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最終更新日:2008年4月01日(火)

平成20年度スタート 職員に向けたメッセージ

                                               平成20年4月1日(火)
                                                    テレビ会議室

 皆さん、こんにちは。高橋はるみでございます。
 今日から、新たな体制で、平成20年度がスタートいたしました。
 この度の人事異動によりまして、新しい職場で仕事をされる方、そして、新たに道職員として仲間入をされた新規採用者の皆さん、一日も早く仕事や職場の雰囲気に慣れていただきたいと思います。
 新年度のスタートという節目に当たりまして、少々、お時間を頂戴して、お話をさせていただきたいと思います。

 まず、新年度の初めではありますが、私、最初に申し上げなければならないのは、「綱紀の粛正」ということであります。
 昨年来、函館、そして旭川、幹部職員を含めて、道職員の相次ぐ逮捕がありました。またこれに続きまして、利害関係者との飲食など、倫理条例等に違反する事案の発生もございました。さらには、障害者手帳の給付に絡む道職員の不手際の発覚等、色々なことがここに至る間、あったところであります。
 このようなことが続いたことは、私は道政を預かる身として、大変に残念な思いであります。
 職員の皆さんには、是非、この度の一連の事態を重く受け止めて、道民全体の奉仕者であるという意識をしっかりと持って、一人ひとり自らの襟を正して行動するよう、改めて強くお願いを申し上げたいと思います。

 さて、北海道は今、人口減少や高齢化の進行、道を含め、自治体財政の悪化、さらには、世界的な資源・エネルギー問題の顕在化などを背景に、地域経済や暮らし、環境といった様々な面で、大きな変革が求められております。
 こうした中、私たちは、時代の潮流や北海道の実情を踏まえながら、直面する課題への対応はもとより、将来に向けた北海道づくりを着実に進めていかなければなりません。
 特に、広大な北海道は、多様な特徴や魅力を有する地域の集合体であります。それぞれの地域が、それぞれの個性を十分に発揮をして、元気になっていかなければ、夢と希望に満ちた北海道の実現というものは困難であります。
 このような考え方に立って、今年度は、地域にしっかりと軸足を置き、「経済」、「暮らし」、「環境」といった3つの切り口から、地域産業力の強化や、安心して暮らせる地域づくり、そして、環境と調和する社会の創造に向けた取組など、北海道全体を元気にする道政の展開に努めてまいる考えであります。
 また、庁内の組織機構の見直しにおきましても、地域からの政策提案等を一元的に受け止める「地域づくり支援局」を新設するなどしまして、地域の活性化に向けて、全庁をあげて取り組んでまいりたいと考えております。
 私自身も、今まで以上に地域にお邪魔をして、多くの皆様方とお会いをして、様々なご意見を伺いながら、地域の声を道政に反映するということを続けてまいりたいと考えております。
 支庁をはじめとした出先機関の皆さんには、地域の皆様方へのタイムリーな道政発信に加えまして、地域の実情を的確に把握をし、我々に対して情報提供をお願いをしたいと考えております。
 私も、地域にお邪魔する際には、職員の皆さんとできる限りお話しをする機会を設けまして、現場の第一線で働いている皆さん方のお考えや気持ち、そして地域の動きを直接、お伺いをしてまいりたいと考えております。その際には、よろしくお願いをいたします。

 今、お話しをいたしましたように、活力と潤いのある地域づくりを進め、そして、元気な北海道を築き上げていくためには、その推進役となる、道庁自身の基盤を強固なものとしていかなければなりません。
 このため、皆さんも、ご承知のとおり、「新たな行財政改革の取組み」を改訂をいたしまして、道民の皆様の暮らしや経済活動への影響を十分に考慮しながら、組織機構や事務事業、さらには、歳入・歳出全般にわたる聖域なき見直しを進めることといたしたところであります。
 私といたしましては、希望に満ちた北海道を未来に引き継いでいくためには、この行財政改革は、何としても、成し遂げていかなければならないと考えております。
 職員の皆さんにも、つらいお願いをしているところでありますが、ぜひご理解、ご協力をお願い申し上げたいと思います。

