知事臨時記者会見(令和2年2月22日)

知事臨時記者会見

  • 日時/令和2年2月22日(土) 17:07~17:50
  • 場所/記者会見室
  • 記者数/23名(テレビカメラ6台)

記者会見風景

知事顔写真

会見項目

知事からの話題

  1. 新型コロナウイルスに関連した患者発生について

記者からの質問

  1. 新型コロナウイルスに関連した患者発生について(1)
  2. 新型コロナウイルスに関連した患者発生について(2)
  3. 新型コロナウイルスに関連した患者発生について(3)
  4. 新型コロナウイルスに関連した患者発生について(4)
  5. 新型コロナウイルスに関連した患者発生について(5)
  6. 新型コロナウイルスに関連した患者発生について(6)
  7. 新型コロナウイルスに関連した患者発生について(7)
  8. 新型コロナウイルスに関連した患者発生について(8)
  9. 新型コロナウイルスに関連した患者発生について(9)
  10. 新型コロナウイルスに関連した患者発生について(10)
  11. 新型コロナウイルスに関連した患者発生について(11)
  12. 新型コロナウイルスに関連した患者発生について(12)
  13. 新型コロナウイルスに関連した患者発生について(13)

知事からの話題

新型コロナウイルスに関連した患者発生について

 新型コロナウイルスに関連した患者の発生についてお話をさせていただきますが、その前にまず、今回の事例から情報提供の方法について見直しさせていただいておりますので、その点について、皆さんにあらためてお話をさせていただきたいと思います。具体的にはまず、速報性を高める観点から、陽性が判明した場合について、ご本人への告知後速やかに、第一報を公表させていただくということでございます。そして、その後、詳細が判明したところで、記者の皆さまに対するブリーフィングを行うこととさせていただきます。この点については、今までも速報性の観点から陽性が判明した段階で第一報は出してきましたけれども、この記者発表という形でやってきたわけでございますが、まずは紙などでご一報を皆さんにお伝えし、ある程度状況がさらに見えてきた段階で、このような形で会見にて対応させていただくということで、幹事社、記者クラブの皆さまともお話をさせていただいた内容でございます。これは道民の皆さまにも、このように変更になったということでお知らせをさせていただきます。また、居住地についてですけれども、振興局単位での公表については、繰り返しになりますが、原則そのようにさせていただくということですけれども、保健所設置市である札幌市については、札幌市においても情報提供など行わせていただいているところでございます。また、札幌市に加えまして、今回から旭川市および函館市についても、行動歴等の詳細をそれぞれの市において発表するということの申し出をいただきましたので、当該市の関係分については、市の名前まで今回公表させていただくことで調整したところでございます。まず冒頭、情報提供の方法について見直ししたことについて、お話をさせていただきました。
 それではお配りした資料をご覧いただきまして、新型コロナウイルスに関連した患者発生についてお話をさせていただきたいと思います。道内におきまして、新型コロナウイルス感染症患者が新たに8名発生いたしましたので、ご報告させていただきます。いずれの患者も、本日、道立衛生研究所で陽性であるということが確認されております。
 まず、9例目の方でございます。胆振総合振興局管内の患者で、患者の概要でございますけれども、年代は70代でございまして、性別は女性、国籍が日本でございます。また、居住地につきましては、胆振総合振興局管内であり、職業については無職でございます。また症状の経過についてでございますけれども、2月6日には、せき・たんの症状が現れ、2月9日に37度の発熱、2月10日には38度5分の発熱と咽頭痛、倦怠(けんたい)感といった症状が現れ、管内医療機関Aを受診され、入院されております。2月22日に道立衛生研究所におきまして検査を実施した結果、本日、陽性と判明したものでございます。海外渡航歴はなく、行動歴および濃厚接触者については現在調査中でございます。これが9例目の方でございます。
 次に、10例目の方でございます。渡島総合振興局管内の患者で、患者の概要でございますけれども、年代は80代でございまして、性別は男性、国籍が日本でございます。また、居住地につきましては、渡島総合振興局管内で、職業は無職でございます。次に症状の経過でございますけれども、2月3日に呼吸苦の症状が現れ、管内医療機関Aに入院をしております。2月22日に道立衛生研究所におきまして検査を実施した結果、本日陽性と判明したものであります。海外渡航歴はなく、行動歴および濃厚接触者については、現在調査中でございます。
 次に、11例目でございます。上川総合振興局管内の患者で、患者の概要でございますが、年代は70代でございます。性別は男性、国籍は日本でございます。居住地につきましては、上川総合振興局管内の旭川市で、職業は会社役員。飲食店を経営されております。症状の経過でございますけれども、2月16日は37度5分の発熱、せき、倦怠感といった症状がございまして、2月17日が38度、2月19日には37度4分の発熱があったところでございます。2月20日には、管内医療機関Aを受診され、胸部レントゲンに肺炎の所見がございました。全身状態については良好で、入院は要さないという状況でございます。2月22日に道立衛生研究所におきまして検査を実施した結果、本日陽性であると判明したものでございます。海外渡航歴はなく、行動歴、濃厚接触者について現在調査中でございます。
 次に、12例目でございます。渡島総合振興局管内の患者で、患者の概要でございますが、年代は50代でございまして、性別は女性、国籍は日本でございます。居住地につきましては、渡島総合振興局管内の函館市で職業は医療従事者、看護師の方でございます。
症状の経過でございますけれども、2月17日に発症し、2月19日には管内医療機関Aを受診しております。2月22日に道立衛生研究所におきまして検査を実施した結果、本日陽性と判明したものでございます。海外渡航歴はなく、行動歴、濃厚接触者については現在調査中でございますが、道内4例目の七飯町の患者と接触がございました。また、職業につきまして、医療従事者、看護師の方であると申し上げたところでございますけれども、市立函館病院に勤務されている方でございます。市立函館病院につきましては、感染症指定医療機関でございます。
