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最終更新日:2006年2月21日(火)


平成19年仕事納めのあいさつ



 

平成19年 職員に向けた仕事納めのあいさつ
平成19年12月28日(金)
知事会議室
仕事納め

 職員の皆様方、今年1年、誠にご苦労さまでございました。
 平成19年、今日こうやって「仕事納め」の日になりました。

 この1年を振り返ってみますと、今年もまた、大変に色々なことがあったと思います。
 北海道の「食」のブランドを根底から揺るがす大変残念な事件が発生をいたしました。そして、このことが、全国各地に広がり、食の偽装表示などが全国のいろいろな所で明らかとなるなど、食の安全・安心に対する全国の消費者の皆様方の不信感が高まった年であったと考えております。


 また、地域における医師不足や、北国の生活を支える原油価格の高騰など、道民の皆様方の暮らしに大きな影響を及ぼす課題も生じてまいりました。
 こういった中で、道といたしましては、これまでも、食の信頼回復や道民の皆様方の暮らしを守るため、職員一丸となって、関係団体・機関と連携を図りながら取り組んできたところであり、引き続き、年明け以降も、全力をあげていかなければならないと実感をいたしております。
 加えて、収賄や、公正な入札を妨害したとして、道職員が相次いで逮捕されるという、道政を預かる知事として大変残念な出来事もあった年でありました。
  行財政改革を進めている中で、道民の皆様方の信頼を損なう事件が起きたことは、誠に残念であり、遺憾の極みであります。
 職員一人ひとりが、今回の事態を重く受け止め、道民の皆様方の信頼回復に向けて、今一度、公務員倫理を確認をし、しっかりと行動をしていただきたいと思います。

 こうした中で、私たちを元気づけてくれるいくつかの明るい話題もありました。
 真っ先に思い浮かぶのは、昨年に引き続き、スポーツの面での本道関係者の活躍でした。
 選手それぞれが「自分の力を信じる」という信念を貫き通して、パ・リーグの連覇を果たしてくれた北海道日本ハムファイターズ。
 終盤、とっても苦しみながらも、6年振りに道民の願いを叶えて、J1昇格を決めてくれたコンサドーレ札幌。
 いじめられっ子から、これは本人が言っておられたから、そうだと思うんですが、世界チャンピオンになり、そして初防衛戦をクリアされ、日本中から注目された、道産子ボクサーの内藤選手。
 今年もスポーツが、子どもたちから、私たち大人に至るまで、北海道民の夢と感動、そして、元気をもたらしてくれました。
 また、このほかにも、「北海道洞爺湖サミット」の決定という本道の様々な魅力を世界中にアピールできる絶好の機会を得ることができたこと。
 天皇皇后両陛下をお招きし、ご臨席をいただき、多くの道民の皆様方とともに参加をしていただいた「全国植樹祭」の開催。
 自動車関連産業をはじめとした企業立地の活発化や、環境に優しい北海道らしい新エネルギーの利活用に向けた各地での取組など、明日の北海道につながる確かな歩みが見られた1年でもありました。


 


 私も、4月に、再び、道政を担わせていただくことになり、気持ちも新たに、道民の皆様方、そして職員の皆さんに支えられて、子どもたちが夢を描ける北海道づくりをめざし、再び道政運営に努めてきたところであります。
 本道が、暮らしや経済といった面で大きな転換期を迎える中、今年は、新しい総合計画の策定など、今後の北海道づくりに向けた指針を取りまとめるとともに、「自立」する北海道づくり、「包容力と絆」の回復、「地域」の再生といった3つの課題を政策の基本的な視点に掲げ、各般の取組を進めてきた1年であったとも考えております。
仕事納め

 

 1つ目の「自立」する北海道、この北海道づくりでは、民間主導の自立型経済構造への転換と、厚みと広がりのある産業構造の構築に向けて、全ての産業分野を対象とする「北海道経済活性化戦略ビジョン」、あるいは「北海道産業振興条例」の策定・制定をいたしたところであります。
 また、具体的な動きとして、これまで民間の方々と一体となって進めてきた自動車関連企業の誘致活動が、アイシン北海道の操業開始、あるいはデンソーエレクトロニクスの立地表明などに結びついたところであり 今後は、地元企業の積極的な参入など、その波及効果に期待をしていかなければなりません。北海道の強みである「食」の分野では、北海道米について、農業関係者の皆さんの努力が実を結び、その美味しさが道内外で認められ、道内での食率も、7割を超える勢いになっているところであります。
 一方、「自立」する北海道に欠かせない地域主権の確立では、「北海道道州制特区推進条例」を制定をし、道民の皆様方からの幅広いご意見をもとに、今後の取組を進める仕組みを構築するとともに、「地域医療の確保」、「食や暮らしの安全・安心の確保」といった、私たち道民生活に関わりの深い緊急提案を、国に対して行わせていただいたところであります。


 次に2つ目の「包容力と絆」の回復についてでありますが、 喫緊の課題となっております地域医療の充実・確保に向けて、医育大学や行政関係機関・団体が一体となって、総合的な取組を推進できるよう、北海道医療対策協議会、医対協の充実を図るなど、その体制づくりに努めてきたところであります。また、秋には、北海道立子ども総合医療・療育センター、愛称、コドモックルとつけてもらいましたが、これを開設したほか、小児科医療の重点化計画の策定や産科医療体制の再構築に向けて、周産期医療システムの整備計画の改定を行うなど、安心して生み育てることができる環境づくりを進めてきたところであります。
 さらに、民間企業の方々とも協働していくという観点からは、環境保護活動に関する企業との協定や、企業と市町村とのタイアップによる森林づくりはもとより、本庁・支庁と民間企業とが、複数の政策分野にわたり協力関係を結ぶ包括連携協定の締結など、着実な前進と広がりが見られてきているところであります。


