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最終更新日:2014年7月29日(火)

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視覚障がい者向け広報「ほっかいどう」7月号


【もくじ】

  1. 特集:生物多様性を守るために
  2. お知らせ!赤れんが
  3. 耳より!総合振興局&振興局
  4. 節電・省エネへのご協力のお願い
  5. すくすく北のキッズ 

【もくじここまで】


【本文】


1 特集:生物多様性を守るために

◎豊かな自然環境を次の世代へ。

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 生物多様性の保全は、北海道の未来を育む取り組みです。私たちの周りには、さまざまな生きものが暮らしています。北海道の豊かな自然環境は、そうした多くの生命に支えられているのです。私たちの暮らしと密接な生物多様性について、一緒に考えてみませんか。

 

知事から読者の皆さんへのメッセージです。
 道民の財産である豊かな自然環境を大切に育みましょう。
北海道知事 高橋はるみ

 

 
●すべての生きものは、つながって生きています。
 皆さんは、「生物多様性」という言葉を聞いたことがありますか。地球に生命が誕生して以来、およそ40億年もの間、地球上の生きものはさまざまな環境の変化や生存競争をくぐり抜けて進化してきました。約500万年前に誕生した人類は、地球の長い歴史のほんの一部にすぎないのです。約3,000万種といわれる地球上の多様な生きものは、一つひとつに固有の歴史があり、それぞれが直接的あるいは間接的に支え合って生きています。生物多様性とは、このような「固有性」と「つながり」のことをいい、豊かな自然環境を守っていくうえで大切な考え方なのです。

●生物多様性による自然の恵みは、北海道の宝。
 生物多様性は、食料などの資源をもたらし、空気や水をきれいにし、気候を調整するなど、私たちの暮らしの基盤をつくっています。また、自然体験やレクリエーションの場、四季の美しい景観など、文化的価値という面でも大きな恩恵をもたらしてくれます。このような自然の恵みを「生態系サービス」といいます。日本でもとりわけ自然環境が豊かで、農林水産業の拠点でもある北海道は、こうした自然の恵みに支えられて成り立っています。北海道の生物多様性を守ることは、私たちの暮らしの基盤を守るだけでなく、地域の伝統や文化を大切にし、安全で豊かな生活を営んでいくうえで欠かせないことなのです。 

●いま、北海道の生物多様性を守らなければ。
 しかし、近年、北海道の生物多様性にも危機が迫っています。その原因の一つは、人間活動や開発によって生態系が破壊され、野生動植物の種の減少・絶滅が進んだこと。また、農林業被害などで社会問題となっているエゾシカの急増は、人間と自然との関係が変化したことが大きな原因とされています。一方で、もともと北海道にいない生きもの(外来種)を人間が持ち込んでしまったために、昔から北海道にいた生きもの(在来種)が影響を受け、地域の生態系が破壊されることもあります。さらに、地球温暖化による気候変動も、生きものの暮らしに変化をもたらし、生物多様性の保全に大きな影響を与えています。こうした危機から北海道を守るために、私たちはいま何をしなければならないのでしょうか。 

●全国初の条例により、取り組みを進めます。
 北海道の生物多様性の保全と持続可能な利用を進め、次の世代に引き継いでいくために、道はことし4月、全国に先がけて「北海道生物の多様性の保全等に関する条例」を制定しました。条例では、希少野生動植物の保護のほか、外来種による影響の防止、問題のある餌付け行為の防止などが示されています。道は、これらの取り組みを道民の皆さんと一緒に進め、次世代に誇れる北海道の豊かな自然環境を育んでいきます。 

 


一人ひとりの理解と行動が、自然環境を守ることにつながります。

生物多様性の保全に関する道の考え方と条例のポイント、地域で進められている取り組みについてご紹介します。
お問い合わせは道庁生物多様性保全課まで(電話)(011)204-5203