 次に、13例目でございます。渡島総合振興局管内の患者で、患者の概要でございますが、年代は60代でございまして、性別は男性、国籍が日本でございます。居住地は渡島総合振興局管内で函館市でございます。職業は無職でございます。次に症状の経過でございますが、2月10日に38度2分の発熱がございまして、管内の医療機関Aを受診されております。2月17日にも発熱、せきの症状がございましたが、2月19日には管内医療機関Bを受診いたしまして38度5分の発熱とともに呼吸器症状がございまして入院。胸部CT(コンピュータの断層撮影)にて肺炎の所見がございました。2月22日に道立衛生研究所におきまして検査を実施した結果、本日、陽性と判明したものでございます。海外渡航歴はなく行動歴、濃厚接触者については現在調査中でございます。
 次に、14例目でございます。根室振興局管内の患者で、患者の概要でございますが、年代は50代でございまして、性別は女性、国籍が日本でございます。居住地でございますけれども、根室振興局管内根室市で、職業はパート従業員でございます。症状の経過でございますけれども、2月15日に倦怠感が現れ、2月16日には倦怠感とともに頭痛の症状がございまして、管内医療機関Aを受診されております。2月20日には倦怠感が強いために、管内医療機関Aを再受診し、レントゲンの所見により肺炎と診断されております。2月22日に道立衛生研究所におきまして検査を実施した結果、本日、陽性と判明したものでございます。海外渡航歴はなく行動歴、濃厚接触者については現在調査中でございます。こちらの14例目の方でございますけれども、根室振興局管内根室市ということで、振興局管内以上の情報を皆さんにお知らせをしておりますけれども、パート従業員の方と職業について申し上げましたが、不特定多数の方に接触している可能性があるということでありまして、そのような対応をさせていただいております。
 次に、15例目でございます。胆振総合振興局管内の患者で、患者の概要でございますけれども、年代は10代でございまして、性別は女性、国籍は日本でございます。また、居住地につきましては、胆振総合振興局管内で職業が学生でございます。次に、症状の経過でございます。2月6日に38度の発熱がございまして、2月7日に管内医療機関Aを受診しております。2月10日には管内医療機関Bを受診されております。2月18日に37度4分の発熱、のどの痛み、倦怠感がございまして、管内医療機関Cを受診しております。2月20日には38度の発熱があり、夜間に管内の医療機関Cを受診されております。2月22日に道立衛生研究所におきまして検査を実施した結果、本日陽性と判明したものであります。海外渡航歴はなく、行動歴、濃厚接触者については現在調査をしておりますが、2月3日から6日までの間、東京へ旅行されたことが確認されております。なお、15例目の方につきましては学生でございますけれども、発症して以降、学校への登校といった状況は確認されていないという状況も申し添えたいと思います。
 次に、16例目でございます。石狩振興局管内の患者で、患者の概要でございますが、年代は50代で、性別は女性、国籍は日本でございます。また、居住地は石狩振興局管内江別市でございまして、職業はパート従業員の方でございます。次に症状の経過でございますが、2月13日に咽頭痛が現れ、2月15日にはせきと37度台の発熱症状がございまして、医療機関Aを受診されております。また、2月17日には同医療機関を再受診されております。2月20日には37度8分の発熱のため、管内医療機関Bを受診し、肺雑音、胸部レントゲンにて肺炎の所見がございました。2月21日には管内医療機関Cを受診されております。2月22日に道立衛生研究所におきまして検査を実施した結果、本日陽性と判明したものでございます。海外渡航歴はなく、行動歴、濃厚接触者については現在調査中でございます。こちらの方につきましても、石狩振興局管内江別市ということで、居住地について表記させていただいております。この点につきましては、14例目の方と同様にパート従業員であるということを申し上げましたが、不特定多数の方と接触した恐れがあるということで、そのような対応をさせていただいているところでございます。
 今回皆さまにご報告させていただきます新たに発生いたしました情報については、以上でございます。
 道内の広い地域において、本日8例の患者が発生したところでございまして、道といたしましても、市町村等と連携しながら、感染拡大の防止に、引き続き全力で取り組んでまいりたいと考えております。
 また、道においては、本年度から職員の時差出勤の制度がございます。こちらを活用しまして、連休明けの25日から可能な限りオフピーク通勤の取り組みを実施していくとともに、経済界の皆さまに対しても呼び掛けを進めていきたいと考えております。また、イベントの実施に当たってでございますが、昨日の記者会見におきまして、私から2月、3月のイベント開催を検討している方々においては、会場などの状況を踏まえまして、開催の必要性をあらためて検討していただくようお願い申し上げたところでございます。道のイベントの取り扱いについてでございますけれども、感染予防措置が講じられないものについては、原則延期、中止ということで検討していきたいと考えております。道民の皆さまにおかれましても、手洗いや、せきエチケットの徹底をあらためてお願い申し上げたいと思います。
 また、本日お集まりいただいております報道機関の皆さまに対して、お願いがございます。プライバシー保護の観点から、取材に当たって十分にご配慮をいただきたいというお願いでございます。どの事例ということは申し上げませんけれども、一部に、多くの取材が殺到しておりまして、その方から、大変お困りであるということの申し入れといいますか、声がございます。繰り返し申し上げますけれども、報道関係者の皆さまには、プライバシーの保護に十分ご配慮をいただくことについて、どうかご理解、ご協力を強くお願い申し上げたいと思います。皆さまも、その点を十分ご理解いただいていると思いますけれども、ぜひよろしくお願い申し上げます。
 私からは以上でございます。今後ともご理解、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

