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最終更新日:2011年6月29日(水)


平成16年度知事定例記者会見記録(2/23)


知事定例記者会見記録
日 時/ 平成17年2月23日(水)
  14:32~14:43
場 所/ 道議会2階 議会知事室前
記者数/ 25名 (その他テレビカメラ等2台)

知事からの話題
  1. 第1回定例会の開会にあたって
記者からの質問
  1. 遺伝子組み換え作物の栽培等による交雑等の防止に関する条例案について
  2. 道政執行方針について
  3. 今議会の持つ意味合いについて
  4. ふるさと銀河線について
  5. 朝鮮強制連行問題について


【知事からの話題】

(知 事)
 今日は、第1回定例会の開会日ということで、午前中は、私のこれからの政策に向けての所信を説明させていただきました。それから議案の説明をさせていただいて、午後は補正予算についてご審議をいただいて、可決いただいたということでございます。
 その間、お昼には、議場コンサート(演奏:土居一朗さん、スマイル4Beatの皆さん)がありまして、知的障害と全盲ということでとってもハンデを背負っておられるけれども、すごく音楽的に感性が高くて、すばらしい演奏を聴かせていただきました。とても私自身、勇気づけられました。最後にフルート奏者の苫小牧市の方も含めて握手させていただいたんですが、一人一人に、「とっても素晴らしかった。頑張ってね。」と言いましたら、早来の4人組のどなたかに「知事も大変そうだから、知事も頑張ってください。」と反対に励まされて、とてもうれしく思いました。
それから、私、今日の所信表明、とってもうれしくてですね。と言いますのは、昨年の開会日は、残念ながら入院加療もあって自宅療養中でして、出席できなかったものですから、その意味では、知事になってはじめて、私自身、自分の言葉で所信を申し上げることができまして、とても厳しいことばかり言わざるを得ない状況にあったわけですが、とてもうれしい1日でもありました。
 私からは以上です。

※知事道政執行方針(平成17年2月)はこちら

【記者からの質問】

(uhb)
 遺伝子組み換え作物の栽培について、条例が出ましたけども、罰則も含めて全国で初めてということなんですが、消極論も含めていろんな意見がある中で、これからの論戦どのようにお考えですか。

(知 事)
 この問題については、本当にバラエティのある幅広いご意見が消費者の方、有識者の方、経済界の方、研究者の方、本当にいろいろな議論のある問題でした。そういった中で、私どもが、道民の方々の意向調査も踏まえた上で、ご案内のような(条例)の内容、すなわち、一般商用栽培については、原則禁止ということを含めた、厳しい規制、罰則などもあります。また、一方で、研究開発につきましては、届出制ということで、将来のバイオテクノロジーの振興のために、そこは振興していこうと、もちろん一定の要件を付してですが、その二正面作戦の内容の条例案の提案をしたところです。この条例案の内容自身について、いろんなご意見があると思います。規制のやり方が手ぬるいのではないかと、試験研究も含めて、もっと厳しくやるべしというご意見も一方であるかと思えば、逆に、農業をやる農家の方々に罰則までかけてやるべきなのかと、もっともっと国も容認しているのだからゆるくすべきではないかという、本当にいろんなご意見が、道議会でもたぶん出てくるのではないかと思っております。ただ、私どもは、この案を提案するに際しまして、やはり、現時点で、商用栽培、一般的な食物としての遺伝子組み換え食物に対しては、国民の方々の、当然、道民の方々を含めてですが、理解は進んでいないであろうと思っております。その意味で、食料供給基地北海道として、やはり、国民、道民の方々に安心していただける食物を供給するという意味で、当面、この遺伝子組み換え商用栽培は原則禁止をしようという考え方です。一方で、試験研究開発と整合性がないのではないか、というご意見もありますが、技術というのは、日進月歩です。その意味では、5年後、10年後、この遺伝子組み換え作物の技術自身がどう変わるか分かりませんし、また、その安全性についても研究開発、技術開発もどういうふうに進んで、国民、道民の意識がどう変わるかも分からない。そういった中で、基幹産業として、バイオテクノロジーとして北海道は位置づけようと思っていますので、そのバイオの研究開発に時間がかかりますので、今、その芽を絶つわけにはいかない。ですから、交雑、混入をきっちりと規制をする上で、それを条件とした上で、試験研究開発は認めていかなければならないのではないかという、二正面作戦の条例案にしたところです。いろんなご質疑を得た上で、成案を得られればと思っております。

(毎日新聞)
 先程、所信表明がうれしいんだという話をされていましたが、結びの部分で触れられたていた、美瑛のお話というのは、知事ご自身が入れるということ、何か思いがあったのかというところをお聞かせください。
 
(知 事)
 知事政策部の方でいろんな案を持ってきてくれまして、美瑛の話と、新幹線の青函トンネルにかけた皆さん方のことなども入れさせていただきました。美瑛という地方に意味があるという意味よりも、北海道の人たちが、当たり前だと思っているような景色、あるいは自然資源が、実は素晴らしいものなんだということを再発見させてくれた一つの例ですよね。そういうものをご紹介申し上げることによって、これからの北海道の観光振興なり、食の振興なりの面でも、改めて「もう一度振り返ってみようよ、この素晴らしい北海道」という意味で、ちょっと入れさせていただいたところです。