(1)絶滅の恐れのある北海道の生きものたち

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●希少な野生動植物を守ろう
  北海道には、本州以南では生息しない北方系の野生動物や北海道特有の自然環境でしか生育しない植物などが見られます。その中には、開発や乱獲、盗掘などさまざまな人間活動の影響や生息環境の悪化により、種の存続が危ぶまれている生きものもいます。こうした野生動植物の現状を把握し、今後の保護活動に役立てていくために、道は「北海道レッドデータブック」を作成しています。これは北海道内で絶滅の恐れのある野生動植物の情報を取りまとめたもので、ホームページで閲覧できます。地域で取り組む保護活動などにご活用ください。

条例ワンポイントメモ
●特に保護する必要のあるものを「指定希少野生動植物種」に指定(現在は植物23種、昆虫5種)。
これらの採取などを禁止し、生息環境を保全します。
●「特定希少野生動植物種」(現在は植物7種)を販売するには、事業者の登録が必要です。

●お花畑の再生活動でアポイ岳の環境を次世代へ
アポイ岳ファンクラブ(様似町)事務局 田中 正人さん
約80種の高山植物が生育するアポイ岳は、希少な野生動植物の宝庫です。しかし、大量盗掘の発生を機に地元有志が立ち上がり、1997年に「アポイ岳ファンクラブ」を結成。盗掘防止パトロールなどにより、盗掘は激減しましたが、地球温暖化など環境の変化のせいか、高山植物は以前のように増えませんでした。
そこで2005年からは、当クラブと町、研究者などで結成した「アポイ岳再生委員会」の活動として、お花畑の再生実験に取り組んでいます。高山植物の苗を育てて現地に植え戻す地道な活動ですが、アポイ岳のすばらしい環境を次世代に残すことが私たちの役割だと考えています。

(2)生態系に影響を及ぼす外来種

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●外来種を入れない、捨てない、拡げない
もともと北海道にいなかった野生生物で、人間によって持ち込まれたものを「外来種」といいます。
その一例として、近年ではアライグマが野生化して全道で急増し、農業被害の増大や生態系への影響が報告され、人間への病気の感染も心配されています。そこで道内では、年約6,500頭(2011年度)を捕獲するなど、防除活動が進められています。
こうした北海道の外来種は約860種にのぼり、道がまとめた「北海道ブルーリスト2010」で詳しい情報を公表しています。
外来種による被害を防ぐためには、「道内に入れない」「ペットを自然の中に捨てない」「他の地域に拡げない」ことが重要です。皆さんのご理解とご協力をお願いします。

条例ワンポイントメモ
外来種のうち、生物多様性に大きな影響を及ぼすものを「指定外来種」とし、野外に放したり植えたりすることを禁止します(指定対象の検討は今後行います)。


●健康な食への願いから、外来種の捕獲活動を実践。
(株)アレフ エコロジーセンター(恵庭市) 高田 あかねさん
全国に外食チェーンを展開する当社が、安全・安心な食へのこだわりから進めているのが、生物多様性の保全活動。その一例として2005年から毎年、外来種セイヨウオオマルハナバチの捕獲イベントを行っています。
このハチは、トマトなどのハウス栽培の受粉作業用に輸入された生物ですが、花に穴を開けて蜜を盗むために植物の受粉を邪魔したり、野外で繁殖して在来種のハチを減少させるなどの影響を道内に与えています。
契約農場では、セイヨウオオマルハナバチを使わない受粉方法でミニトマト栽培を実践。こうした取り組みを通じて、環境に配慮した健康な食をお届けしたいと願っています。

(3)調査研究をもとに将来を見すえた対策の充実を。

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北海道立総合研究機構 環境科学研究センター(札幌市)西川 洋子研究主幹道の生物多様性の保全に関する調査研究として、希少種や外来種の実態を知るためのモニタリング調査に取り組んでいます。こうした調査のねらいは、野生動植物の現状や生態を具体的に把握することによって将来の状況を予測し、行政上の対策づくりに役立つ基礎資料を得ることにあります。自然環境はさまざまな要因でバランスを崩しやすく、私たちの暮らしとも密接に関わり合っています。継続的な調査研究をもとに将来を見すえた対策を充実させていくことが、北海道の生物多様性の保全につながると考えています。