記者からの質問

(HTB)
 確認ですが、この中で、重篤な患者、人工呼吸器を付けている患者はいらっしゃるのでしょうか。

(保健福祉部長)
 そこまでの患者はおりませんが、個々のところまではまだ確認しきれておりません。(人工)呼吸器を付けているような患者はいないということは確認しています。

(HTB)
 感染者数が一気に倍になったということで、感染はどういうステージになったと知事はお考えですか。

(知事)
 昨日も申し上げましたけれども、やはり1例目が本道におきまして陽性反応が確認されてからは、状況が明らかに変化していると認識しております。現在、検査、また適切な医療機関につなげるという状況について、しっかりわれわれとしては対応するとともに、道民の皆さまにおかれましても、引き続きせきエチケットをはじめ、手洗いなど感染拡大防止に向けた取り組みについて、ご理解とご協力をいただければと思っております。

(HTB)
 もう1点。道内、道外でさっぽろ雪まつりに行っていた患者の発生、確認が相次いでいるのですが、この中で、もしお分かりになれば、行っていらっしゃった方が分かればお願いします。

(保健福祉部長)
 今の段階では確認できておりません。今後さらに行動歴を確認する中で、出てくるかもしれません。

(HTB)
 もう1点、すみません。12例目のこの看護師の方は、その七飯町議の方の看護をしていたという認識でよろしいですか。

(保健福祉部長)
 この方と接触しているということは聞いておりますけれども、看護しているところまではまだ確認が取れていません。

(読売新聞)
 先ほどとちょっと話がかぶるのですが、健康状態であったり管理状態について、今の段階でこの9例目から16例目で言える範囲で教えていただきたいのですけれども。

