知事定例記者会見(令和元年7月12日)

知事定例記者会見

  • 日時/令和元年7月12日(金) 15:11~15:42
  • 場所/記者会見室
  • 記者数/30名(テレビカメラ2台)

記者会見風景

知事顔写真

会見項目

知事からの話題

  1. 令和元年第2回定例会の閉会にあたって
  2. 夏の交通安全運動の実施について
  3. JR北海道の利用促進に向けた取り組みについて
  4. 北海道みんなの日(愛称:道みんの日)について
  5. 地域訪問について

記者からの質問

  1. 議会庁舎における喫煙について
  2. 知事の喫煙に対する認識について
  3. 道議会での答弁調整について
  4. 地域訪問について
  5. 知事給与の減額について
  6. 「道民目線」について

知事からの話題

令和元年第2回定例会の閉会にあたって

 私から話題を提供させていただきたいと思います。
 まず1点目ですけれども、令和元年第2回定例会が閉会いたしました。6月20日から始まった第2回定例会が、先ほど終了したところであります。このたびの議会は、私にとって初めての定例会でございますけれども、私の知事として道政に臨む姿勢、そしてさまざまな課題について活発な議論が行われたところであります。
 「ほっかいどう応援団会議」をはじめとする新規の事業や、JRの路線見直しの問題、観光振興、医師の確保や児童虐待への対応など、道政上のさまざまな重要課題について、議員の皆さまと真摯に議論をさせていただきました。また、私の掲げました政策を推進するための補正予算案や、私や副知事などの給与等に関する条例の改正など、20件の条例案を提案いたしまして、可決いただきました。
 私が経験した夕張市議会と比較して、これは比較するのがどうなのかという意見はあるかもしれませんけれども、当然のことながら、道議会は、道政課題というのは本当に多岐にわたりますし、今回本当に非常に多くのご質問もいただきました。300件ぐらいご質問をいただきました。そういう意味では、大変緊張感を持って対応したなというのが率直な感想であります。
 時間には限りはありますけれども、議会の議論を通じまして、私の考え方を一定程度お伝えをすることができたのではないかと考えております。このたびの議会での議論も踏まえまして、北海道・新時代の創造に向けて、全力で取り組んでいきたいと思っています。

夏の交通安全運動の実施について

 次でございますけれども、夏の交通安全運動の実施についてであります。7月に入りまして、これからの時期は、夏休みなどを控えて、観光・行楽に伴う交通事故の増加が心配される時期を迎えます。このため、道では昨日11日から20日までの10日間、「夏の交通安全運動」を展開しているところであります。
 運動の重点には、「飲酒運転の根絶」、「子供と高齢者の交通事故防止」、「スピードダウンと居眠り運転の防止」という3点を掲げておりまして、全道各地で啓発活動を実施するところであります。
 とりわけ、明日13日は、「北海道飲酒運転の根絶に関する条例」で定められた「飲酒運転根絶の日」であり、お手元の資料のとおり、サッポロファクトリーで開催する決起大会には、私も出席いたしまして、道民の皆さまに飲酒運転の根絶を呼び掛けることとしております。
 道民の皆さまには「飲酒運転をしない、させない、許さない」を合言葉に、飲酒運転の根絶と交通事故防止にご協力をお願いしたいと思います。
 マスコミの皆さま方にも、どうか積極的に報道いただければ大変ありがたいと思います。

JR北海道の利用促進に向けた取り組みについて

 次、三つ目でございますけれども、JR北海道の利用促進に向けた取り組みについて、こちらも資料を配付させていただいております。資料の1枚目をご覧いただきたいと思いますけれども、北海道鉄道活性化協議会では、今月15日から10月14日の鉄道の日までの期間「家族でお出かけ~北海道レールエールキャンペーン」を展開します。
 キャンペーンのスタートに合わせまして、15日には「ちびっ子はじめての鉄道旅体験」を開催させていただきます。道内の小学2年生から4年生20名が切符の買い方や列車の乗り方、車内でのマナーなどを学びながら、札幌駅から追分駅まで乗車する予定です。その後、道の駅あびら「D51ステーション」を訪問いたしまして、蒸気機関車を見学するなど、子どもたちに鉄道への親しみを持っていただきたいと考えています。札幌駅で行われます出発式には、JR北海道の島田社長と共に私も参加いたしまして、子どもたちを見送る予定です。
 次に資料の2枚目をご覧いただきたいと思いますけれども、JR北海道の「みどりの窓口」で切符の購入に使える200円分のクーポンが付いた雑誌「北海道鉄道旅おうえんブック」を来週15日に発売します。JRの切符購入に利用できるクーポンが付いた雑誌の販売は初めての試みでありますので、ぜひ皆さまにご活用いただきたいと思っています。この他にもさまざまなイベントなどを予定しておりますので、マスコミの皆さまにはPRにご協力いただけたらありがたいと思います。

