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最終更新日:2011年3月25日(金)


平成18年度スタートのあいさつ




平成18年度スタート 職員に向けたメッセージ
平成18年4月3日(月)
TV会議室
  職員の皆さん、おはようございます。お仕事毎日ご苦労さまでございます。
 4月1日から新たな体制で平成18年度がスタートいたしました。
 この新年度の節目にあたりまして、少々お時間を頂戴し、私から少しお話しさせていただきたいと思います。
 今年度は、私の任期の最後の年度であり、道民の皆様方にお約束をした公約の総仕上げを図るという意味でも重要な年になります。この重要な年度を迎えるにあたりまして、道庁改革、新生北海道づくりを一層加速させるために、今回、思い切った組織機構の改正を行うとともに、知事部局全体で約3,300件の人事異動を行ったところでございます。
 待ったなしの行財政改革、道州制など地域主権の一層の推進、そして、最重要課題である経済の再建など、対応を急ぐべき課題は山積みでございますが、この新しい体制で様々な取組を加速していきたい、このように考えております。

 以前にも申し上げたと思いますが、組織というのはあくまでも「器」に過ぎないものであります。
 その組織が目的に向かって、情報を共有し機能的に動くかどうかは、その構成員である職員の皆さん方お一人おひとりの頑張りにかかってきている、そのように思っております。
 私自身、改めて皆さん方の先頭に立って、一緒になって、道庁改革、そして、新生北海道づくりに頑張っていこう、このように思っております。よろしくお願いをいたしします。
 時代は今まさに変化の時代だと思っております。更なるスピードで様々な変化が押し寄せております。
 こうした中で、ここ北海道を取り巻く状況も、経済のグローバル化、あるいは人口減少の進行、地方分権を巡る新たな情勢変化等によって一層激しく変化をしてきております。 これからはこうした変化に対応しながら、自由で弾力性のある発想や行動が今まで以上に求められていくと考えております。
  道庁職員としての「DNA」をも進化させなければならない、そうした時代であることを私たちは認識しなければなりません。
 とりわけ、いま道庁は皆さんのご協力のもと、「行財政改革」のスタートを切ったばかりであります。こういう時代だからこそ、知恵と行動力を最大限に発揮し、果敢にチャレンジしていくことが大切だと思います。
 これまでの歴史が教えてくれたように、変革期は新しい飛躍への絶好のチャンスの時でもあります。まさに「ピンチはチャンス」だということです。
 考えているばかりでは、物事は先に進みません。行動を起こすことによって、新たな局面が開けることもありますし、それがまた、思いがけない突破口になったりすることもあります。

 まずは行動することが大切であり、その結果失敗したとしても、その失敗から何かを学び取ることができるのであれば、「失敗」は次のステップへの大きな原動力になっていくと思います。
 失敗は財産と言われます。失敗することを恐れず、自分を解放して、思い切ってチャレンジすることが大切です。そして、私たち道庁自体もそういう組織でありたいと思います。
 ご覧になっていた方も多いかと思いますけれども、先日終わりましたワールド・ベースボール・クラッシクで、「王ジャパン」がどん底までいきました。そのどん底の状況から這い上がり、世界制覇を成し遂げたわけであります。こういった「王ジャパン」の底力というものは、失敗を恐れず、決して諦めないチャレンジ精神であると、このように思う次第であります。
 イチロー選手をはじめとする選手の皆さん方のひたむきなプレイから我々が学べきことは本当に多かったなと、このように思いました。
 いま時代の大きな転換期であります。だからこそ、北海道の未来、そして子ども達の未来のためにも、我々道職員一人ひとりのさらなるチャレンジが欠かせない、このように思います。
 もちろん、我々はこれまでも本当に様々な挑戦を続けてきました。
 とりわけ、今まさに正念場を迎えております「道州制特区法案」など、私たち北海道は、北海道らしい地域主権型社会の実現に向けて、職員の皆さんとともに、北海道の将来のための主張を道の内外に対して行ってきました。
 こうした挑戦の取組みをさらに加速していく必要があると思います。
 そうした中で、幸い、本道の活性化に向けた芽も生まれてきていると、私は思っております。
 例えば、アイシン精機の苫東進出やトヨタ北海道の第5工場の新設など、自動車関連企業の道内進出の動きが出てきております。また、道産品の輸出拡大や、世界に羽ばたく道内企業の増加、東アジアやオーストラリアからの観光客の増加など、「北海道ブランド」の確立の動きが出てきております。さらには、すきやき隊やブックスタートに取り組む市町村の増加、道内への移住の動き、NPO法人増加による民間活動の広がりなど、こういった例が見受けられるところでございます。
 道民の皆さん方の頑張りやこれまで進めてきた我々の取組の成果が、目に見える形で実を結んできていると思っているところであります。
 こうした時だからこそ、自らの足下を見つめ、北海道にはこんなに素晴らしい潜在力があるんだ、そして、北海道は様々な分野で我が国や世界に貢献することができるんだという自信を私たち道民が自覚し、この明るい気運を新しい北海道づくりへの「追い風」にしていくことが何よりも大切だと思います。
 先の道政執行方針演説でも申し上げたが、今年度の道政推進のテーマは、「三つの改革の加速と三つの挑戦」であります。
 是非とも「チェンジ&チャレンジ」すなわち、「変えるそして挑戦する」これを合い言葉に、皆さんと一緒に、失敗を恐れず、様々な取組に挑戦をしていきたいと思っております。