(知事)
 言える範囲については、全身状態が良好であるような確認ができている内容については、私の説明の中で触れさせていただきました。現状で皆さんにお知らせできるような状況にある点について触れさせていただきました。また、部長から説明させていただきましたけれども、いわゆる人工呼吸器を装着するような状況の方は確認がないという状況でございます。

(読売新聞)
 12例目は4例目の七飯町の患者と接触ありということですけれども、その他は今までの1から8例目も含めて、患者と接触のある方というのはいらっしゃるのでしょうか。

(保健福祉部長)
 そういったことの確認は、今出ていません。行動歴を確認する中で、ひょっとするといらっしゃるかもしれませんが、今の時点では確認されておりません。

(読売新聞)
 すみません、もう1点。イベントの開催についてですけれども、先ほど札幌市は今後3週間程度、中止もしくは延期したいと。昨日、東京都知事なんかも3週間程度延期、中止を呼び掛けるということでした。知事は先ほど、道主催の行事においては原則中止、延期ということでしたけれども、道内各地で行われるイベントなどに対して、昨日までは検討ということでしたけれども、ちょっと強く呼び掛けて中止、延期を求めたりすることはありますでしょうか。

(知事)
 現時点においては、主催するイベントにつきましては先ほど申し上げたとおり、感染予防措置を講じることが難しいと判断したもの、道主催分については延期または中止を検討したいと思っています。
 またその他、各イベントにつきましては、今の状況について皆さんに周知させていただいている中で、再度その必要性などについても検討いただきたいと考えています。また、その期間につきましては、3週間や1カ月などさまざまございますが、もう2月も終わろうとしておりまして、2月から3月の期間の中で、まずはその取り組みを進めていただきたいと考えております。ですので、1カ月程度ということになろうと思います。

(釧路新聞)
 今日発表された方で、入院と書いていない方は、自宅療養をされているのでしょうか。昨日発表された方で、昨日入院するかもしれないというお話もございましたけれども、その辺のところどうなっていらっしゃいますか。

(保健福祉部長)
 自宅にいらっしゃる方と入院を検討している、入院予定であるという状況も一部あったのですけれども、時点でちょっとずれてしまうので、その分は入れておりません。書いていないということは、基本的には入院は今はされていない状況、その時点においてされていない状況です。今は(入院)している人もいるかも分かりません。

(釧路新聞)
 する必要がないということではない。

(保健福祉部長)
 (必要が)ないという方もいらっしゃいます。症状が軽い方でそういう状況の人はいますが、ただそういう方は入院をしていただくという流れになります。

(知事)
 陽性が出た時点でですよね。

(釧路新聞)
 そうすると、これ個別に入院中か入院、何時時点で入院しているとか、していないとかという話になるのですか。

(保健福祉部長)
 もう少しお時間があれば、その辺もはっきりと申し上げることができると思います。

(北海道新聞)
 15例目の学生なのですけれども、東京旅行とありますが、どういったところを回っていらしたのでしょうか。

(保健福祉部長)
 東京とはありますが、具体的な地域については確認がまだ取れておりません。

(北海道新聞)
 ここにこのように書いていらっしゃるということは、ここで感染した可能性があるということを想定していらっしゃる。

(保健福祉部長)
 そういうことも否定はできないということだと思います。

(苫小牧民報)
 胆振管内と渡島管内、市町村名が伏せられているのですけど、非公表の理由をあらためて教えていただけますか。

(知事)
 それは、今まで繰り返しご説明させていただいているところと、今日の冒頭もご説明申し上げましたが、基本的には振興局単位で公表させていただくという取り扱いをさせていただいています。しかしながら、今回、その函館市や旭川市について調整が整いましたので、その点については公表させていただくということでございます。
 また、その行動歴や濃厚接触者の状況について、その公表をするべき必要があるという判断をした場合については、公表させていただいているということですので、通常原則、今申し上げたような対象ではない場合については振興局単位で公表させていただくということで、そういった表示になっていると。

