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最終更新日:2011年4月15日(金)

平成22年 職員に向けた仕事納めのあいさつ

平成22年12月28日(火)

知事会議室

 

高橋でございます。職員の皆さん、今年1年、誠にお疲れ様でございました。平成22年の仕事納めにあたり、お話させていただきたいと思います。

 今年は、私にとりましては、2期目の仕上げとなる節目の年でございました。6月には少し体調を崩しまして、皆さん方にも、ご心配、ご負担をお掛けをしたところでありますが、皆さん方のお力をいただきまして、その後も全力で仕事ができたこと、本当に嬉しく、心から感謝をしているところでございます。

 振り返りますと、政権交代以降、政治や行政のあり方が大きく様変わりし、道政運営も厳しい舵取りとなったところでありますが、本道が置かれた厳しい状況を打開するため、皆さんとともに、必死に取り組んできたと考えております。

 とりわけ、国の22年度予算で、農業農村整備事業をはじめとする公共事業予算が大幅にカットされまして、厳しい道財政の中ではありましたけれども、緊急対策として道の単独事業を実施するとともに、オール北海道で、国に対し、強力に働き掛けを行ってまいりました結果、補正予算と合わせますと、この基盤整備予算も何とか前年比8割程度までカバーできるところまで来たところでございます。

  つい先週末、23年度の国の予算額、政府案が閣議決定されたところでありますが、これを見ますと、全国的に大変厳しい状況の中でありますが、一定程度北海道の役割ということが理解されたわけでありまして、また、一括交付金化における北海道特例、そして北海道局の維持、こんなことが図られたと、正直ホッといたしているところでございます。

 また、今年の後半に入りまして、国のTPP参加を巡る動きであるとか、また、これまで無かったこととして、ロシア大統領の国後島訪問という、本道にとっても極めて大きな問題に直面したと、このようにも振り返るところであります。とりわけ、関税を原則ゼロとするというTPPがそのまま現実のものとなりますと、農業、水産業はもとより、北海道の地域経済にも深刻な影響が出ると、このようにも考えているところでありますので、これらの問題、本道への甚大な影響が強く懸念されるため、関係者の皆様方とともに、政府に対し再三に亘る要請を実施をしてまいったところでございます。年明け後も全力を傾けていかなければならない課題であると、このように考えているところであります。 

 一方、1年を通じて、私たちを元気づけてくれる明るい話題も今年はございました。まず、真っ先に思い浮かびますのは、鈴木章北海道大学名誉教授のノーベル化学賞受賞でございます。先の授賞式での鈴木先生の晴れやかなお姿、拝見をいたしました。多くの道民の皆さんが大きな誇りを感じられたのではないかと、このように思うところであります。

 この他にも、全国の北海道物産展や道産品アンテナショップの盛況ぶり、あるいは9月に、暑い中ではありましたが、上海万博における北海道の高い人気、あるいは、北海道米新エースのゆめぴりかの全国デビュー、環境配慮型データセンターの建設決定など、北海道の明日につながる明るい力強い動きも見られた年でもあったかなと、そんなふうに思い起こしているところでございます。

 また、今年は、皆様方と力を合わせて、例年にも増して、世界への北海道発信に努力をした年でもございました。5月には、日露の知事会議、それから経済交流のためにモスクワ、そして極東のウラジオストクに訪問をさせていただきました。また、9月には、上海万博や観光PRのため中国の広州、そして上海を訪問させていただきました。そして10月には、本道との友好交流協定締結のため韓国のソウル市を訪問をさせていただきました。また11月には、初めての試みとして北海道、アルバータ州、黒竜江省のトライアングルを核に多地域間交流ということも札幌で実施をさせていただきました。それぞれ、今後の国際的な交流促進や商機の手応えをつかむことができた、こんなふうに振り返っているところでございます。

 また、今年は、6月に札幌において、日本APEC貿易担当大臣会合を誘致をし、成功をさせていただきました。それから、5月には、千歳、苫小牧の2会場におきまして、日中韓環境大臣会合、これも誘致をさせていただき、開催をさせていただきました。オール北海道で、お客様をお迎えし、北海道ならではのおもてなし事業を通じて、様々な北海道価値の魅力を世界に大きくアピールすることができたのではないかと、こんなふうに振り返っているところであります。