 さて、この北海道が、世界中から注目される「北海道洞爺湖サミット」の開催が、いよいよ迫ってまいりました。
 機会あるごとに申し上げておりますが、この北海道におきますサミットの開催は、本道の恵まれた自然環境をはじめ、食や観光、文化といったあらゆる面で、「北海道の価値」を高めていく、大きな機会になるものと考えております。
 この絶好のチャンスを活かして、食と観光のブランド化などによります経済の活性化、あるいは、道民の皆様の環境に対する意識が高まり、新たな行動が生まれてくるような取組を進めてまいりたいと考えております。
 また、この北海道に世界の23の国の首脳が初めて来られます。この北海道にこういった世界の首脳が集って、地球規模での環境問題、あるいはアフリカ支援の問題など、様々な重要課題が議論されるということ、このことは、次の時代を担う北海道の子どもたちの心に、しっかりと刻まれ、そして国際社会に生きる自覚や、ふるさとを誇りに思う気持ちが生まれる、そんなサミットになることを心から期待をし、そのために努力をしていきたいと考えております。
 開催まで、あと99日となった一昨日、3月30日には、全道各地、それぞれの支庁ごとに、趣向を凝らした「ガイアナイト」のイベントが開催をされました。
 実は、これは、私からお願いをして、各支庁にそれぞれアイディアを出していただいて、イベントをやっていただくことにしたわけでありますが、私自身は、十勝管内、帯広に行こうというふうに思っておりましたが、身内に不幸があって欠席させていただいて、とっても残念でありました。参加した山本副知事からは、報告を受けているところであります。
 その「ガイアナイト」に職員の方々も参加された方も多いと思うわけでありますが、もともとのアイディアは、倉本聰さんからいただきました。電気を消してローソクの柔らかな光の中で、北海道の、そして世界の、地球の環境問題を、ひととき考えようということであります。道内外の方々に対して、北海道の環境に対する思いというものを、しっかりと発信できたのかな、というふうに思っているところでございます。
 それぞれの地域で、この準備、そして実行に当たられた職員の方々、本当に、ご苦労様でした。
 こうした取組を通じまして、市町村や、民間の方々、さらには、道民の皆様方が一つになって、サミット開催に向けた北海道全体の気運を盛り上げていただいたのではないか。これからもその気持ちをさらに盛り上げていかなければならない。ご協力をお願い申し上げたいと思います。
 また、各国から、お越しいただいた方々に、「北海道は、素晴らしい」、「今度は、ゆっくりと北海道を訪れてみたい」と思っていただけるように、開催地としての準備を加速化し、万全の体制でサミット開催を迎えたく、改めて、職員の皆さん方のご協力を心からお願いをする次第でございます。

 以上、綱紀粛正、それから道政の方向性、そしてサミットの開催など、色々、お話をしてまいりました。本道を取り巻く環境が、大変厳しい状況にある中、職員の皆さん方には、決して萎縮せずに、常に前向きに行動していただきたいということを、改めて強くお願いを申し上げたいと思います。
 職員の皆さん一人ひとりが、北海道の将来をしっかりと見据え、それぞれの分野から、変革すべきものは、勇気と英断を持って大胆に変え、必要なものにはスピード感を持って対応していくという「攻め」の姿勢を持って、仕事に取り組んでいただきたいと思います。
 今、道民の皆様が何を求め、そしてそれに対応して我々道職員が、何をできるのか、何をしなければならないのか、こういったことを考え、そして何よりも重要なのは、主体性を持ってそれを実行に移すということではないかと、私は考えております。
 今、中央では、そしてマスコミ各社では道路特定財源をどうするのか、それを一般財源にするのか、しないのか、そういったことが話題になっているところでございます。
 このことは、「中央でやられていることであろう」と、「国は、穴が空いても全部埋めてくれるのであろう」と、そんなふうに思っておられる職員の方も多いと思います。私は今回のこの大騒動の中で、まずは国が、国会がこんなことをやっているかと、そのことを道民の一人として、国民の一人として、怒りを禁じ得ない。こうした思いを共感しておられる道職員の方も多いと思います。
 ただ、我々、道政を預かる、道職員、道庁マン、あるいは道庁ウーマンとして、このことの教訓は、私は色々あるのではないかと思っているところであります。
 そのことの一つがまさに地域主権。我々自身が道政のために、何をやらなければならないか、主体的に考え、行動し、発信をしていくということの重要性ではないかと、思うわけであります。
 ともすれば、それぞれの職場の中で、「国はどうするのかな」、「国の状況を踏まえて行動する」、そういったことが道職員の方々の現場で、今でもたくさん(あると思います)。
 もちろん国を活用し、国の意向を踏まえてやらなければならない、国と連携をして対応して行く仕事もたくさんある。それは事実であります。
 しかし、我々は、道政については誰よりも責任を持って仕事をやっていかなければならない。そのことを今回の道路特定財源の騒動の中で、私自身強く認識をいたしましたし、また同じような意識を道の幹部職員、そして一般の職員の方々お一人おひとりが強く持って、「これからの道政を支えていくのは、我々一人ひとりなんだ」、そういった気持ちの中で、新年度を迎え、改めてこの1年しっかりと仕事をしていただきたいと、このように思う次第であります。

 こういった、道路特定財源の問題をはじめとして、今、北海道は様々な面で、大変に厳しい状況にあるのは事実であります。しかし、私は、他の地域との比較において、一番明るい未来に向けて、潜在的な可能性を持っている地域が北海道であると確信をいたしております。
 そして、その未来を現実のものにできるかどうか、それは職員の皆さん一人ひとりの、北海道に対する熱い思い、知恵と工夫、そして行動力にかかっていると思っております。
 もちろん、その先頭に立って、私自身も、誠心誠意、一生懸命頑張ってまいりますのは当然のことであります。
 最後になりますが、年度もかわり、新しい職場へとけ込んで、そして異動、赴任にともなう色々なご苦労の中で、心身ともに色々疲労もたまる時期かと思います。皆さん心身ともに健康で、そしてそれぞれの職場で、これから20年度新たな気持ちで、ご活躍されることを心から祈念して、私の、新年度のスタートに当たっての、お話とさせていただきます。これから1年間一緒に頑張ってまいりましょう。
 どうも、ありがとうございました。