(苫小牧民報)
 函館市、旭川市以外の市町村とは、調整はまだできていないということなのでしょうか。

(知事)
 いや、調整といいますか、基本的には振興局単位で原則公表させていただくという方針について変更はないのですね。札幌市は、保健所設置市といいまして、(札幌市のほか函館市や旭川市など)保健所を設置している市がございます。今回の行動歴や濃厚接触者についても、保健所で実際の対応を行いながら、道と連携していくという形になっています。一方でこれまで、都道府県単位で一括して公表するという形の中、そこら辺がスムーズにいかない部分が、これはわれわれだけではなくてあるわけですね。その点で調整をさせていただいた中で、札幌市については札幌市でも公表を行おうということになりました。今回、そのような形で函館市や旭川市も(取り扱うことと)なりましたということで、現在の取り扱いを理解いただければと思います。

(共同通信)
 居住地の江別市、根室市はパート従業員のため不特定多数の方と接触されるということでご公表なさったということなのですけれども、ご本人への同意というか確認というのは取られているのでしょうか。

(知事)
 ご本人への同意というのは、基本的に公表前には、陽性反応が出た告知とともに、こういった形で公表させていただきたいということについて、ご説明させていただくということになります。

(共同通信)
 分かりました。
 それと15例目の学生なのですけども、細かいのですが、この学生は大学生ということでしょうか。

(知事)
 学生という表記とさせていただきたいと思います。

(共同通信)
 中学生、高校生も含めてということですね。

(知事)
 はい。

(朝日新聞)
 肺炎に関して、発症している方としていない方がいらっしゃるというふうに思います。発症していない方でも、医師の判断でこういう検査にも回る体制に今なっているという理解でよろしいですか。

(知事)
 そうです。

(朝日新聞)
 とすると、もうかなりの数が出てくる状況になっていると思うのですけれども、現在、検査、昨日の時点でこれまで66という数字があったと思うのですけれども、今日の時点でどこかで区切って何例が実施された。札幌市でもうすでに発表されていると思うので、その道と札幌市を分けた数字というのをいただくことはできないでしょうか。

(知事)
 一度公表したので、どこかのタイミングで全体数字を皆さんにお示しすることによって分かりやすくなるのかなと思いますので、それは前回の会見でもご指摘いただいたので、対応していきたいと思います。

(朝日新聞)
 これだけたくさん出ているということもありますので、そこはぜひお願いしたいなというふうに思います。
 あらためてお伺いしますが、今日8例一気に出たということで、これはかなりの事態だと思うのですが、あらためて知事の認識というのをいただけますか。

(知事)
 先ほども申し上げましたけれども、1例目が確認されてからは、明らかに状況が変化したと捉えています。そしてさらに本日、8例確認できたということについて、しっかり受け止めなければならないと思っています。
 一方で、しっかりと検査ならびに必要な医療機関につなげているという状況を皆さんにご理解いただきたいと思います。今後も、ある意味では冷静に対応いただく部分というのも必要かと思います。現在、一部高齢の方、また他に持病などをお持ちの方において、重症化するケースというのは非常に慎重な対応を、もちろん重要な点として認識しなければならないということでありますけれども、全身状態良好で回復傾向にあるという状況で今、健康観察中の方も多くこの中にもいらっしゃる状況もございます。ですので、皆さまには冷静に対応いただきたいということと、感染拡大防止に向けた取り組みについても引き続きご理解、ご協力いただければありがたいと思っています。

(朝日新聞)
 札幌市の秋元市長は、市中感染という言葉をはっきりとおっしゃっていましたが、現在の知事の認識はいかがですか。

(知事)
 市中感染が疑われるということについて、秋元市長が申し上げているという点について私も同じ認識を持っております。

(時事通信)
 細かい部分で2点あるのですが、1点目、15例目の方について2月3日から2月6日まで東京旅行をされているということで、同じく2月6日に発熱があったということなのですが、これは道内で発熱が確認されたということで良いのでしょうか。
 2点目なのですけれども、同じ15例目の方で、発症以降の登校はないと先ほどおっしゃっていたと思うのですけれども、これは2月6日の発熱以降、発熱の6日もしくは7日以降の登校はないということで良いのでしょうか。

(保健福祉部次長)
 実際、どこで発熱したかというのは、そこまで細かく今確認が取れていませんので、追ってまた確認したいと思います。

(知事)
 学校へは行っていないということですよね。

(保健福祉部次長)
 登校はございません。

(北海道新聞)
 今日の発表された8例とは別で恐縮なのですけれども、先日、感染が発表された七飯町議の方に関連してなのですが、函館市長や北斗市長と同じ会議に出ていたという話がありますけれども、濃厚接触者の中に函館市と北斗市の市長は入っているのかどうか教えていただけますでしょうか。