 

仕事納め  3つ目の「地域の再生」についてでありますが、市町村との密接な連携・協働のもと、地域の特性や資源を活かした魅力ある地域づくりを進めていくため、新たに、「地域づくり推進会議」を開催をし、道政に反映させる仕組みを構築するとともに、地域が抱える様々な課題の是正に向けて、「地域再生チャレンジ交付金」を創設し、市町村の皆さんが住民の方々と協働して、地域ぐるみで取り組む地域の課題解決や活性化をめざすプロジェクトをモデル的に支援をしたところであります。


 一方、環境面では、一次産業団体との「不法投棄等撲滅協定」の締結やバイオエタノール生産に向けた大規模実証の取組がスタートしたほか、木質バイオマスエネルギーの利用に向けた動きも活発化しているところであります。
 今、申し上げたのは、ほんの一例であり、それぞれの分野で、そして、地域の第一線で頑張ってこられた皆さん方、職員お一人お一人のお仕事は、必ずや明日の北海道につながるものと確信をいたしているところであります。
 それぞれのお仕事に知恵を絞り、汗をかかれた職員の皆さんに、改めて知事として、感謝を申し上げたいと思います。

 一方、道財政でありますが、さらに厳しさを増しており、今後とも、この道庁が、道民の皆様方の期待に応えられる仕事をしていくためには、真に持続可能な行財政構造の確立が不可欠であり、11月に、『「新たな行財政改革の取組み」の見直しの方向性』を取りまとめたところであります。
 あらゆる施策について、聖域なき見直しを行うとともに、給与縮減に関しても、改めて給与の独自縮減を講じなければならない状況となり、私としては、職員、そしてご家族の皆さん方の生活を守る立場にある知事として、大変申し訳なく思っているところであります。
 改めて、皆さん方のご理解とご協力を重ねてお願いを申し上げたいと思います。


 また、こうした厳しい道財政にあっても、道政の展開に当たっては、決して、「縮み志向」、「縮小志向」に陥ることなく、北海道の将来をしっかりと見据え、伸ばすべきものは伸ばし、変革するものは大胆に変えていくという「攻め」の姿勢、そして、地域重視の視点に立ったきめ細かな取組をしっかりと道庁が先頭に立って進めていかなければならないと考えております。
 何と言っても、北海道の元気の源は、それぞれの地域の活力、そしてパワーであります。個性と魅力にあふれるすべての市町村が、それぞれに輝き、そして未来に向けて希望を持てば、持続する北海道の実現というのは、私は可能であり、そしてこのことを実現をしていかなければならないと思っているところであります。
 私から、これまで何度も申し上げておりますが、私たち道庁マン、道庁ウーマンの仕事にあたっての基本的なスタンスは「現場主義」であります。
 地域が活力を取り戻し、輝いていくための答えは、まさに地域の中にあります。
 私自身も、「まちかど対話」や、それから2期目から始めさせていただいた「地域づくり推進会議」、あるいは、様々な全道各地で行われる行事への参加などを通じて、多くの地域を訪問させていただき、そこに住む皆様方の思いや意見、あるいは、地域ならではの知恵や工夫といったものをお伺いをする中で、道政に反映すべき貴重な政策シーズやヒントをいただいているところであります。
 職員の皆さん方も、是非、今、地域が何を求め、何を必要としているか、といった地域の声に改めて耳を澄まし、その声に、しっかりと応えていただきたいと思います。


 来年も、まったなしの課題が目白押しであります。まずは、私たち自身が、一人の道民であるという当たり前の認識に立って、それぞれが、今年の仕事ぶりについて、この1年を振り返っていただきたいと思います。
 今年は「亥年」でありましたが、商取引の世界では、「亥固まる」ということで、私といたしましては、先程来申し上げましたように、この1年は、北海道の将来に向けた新たな大きな指針を取りまとめた年でありました。支庁制度改革や行財政改革の取組など、引き続き、道民の皆様方と議論を重ねていくべきものがたくさんありますが、来年は、こうした大きな方向性などを踏まえ、「行動」の1年としたいと考えております。
 来年は子年であります。商取引の格言では、「子年」は、「繁栄」となっているようでありますが、是非、きめ細やかな仕事を通じて、北海道の繁栄に結びつく取組を皆さん方と一緒になって進めてまいりたいと考えております。

仕事納め

 本当に今年1年ありがとうございました。皆様方、本当にひとときの休息の時であります。
  年末年始、忙しい思いをされた皆様方、是非、ご家族、ご親戚、知人の方々とゆっくりと過ごしていただき、来年に向けてしっかりとリフレッシュをし、エネルギーを充填をしていただきたいと思います。
  「忙しい」という字を思い出してください。心を亡くすという字を書く訳でありますが、皆さん方には、この短い間でありますが、お休みを通じて、北海道を思う気持ち、即ち心を新たにしていただければと考えております。
 私自身もそのようにしたいと思っております。

 今年も残すところあと3日となりました。交通事故死ワースト1返上については大変微妙な状況であります。是非、3年連続のワーストワン返上に向けて、交通ルールの遵守に努めて、事故を起こすことのないよう、くれぐれもご注意をお願いを申し上げたいと思います。
 皆様方、ゆっくりお休みいただいて、そして来年改めてお会いをしたいと思います。
 来るべき年が、皆様方にとって良い年でありますように、そして北海道にとって良い年でありますように心から、祈念をし、私の年末のご挨拶とさせていただきます。
 皆様方、元気でお過ごし下さい。またお会いしましょう。ありがとうございました。