 こうした様々な成果を得ることができましたのも、事前の準備や調整、また現場における様々なお仕事、本当に関係職員の皆さん方の頑張りがあったからこそ出来たことというふうに思っているところでありまして、改めて心から感謝を申し上げる次第でございます。

 道政を振り返ってみますと、特に、最優先課題に位置づけ、取組を展開してきたのは、「経済・雇用対策」であったなと、こんなふうに振り返るところであります。

 厳しい道内の雇用情勢を踏まえまして、国の数次に亘る緊急雇用対策に呼応し、道独自の「緊急総合対策」を策定し、切れ目のない雇用対策などを実施してまいりました。

 また、本道の成長力強化に向け、オール北海道で、いろんな方々のご協力を得ながら、食や環境、エネルギー、観光など7つの分野で、「北海道モデル」の取組を推進してまいりました。

 「暮らしの安全・安心」にも力を入れた1年でありました。総合内科医養成研修センターの指定であるとか、指導医の地域派遣の整備など医療の充実を行いました。また、高齢者や障害のある方が安心できる環境づくり、そして暴力団排除推進条例の制定など、安全・安心の地域づくりを推進させていただきました。

 「環境対策」では、カーボン・アクション・フォーラムの設立など、地球温暖化防止対策の加速を行いました。一村一炭素おとし事業など省エネ・新エネの導入促進、知床モデル・知床ルールの普及促進など、環境調和型社会の形成に向けた取組も推進させていただきました。

 また、今年は、北海道らしい地域主権の実現に向け、これまで進めてまいりました「道庁改革」をさらに前進させた年でもありました。

 4月からは、新たな総合振興局・振興局体制がスタートいたしましたし、また22の道立試験研究機関を単一の法人とする道立総合研究機構を設立させていただくなど、これまでにない道組織の大きな改革を実施をさせていただきました。また、道から市町村への権限移譲の一層の推進であるとか、広域的な地域づくりへの支援、市町村への道職員の派遣の拡充など、市町村の皆さん方との連携強化に力を入れるとともに、地域主権の実現に向け、国に対し、道の主張を積極的に発信させていただいたところであります。

 また、将来の世代に少しでも負担を残さないように、未来の子どもたちのために、皆さん方のご理解をいただきながら、さらなる行財政改革の着実な推進、このことにも努めてまいったところであります。

 このように、新しい時代にふさわしい道庁づくりに向け、職員の皆さん方とともに、汗を流した1年だったと、このように実感をいたしているところであります。

 このほかにも、いろいろな事、職員の方々の、本当に道政の様々な局面での粉骨砕身頑張っていただいたこともございます。

 北方領土対策のさらなる推進、HACや新幹線、新千歳空港活性化など交通分野の課題への対応、エゾシカ被害防止対策の推進、障がい者条例の本格施行に伴う地域生活への移行促進、食のクラスター展開に向けた取組、ホッカイドウ競馬の改革に向けた取組、麦チェンや酒チェン、赤れんがハチプロの推進、それから、道産水産物の消費拡大に向けた取組、重要港湾の選定に向けた取組、北海道植樹祭の開催などなど、数え上げればきりがない位、多くの仕事を皆様方とともに、そして皆様方に頑張っていただいた、一つひとつ、私にとっても思い出深い、印象であります。

 また、道税の徴収業務や、金融・労働、生活保護の相談業務など、日々住民の皆さんと接する道政の最先端の職場においては、本当に、皆さん方に、誠心誠意、ご努力をいただいていること、心から感謝を申し上げる次第でございます。

 今年は、振り返りますと、これまで以上に、地域を、道内各地を訪問させていただいたというふうに思っているところでありますが、様々な機会に、市町村や住民の多くの皆様方から、この4月に各振興局に設置され、地域のために意欲的に汗を流しておられる、各振興局の特命スタッフをはじめ振興局の皆さん方の奮闘ぶりや、道から市町村に派遣されている職員の皆さん方の頑張り、こういったことに感謝をいただいたことも大変嬉しく思っているところでございます。