(毎日新聞)
 写真集はお持ちなんですか。

(知 事)
 はい。持っています。

(毎日新聞)
 いつ頃、購入されたんですか。

(知 事)
 いつでしたか。購入したのではなくて、頂いたと思います。

(NHK)
 今の財政面ですが、北海道は大きな転機を迎えていると思うのですが、そういう意味で今回の議会の持つ意味合いと、改めて、それに関する知事としての所信をお聞かせください。

(知 事)
 (北海道の財政が)未曾有の厳しい状況にあるということは、何回も申し上げているわけですが、この要因としては、先議の質疑の中で斉藤議員が言っておられましたが、これまでの景気浮揚策を中心とした国の政策に呼応して、道債をどんどん発行したんだけれども、その経済効果が十分に出ていない。道税の伸びが、例えば地方財政計画で予定されている全国平均までいっていないということで、そこの間に差が出てきてしまって、それで360億円でしたか、17年度予算で実質的に厳しい状況になったということです。それだけではありませんが、私どもとしては、これをきっかけとして、財政の立て直しを改めてさらに重く受け止めていかなければならないわけです。まさにそのことは、道庁改革を前倒しして、さらに取り組んでいかなければならない、ということであると思っています。そのことは、今までの記者会見でも申し上げましたが、一つは、やはり、私としても心苦しい部分もありますが、人件費の分野に、さらに一層の手を付けていかなければならないだろうということと、また、加えて、組織のさらなる徹底的なスリム化ということを考えていかなければならない。そういったことを中身とする行政改革大綱の策定を、できるだけ早くやっていきたいと考えております。そういうことについても、議会で質疑が展開されるのではないか、そんなことも期待しているところです。
 これも残念なことですが、新規採用を17年度、18年度と計画的に抑制をしていくとことも、今、内部で詰めているところです。

(NHK)
 今回の議会の持つ意味合いは。

(知 事)
 そういった考え方を踏まえた上での17年度予算提案、そして18年度の財政再建に向けてのいろいろな議論ということでありますので、道議会議員の皆様方、そして私ども理事者側、ともにこの問題について、どういう方向性があるのかについて、積極的な質疑応答があれば良いと思っています。

(北海道新聞)
 ふるさと銀河線についてですが、当初決まっていた存廃の結論を出す期限が3月末と迫ってきています。一方で、地元からは、もうちょっと議論をする時間をくれないかという、この間も知事の所に来ていた町長さんがいらしていましたが、知事はそのことについてどう考えるか。

(知 事)

 この問題は、道庁だけで云々できる問題ではなくて、かつ、今の財政再建の話とも絡んできます。道庁が、すべての赤字補填分を、我々がそれを出させていただいて支援をするということもできない。そういう状況の中で、沿線自治体の方々の関係者協議会に参加する形で、今後どうするかという議論が進んでいるわけですね。先般、一昨日来られた両町長の思いというのは痛いほど分かりました。両町長に申し上げましたのは、期限を伸ばすというお考えを持っておられるのであれば、沿線自治体の関係者協議会の中で、この3月までに決められるということを決められたのだから、もう一度、その関係の自治体の方々と、そのこと自身をご議論されたらどうでしょうか。それに、もちろん道も参加させていただいて、道自身の意見というよりも、やはり、沿線自治体の方々のご意見を最優先して考えるべきではないかと。期限の延長、それからどういう中身で、お二人のご提案は存続に向けて民間の活力を最大限引き出して、というお話でしたので、その民間の活用の仕方についても、関係者協議会の沿線自治体の皆さま方の中で、ご議論されたらどうかと申し上げたところです。

(朝日新聞)
 先週、朝鮮からの強制連行、強制労働で亡くなった方の遺骨を返還してほしいということで、韓国から専門委員会の方々が来られて、道が独自のイニシアティブを取って、返還に向けた取り組みをしてくれないかというお話がありましたが、知事室長は「国の対応に従う」というふうに答えられたんですが、知事のお考えとして、独自になにか、道としてできないかというようなことを検討するお考えはないでしょうか。

(知 事)
 申し訳ありませんが、そのことについては、まだ、報告を受けておりません。後から考え方をまとめて、また、お答えさせていただきたいと思います。もちろん、できることがあれば、やるべきだという基本的な考え方は持ってはおりますが、国の動き、それから道のこれまでの動き等々を踏まえての判断が必要だと思いますので、ちょっとお時間をちょうだいできればと思います。

(朝日新聞)
 今年は釜山と交流都市を結ぶということがあって、一方でこうした負の問題もあって、これは別個の問題ではない、と思うんですが。

(知 事)
 そうですね。それはもちろん、隣の国の方々とは、韓国に限らず、中国も、ロシアの皆さんと仲良くしていくということが基本ですので、その中で何ができるのか、できないのかということだと思います。

 



 この内容について、重複した言葉づかい、明らかな言い直しがあったもの等を整理の上、作成しています。

[記録作成:知事政策部知事室 広報広聴課 報道G]