(4)人間の暮らしを守る、野生動物とのつきあい方

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●野生動物に、安易に餌を与えてはいけませんかわいいからといって野生動物にむやみに餌を与えると、過剰に人慣れして人間に被害をもたらしたり、一部の生物だけが増えすぎたりして、生態系のバランスを乱すことにつながります。特に、餌付けで一カ所に多数の野鳥を集めることは、鳥インフルエンザなどの伝染病をまん延させる恐れがあります。野生動物と正しくつきあうには、安易な餌付けをしないことはもちろん、生ごみなどを野外に放置しないことも大切です。なお、道はエゾシカやヒグマ、アザラシ類などの野生動物との共存を目指し、適正な保護管理を進めています。 条例ワンポイントメモ ●野生動物への餌付け行為のうち、生物多様性に大きな影響を及ぼす行為を「指定餌付け行為」として禁止します(指定対象の検討は今後行います)。 ●自然の営みに目を向けると、多くの学びを与えてくれます。北海道ボランティア・レンジャー協議会(札幌市)会長 春日 順雄さんより多くの人たちに北海道の自然への関心を持ってもらい、自然環境保全の考え方を広めようと、全道約180人の会員で観察会や研修会などに取り組むほか、道内各支部で活動を行っています。野幌森林公園を拠点に行っている観察会では、単に植物名を覚えてもらうのではなく、そこに生きる植物の生き抜くたくましさや命をつなぐ巧みさ、賢さなど、自然の営みのすばらしさを参加者と共有しています。どんなに文明が発展しても、人間は自然の恩恵なしには生きられません。観察会は、私たちの自然に対する向き合い方を学ぶ場でもあると思います。


2 お知らせ!赤れんが

 道からのお知らせです。お問い合わせは▲マークの窓口、またはホームページへ。

(1)道央自動車道新千歳空港インターチェンジ8月3日(土)15時開通

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道央自動車道と新千歳空港を直結するインターチェンジが開通します。
苫小牧東ICより下り8km、千歳ICより上り4kmに位置しており、新千歳空港への利便性向上が期待されます。
また、この事業は地域活性化インターチェンジ制度を利用したもので、北海道の玄関口である新千歳空港を核として、北海道の活性化を支えていく取り組みです。ぜひご利用ください。
▲お問い合わせは道庁道路課まで(電話)(011)204-5544

(2)7月は不正軽油防止強化月間です

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 作らない・売らない・買わない・使わない

軽油には、軽油引取税が課税されますが、この税を免れるため、灯油や重油を混ぜるなどした不正軽油を販売・使用する脱税事案が絶えない状況にあります。
不正軽油は、税負担の公平性を損なうだけではなく、環境への影響が懸念される問題でもあります。
不審な軽油の情報は、不正軽油ストップ110番までお寄せください。
不正軽油ストップ110番
▲(電話)0800-8002-110(フリーアクセス)
▲お問い合わせは道庁税務課まで(電話)(011)204-5062

(3)献血にご協力を

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あなたの協力が命を救います
病気やけがの治療のために必要な血液は、皆さんからの献血で支えられています。
しかし、血液は人工的に作ることができず、長い期間保存もできないので、輸血に必要な量を確保するためには、多くの方からの定期的な献血が必要となります。
献血は、献血ルームや献血バスなど、さまざまな場所で受け付けていますので皆さんのご協力をお願いいたします。
▲お問い合わせは道庁医療薬務課まで(電話)(011)204-5265


3 耳より!総合振興局&振興局

 道内各地の話題をお届けします。

(1)檜山振興局
江差線の最後の夏を、記録と記憶に残そう。

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長い間、地域の交通を支えてきたJR江差線の木古内・江差間は、2014年5月12日に廃止が予定されています。
この江差線を、鉄道ファンをはじめ多くの方々の記憶に残してもらうため、檜山振興局では江差線の情報をホームページなどで紹介しています。
木古内・江差間の42.1kmには10の駅があり、それぞれ愛されてきた風景があります。この夏、ぜひ訪れてみませんか。
ホームページの検索キーワードは、「檜山振興局 江差線」 検索
▲お問い合わせは地域政策課まで(電話)(0139)52-6481