 最後になりますが、先日、道外のある方からこんな嬉しいお便りを頂戴いたしました。
 テレビで、水産物の残りかすや家畜の糞尿を肥料にする取組を道が行っていることをご覧になったようで、道の担当部署に電話されたそうでありますが、そうしたところ、大変丁寧に対応いただき、資料を送っていただいたということでありました。
 そして「今北海道は道州制を先進的に進めていっているようで、とっても羨ましい。ぜひ他の地域の鏡になるように頑張ってほしい」、そういった内容のお手紙でありました。
 本当に嬉しかったです。知事として鼻が高いと思いました。ちょっとした心配りや思いやりでも、相手の身になって取り組むことによって、地域の皆さんから喜んでいただけたり、感謝される、お役に立てる仕事になる、こういったことがまさにこの例でわかったところでございます。
 そうした思いやりの対応は、やはり「現場感覚」から生まれてくるものではないでしょうか。地域の思いや声を眼や耳だけではなく、「心」で聞く、そうした相手の立場に立つという姿勢から生まれてくるものだと私は思います。
  この場をお借りして、皆さんには改めて「現場感覚」そして「道民感覚」、こういったものを大切にして、行動してほしいと思います。このことを皆さん方に申し上げたいと思います。 役人が役所に座って待っているだけで意味がある時代は、国でも地方でも遠い昔に終わってしまいました。このことを肝に銘じていただきたいと思います。
   いま道財政はきわめて厳しい状況にありますが、道庁が萎縮してはなりません。多くの情報を持ち、これまで様々な経験を積んできた皆さんは「道庁の重要な財産」であります。
 そして皆さんの行動力は、新生北海道づくりへの「最大の事業費」でもあります。
 真実は常に現場にあります。現場が自分の職場という思いで、事あるごとに現場に出向き、道民の声や思いを「足」や「眼」で、そして「心」で聞き、それぞれの取組に活かしていってほしいと思います。
 そして、「夢を大きく持とう」ではありませんか。「内向き」「下向き」「後ろ向き」では何事も進みません。
 仕事のやり方を工夫しながら、どんなに小さなことでも自分なりの夢やイメージを持って取り組んでいくことが大切だと思います。
 とりわけ、人口減少の進展、あるいは国の改革の荒波など、北海道を取り巻く厳しい環境の中、北海道の可能性の扉を拓くためにも、「未来から今を見る」という視点で、夢を持って挑戦していくことが重要となっていくと思います。
 人は夢を持つことによって、さらに前に進むことができる、「夢」は、私たちの行動の大きな原動力となるものであるから。
 私も皆さんと一緒に、夢を持ちながら、前をしっかり向いて、明日の北海道に向けた、新たな一歩を大きく踏み出して行こうと思っています。
 終わりに、職員の皆さん方の引き続きのご支援、ご協力を改めてお願いをし、私の話を終えたいと思います。ありがとうございました。

   


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