 先日、この道から市町村に派遣されている職員の方々と、一部の方々ですが、お集まりをいただいて、お話をさせていただきましたが、いろいろな現場でのご努力、壮瞥町でジオパークの大会に向けての準備をしておられるというお話、また上ノ国町でナマコ種苗生産の技術指導、またナマコ栽培の漁業の支援の取組などをしておられるとか、本当に多様な仕事を道庁におけるノウハウを活用しながらやっておられる、それを市町村の方々からも感謝をされている、知事として本当に嬉しく思った次第でございます。

 また、今年の4月に、宮崎県で発生した口蹄疫、これに際しましては、早速、家畜保健衛生所の皆さんに現地宮崎県に飛んでいただき、現地の支援に努めてもらったところでありますが、日頃の地域での頑張りにも勝る活躍に、現地では「本当に頼りになった」と心から感謝をされたと伺っているところでありまして、このことも道知事として大変嬉しく思うところであります。

 また、道立総合研究機構では、日々幅広い領域における研究開発や、技術支援に日々ご尽力をいただいているところであり、鈴木北大名誉教授のノーベル賞受賞等で改めてその重要性が認識されております科学技術振興の面で、今後の皆さん方のご努力ということに大きな期待を寄せているところであります。

 今年は、集中豪雨や暴風など各地で自然災害も発生をいたしました。災害の最前線で対応された皆さんには、本当にご労苦をいただきました。改めて感謝を申し上げます。

 しかしながら、ご案内のとおり、一連の対応の中には、道民の皆様方の信頼を損ない、深く反省すべき点があったことも事実であります。このことは職員の方々も肝に銘じていただきたいと、このように思う次第であります。危機対応には、常に組織内での情報共有とフィードバックを行うなど、しっかりとした反省の上に立った不断の取組が不可欠であります。このことを常に心がけていただきたいと考えるところであります。

 北海道は今、将来に向けた重要な節目の時だと実感をいたしているところでありますが、それぞれの地域での皆さんの懸命な働きが、課題解決や活性化につながっていると思うわけであります。本当にご苦労様。心から感謝をしているところであります。

 そろそろ、締めの段階に入りたいと思いますが、今年もこういう形で終わりましたけれども、来年もまだまだ課題は目白押しであります。仕事始めから、新生北海道づくりも、また道庁改革も待ったなしの状況であります。そうした中で、この年末年始の休みは、多くの道職員の方々にとっては束の間の休みとなるわけでありますが、是非来年に向けての鋭気をしっかりと養っていただきたいと思います。また、他方、お休み返上で頑張っておられる業務の方々、警察職員の方々、教育現場の方々をはじめ、最前線の業務で、年末年始に関係なく、それに従事しておられる方々には、本当にご苦労様でございます。代わりに十分な休養をとっていただければと、このように思う次第であります。

 今年は、これから3日でありますが、交通死亡事故ワースト1の回避、このことに向けて、道内心を改めて一つにしなければならない段階に差し掛かっていると思います。大変厳しい状況にございます。しかしながら、痛ましい交通事故の被害者を一人でも減らせるよう、我々一丸となって、全力を挙げていかなければなりませんし、また同時に、職員一人ひとりも、年末年始、マイカーに乗る機会も多くなるかと思いますけれども、是非交通安全には心がけていただきたいと思います。絶対に飲酒運転などはしていただきたくない、当たり前のことでありますが、改めてお願いをする次第であります。

 来年の干支はウサギであります。ウサギの特徴は大きな耳と優れた脚力、飛び跳ねる力であります。そして、後ろに返らず前に進む、縁起の良い動物とされているように、前へ前へと進んでいくということ、これが重要だと思います。

 来年は、このウサギにあやかって、日々、私たちも耳を大きくして、様々な情報を素早くキャッチしながら、北海道の新しい未来に向けて、バネを効かせて大きく前進する、そういった年にしてまいりたいと考えているところであります。

 新しい北海道の未来を創り出すために、未来の子どもたちのために、来年も一緒に頑張っていただきたいと思います。

 また、皆さん方と、来年、元気な姿でお会いをしたいと思います。本当に1年間お疲れ様でございました。職員の方々、お一人お一人にとって、来年が良い年になりますように、心から祈念をして、私のお話とさせていただきます。

 ありがとうございました。