挙げられるのが、4年ぶりになります天皇陛下のご来道ではなかったかと思います。皇后陛下にお越し頂けなかったこと、これは誠に残念でございましたが、度重なる被災地ご訪問で大変お疲れとも思う中、行幸を賜ったこと、そして、ご訪問先では、多くの方々に温かいお心遣いやお言葉を賜ったところであり、私ども道民は深い感動を感じた次第であります。

 そしてまた、先日、北海道新幹線の札幌延伸に向けた政府の方針決定ということがございました。北海道新幹線の札幌延伸ももう一歩というところまで来たところであります。また一方、北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区の指定という朗報が我々にもたらされたところでございます。震災以降、多くの道民が不安や重苦しさを感じる中、未来への大きな希望とつながる、こういったことも私はしっかりと受け止めていきたい、このように考えています。

 また、コンサドーレ札幌のJ1復帰や、なでしこジャパンをはじめ、どさんこアスリートの活躍にも、私たちは大きな元気をもらった、このように思います。来年も、スポーツ王国北海道が一層パワーアップすることを心から期待をしています。

今年はまた、私自身にとっても、3期目のスタートを切ることができた年でもありました。世界に誇れる「北海道価値」を活かし、子どもたちの未来のため、何としても北海道をもっと元気にしたい、そんな思いで3期目に臨んだところであり、先ずは、成長著しい東アジアへのトップセールスに努めたところであります。

 5月には、上海・北京に参りました。観光客を戻していただきたいと、風評被害対策に参りました。10月には、タンチョウのお供をして台湾に参りました。そして、今月は、北海道上海事務所の開設のために上海を訪問させていただきました。

 また、道内では、アジア旅番組国際グランプリの開催や中国黒竜江省や韓国慶尚南道、ソウル特別市との友好交流事業を実施をし、それぞれの機会を通じて、北海道への期待がいかに大きいかを改めて実感をさせていただきました。

 また、道政全般について振りかえりますと、当面の最重要優先課題として、東日本大震災への対応に全力を傾けるとともに、今後4年間重点的に進めようとする政策に着手できたのではないかと考えております。

 先ずは、「経済・雇用対策」であります。喫緊の課題である若者の就業促進や中高年の方々の再就職支援、地域雇用を支える中小企業の方々への支援強化など、切れ目のない雇用、そして中小企業対策を実施をいたしております。

 また、TPPへの対応をはじめ、農林水産業の基盤強化や食クラスターなど食産業立国の取組、環境・エネルギー関連分野の新たなビジネスモデルづくりなどに向けた施策を推進をしてまいりました。

 「安全・安心の社会づくり」にも力を入れてまいりました。三次医療圏ごとの「地域医療再生計画」の策定をはじめ、「赤ちゃんのほっとステーション」事業や学力向上に向けた事業の展開など、子育てや学びの環境づくり、あるいは、暴力団排除のための体制整備などを推進をさせていただきました。

 また、「環境・文化づくり」では、エゾシカ対策の強化や「ガイア・NEXTプロジェクト」の推進、アイヌ文化の振興や理解促進に向けた取組、さらには北の縄文遺跡群の世界遺産登録に向けた取組なども進めてまいりました。

 そして、地域に徹底してこだわりたいという思いから、各振興局を「地域づくりの拠点」と位置づけ、地域の主体的な活動を支援するためのきめ細かな取組を展開をさせていただきました。

 こうした中、道財政は引き続き極めて厳しい環境にあり、保健福祉関係経費の増大など、これまでの収支見通しを修正せざるを得なくなったところであります。

文字どおり苦渋の選択でありますが、皆さん方道職員の方々に対し、給与の独自縮減措置の継続をお願いをさせていただいているところであります。

 職員の皆さんやご家族の生活を守る立場にある知事として、大変申し訳ない、このように思っているところであります。

道が、今後も、道民の皆様方の生活を守り、未来に向けて地域を発展させていくという責務を果たしていくためには、財政健全化団体への転落を何としても避けなければならない、改めて、皆さん方のご理解とご協力を重ねてお願いをする次第であります。

職員の皆さんには、道政の様々な局面で本当に頑張っていただきました。それぞれの振興局の特色を生かした地域の魅力発信、原子力安全対策や地域の防災対策、そして地域の暮らしに欠かせない医師確保対策、農山漁村の生産現場での地道な技術普及活動、HACをはじめ空港港湾など交通、物流分野の課題への対応などなどあります。数え切れないほどのこういった様々な課題、様々な分野、こういった課題解決に向けて、重要な役割をそれぞれの部局に果たしていただいたと考えているところであります。

 また、道税の徴収業務や、金融・労働、生活保護の相談業務など、日々住民の皆様方と接しておられる「道政の最前線」では、大変なご労苦を掛けていると、このように考えているところであります。皆様方に、改めて感謝を申し上げます。

 この年末年始の休み、お休みを取ることのできる道職員の方。あるいは、最前線でそれが叶わず、交替でこの年末年始も現場で頑張っていただく方々。色々な方々がいらっしゃると思います。本当にご苦労さまであります。そして、お休みを取ることのできる皆様方におかれては、束の間の休みとなりますが、ぜひ来年に向けて、鋭気を養っていただきたいと思っています。

 今年は、何といっても特別な年でありました。先程来、そのことを申し上げてまいりました。突然に尊い命を奪われた多くの方々や、今なおご不自由な暮らしを送っておられる方々に思いを馳せながら、来年が、真の意味で、日本国にとって、そして我々の北海道にとって、「より良い年」となることを、職員の皆さん方と共に祈り、そしてそのために努力をしていきたいと考える次第であります。

強い気概を持って、直面する困難を乗り切るその気持ち、それが未来への確かな道筋を拓いていくものと私は確信をいたしているところであります。

来年もぜひ皆様方と力を併せて、しっかりこの道政をやってまいりたいと思います。一年間、誠にお疲れさまでございました。心からの感謝と、そして来年に向けての皆様方へのお願いを申し上げ、知事からの、私の年末のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

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