(知事)
 昨日も確か同じような質問をいただいていると思うのですが、濃厚接触者について、個人を特定されるような形での公表はもとより、濃厚接触者については公表しません。ですから、そのような取り扱いをさせていただいていると、前回もお話をさせていただきました。また、接触が、例えば同じ空間にいたという状況で直ちに濃厚接触者、またはその検査が必要という判断になるということでもございませんので、その点については、これは誰であろうとそういう考えですので、ご理解いただきたいと思います。

(北海道新聞)
 公職にある方であってもということでしょうか。

(知事)
 七飯町長につきましては、ご本人のほうから濃厚接触者というのは公表の対象では当然ないわけでございますけれども、自ら公表のお話がございましたので、公表はさせていただいたところでございます。

(北海道新聞)
 あと、もう1点あるのですが、横浜港に停泊しているクルーズ船からの下船者の方のリストというのが、各自治体に届いているという話があります。先ほど札幌市のほうでは、そのリストに札幌市民が乗っていたという人数を公表していましたけれども、道のほうにはリストが届いているのか、届いていれば人数だとか公表する予定があるのか教えてください。

(保健福祉部長)
 昨日、そういう通知が来ておりまして、道内の方が20名いらっしゃるということでの通知が来ております。それぞれ地域が違いますので、各保健所におきましてフォローアップするということで対応を予定しております。

(北海道新聞)
 それは例えば振興局ごとに何人とか、そういう内訳は出されないのですか。

(保健福祉部長)
 札幌市の関係者の方が8名、渡島総合振興局管内の方が4名、胆振総合振興局管内の方が6名、オホーツク総合振興局管内の方が2名の計20名ということでございます。

(北海道新聞)
 それは19日下船分ということで良いですかね。

(保健福祉部長)
 そうですね。20日から14日間フォローアップをするということなので、2月20日から。すると、19日に下船された方だと思います。

(北海道新聞)
 その後、20日とか21日に下船した人の分はまだ届いていないという理解でよろしいですか。

(保健福祉部長)
 (下船された方が)いるとすると、まだ届いてないと。

(HBC)
 12例目と13例目の方は、これは夫婦でしょうか。函館の方なのですけれども。12例目の函館の50代の女性と、13例目の60代の男性。これはご夫婦でしょうか。

(保健福祉部長)
 そういった関係性は、聞いておりません。

(HBC)
 まだ確認できていないということですか。それとも違うという。

(保健福祉部長)
 確認はできていないということです。

(HBC)
 あと胆振(総合振興局管内)の9例目の70代の女性と、15例目の10代の女性の関係性もどうでしょうか。

(知事)
 関係性などについて、例えば、陽性反応が出た方と濃厚接触者に陽性反応が出た場合についての関連性についてはお話をさせていただきますけれども、そういった状況で皆さまにお知らせをするという形の関連性がないということで、ご理解いただければと思います。関連性を皆さんにお伝えすべき内容についてはお知らせします。

(北海道新聞)
 たびたびすみません。先ほど20名のクルーズ船からの下船された方々なのですけれども、この方々の症状ですとかその辺はいかがなのでしょうか。容体のほうは。

(保健福祉部長)
 個別にはまだ確認させていただいておりませんので、各保健所とさらに状況については確認させていただきたいと思います。

(読売新聞)
 本日、熊本県のほうで感染者が発表されたもので、ご自宅が北海道にあって、北海道にも来られていて、(熊本)県知事も北海道で感染していたとみられるというような旨お話しされているそうなのですけれども、北海道のほうでこの方の行動歴など確認されている部分があれば。

(知事)
 当然、今連携をとって、確認しているところです。

(読売新聞)
 特に行動歴なんかを振興局単位で、札幌市だったりとか公表することは。把握していることはまだないと。

(知事)
 連携して対応しています。

(時事通信)
 先ほどの2個前の記者の質問に重ねてなのですけれども、下船された20名の方の容体について、重篤かどうかというところの部分についても調査中ということでしょうか。

(知事)
 下船をされた方は、まずは出られる状態だったところまでは確認できていますけれども、その後の詳細なところまではちょっとまだ押さえきれておりません。これについては、関係の保健所もございますので、そういったところから情報を取って、何らかの形ではお伝えはしたいと思っています。


この文章については、読みやすいよう、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどを整理し作成しています。(文責:広報広聴課)

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