(2)日高振興局
アイヌ工芸品が、国の伝統的工芸品に指定。

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平取町の沙流川流域に伝わる工芸品が、経済産業省から国の伝統的工芸品に指定されました。指定を受けたのは2点で、「二風谷イタ」はアイヌ文様やウロコ彫りを施した木製のお盆です。もう1点の「二風谷アットゥシ」は、オヒョウなどの樹皮から作った糸を織った反物で、いずれも100年以上の歴史があります。
北海道初となる今回の指定をきっかけに、アイヌ工芸品が後世に引き継がれていくよう、技術の伝承や、地域文化の発信などの事業を支援していきます。
▲お問い合わせは商工労働観光課まで(電話)(0146)22-9281


4 節電・省エネへのご協力のお願い

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ことしの夏も、無理のない範囲での節電に、ご理解とご協力をお願いします。
次の期間・時間帯の節電をお願いします。
7月1日(月)~9月30日(月)平日9~20時
※ただし、8月13日(火)~15日(木)を除く
ご家庭では、特に電気使用量が増える夕方以降(18~20時)のご協力をお願いします。
北海道の家庭における夏の20時ごろの消費電力は、
照明26%、冷蔵庫23%、テレビ18%、待機電力6%、その他27%です。※資源エネルギー庁推計
エアコンの使用が少ない北海道では照明の節電が重要です。

具体的な「節電メニュー」をお知らせします。
冷蔵庫編
●設定を「強」から「中」に変える。●扉を開ける時間をできるだけ減らす。●食品を詰め込みすぎないようにする。
※これらを行うと、2%の節電効果があります。ただし、食品の傷みにご注意ください。
炊事編
ご飯は朝早く1日分を炊いて、冷蔵庫で保存すると3%の節電効果!
 ※ピーク時消費電力に対する削減率の目安(資源エネルギー庁推計)

日々の暮らしの中で省エネ・節電に取り組む「ほっかいどう・省エネ3Sキャンペーン」も展開中です。
冷房に頼らず、自然と調和した北海道らしい「ナチュラルクールビズ」を実践しましょう。
●省エネ家電への買い替えや、LED照明への交換も節電・省エネに有効です。

なお、熱中症には十分ご注意を!
屋内でも熱中症にかかる場合があります。室温や水分補給に十分留意願います。
▲節電に関するお問い合わせ 道庁環境・エネルギー室(電話)(011)204-5361
▲家庭の省エネに関するお問い合わせ 道庁地球温暖化対策室(電話)(011)204-5189


5 すくすく北のキッズ

地域の子どもがすこやかに育つよう、がんばっている活動を紹介します。学校が休みの日は、畑や川、森の中が教室。 地域のみんなが遊びの先生です。

倶知安町に昔からいたホタルを復活させるために、ボクらができることはなんだろう。倶知安町 羊蹄山麓森あそび隊ホタレンジャー

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「地元にいたホタルを昔のように復活させたい」と町有林で幼虫探しから始め、平成21年に環境省「こどもホタレンジャー」に登録、地元の小・中学生が中心となって活動している取り組みです。
町内にある池に幼虫を放流し、エサを与えて飼育する人工繁殖と人間の手を加えない自然繁殖のようすを観察しながら、水辺の調査や外来種の植物駆除も行っています。活動を始めたころは一晩で1匹しか見られませんでしたが、最近は20~30匹ほど観察できるようになりました。    
▲お問い合わせは、百年の森公園(管理人)まで(電話)(0136)23-0154


広報誌「ほっかいどう」次号は9月の発行です。

発行/北海道総合政策部知事室広報広聴課
〒060‐8588 札幌市中央区北3条西6丁目
(電話)(011)204‐5110  FAX(011)232‐3796
北海道のホームページ http://www.pref.hokkaido.lg.jp

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