北海道みんなの日(愛称:道みんの日)について

 次に4点目でございますが、「北海道みんなの日」、愛称「道みんの日」についてであります。来週7月17日の水曜日は「北海道みんなの日」、愛称「道みんの日」です。この日は、1869年に松浦武四郎が、明治政府に「北加伊道(ほっかいどう)」の名称を提案した日に、ちなんだものであります。
 道民の皆さまには、本道の歴史や文化など、その素晴らしさや価値を見つめ直し、これからの北海道をみんなで考えましょうという機会としていただくことを目的に、2017年に制定され、今年で3年目ということであります。
 今年の「道みんの日」の当日は、11時から赤れんが庁舎の前庭で道警音楽隊による記念演奏会が開催されまして、私も出席を予定しております。その他資料に記載がございますとおり、多彩な催しが予定されているところであります。
 この日を通じて、道民一人ひとりがふるさと北海道に誇りを持っていただきますとともに、より多くの方々に本道の魅力や素晴らしさを感じていただければと期待しているところです。
 こちらも、報道関係者の皆さまには周知へのご協力をお願い申し上げます。

地域訪問について

 話題提供の最後、5点目でございます。こちらも配付資料がございますけれども、地域訪問についてです。
 第2回定例道議会も終えまして、これから道内各地域を積極的に訪問していきたいと考えています。自分で言うのもちょっと恥ずかしいのですけれども、訪問は「こんにちは。鈴木直道です。」ということで銘打ちまして、お手元の資料にありますとおり、市町村長の皆さまや、地域の経済、観光などの活性化に取り組んでいる方々と意見交換をさせていただく「スクラムトーク」と、さまざまな分野でご活躍をされている方の仕事場などにお邪魔をして、その取り組みや地域への思いなどをお聞かせいただく「なおみちカフェ」ということで実施をしていきたいと思います。
 早速、来週16日の火曜日に後志総合振興局管内を訪問させていただきまして、「ほっかいどう応援団会議」についても、市町村長の皆さまからご意見をいただく予定であります。
 今後もできる限り時間を見つけて地域に出向きまして、「地域とともに考え、行動する道政」ということで進めていきたいなと思っています。
 ちょっと長くなりましたけれども、私からは以上であります。

 

記者からの質問

(北海道新聞)
 新しい道議会庁舎の喫煙所を設置巡る問題について、何点かお伺いします。今月1日に自民党・道民会議が議員総会で新しい議会庁舎に喫煙所を設置するという方針を決定しました。一方で、民主・道民連合は設置を求めないことを今日決定したところです。他の3会派については、われわれの取材等に対して敷地内の全面禁煙を求めているのが現状です。
 この問題についての知事の所感をお聞かせください。

(知事)
 この問題については、道民の皆さまから本当にさまざまなご意見が寄せられている状況かなと思います。やはり、議会においてしっかりと議論を深めていただきたいと私は思っています。

(北海道新聞)
 一昨日、日本禁煙学会(北海)道支部の支部長が住民監査請求を行いました。それは新しい道議会庁舎の完全禁煙を求めて、知事の判断を求めるといった内容です。それについての受け止めを聞かせてください。

(知事)
 住民監査請求についてですけれども、この請求については、監査委員において対応されるというものであります。今後、監査請求が正式に受理されまして、監査委員から、調査などの求めがあった場合については、真摯に対応したいと考えておりますが、現時点では議会において、喫煙専用室の設置などについて決まっていない状況かと思いますので、そういったことも踏まえて、今後、動きが進んでいくのかと思います。

(北海道新聞)
 住民監査請求の中では、知事の主体的な判断を求めております。知事は今後この問題に関して何か主体的な判断をされるお考えはありますでしょうか。また、もしされるとすれば、どういった観点が重要となってくるでしょうか。

(知事)
 議会において、しっかりとした対処をすべきだということを申し上げてまいりましたけれども、この問題に関して、私もこれまでさまざま個人的にもいろんなご意見があるということであります。
 ですので、先ほど申し上げましたけれども、道民の皆さまからさまざまな声が寄せられておりますから、そういった声が寄せられる中で議会においてしっかりと議論をして、答えを出していただきたいと思います。

(北海道新聞)
 答えを出していただきたいということは、知事ご自身で判断されることはないということでしょうか。

(知事)
 そもそも、喫煙室の設置に対する考え方ですけれども、道議会庁舎における喫煙の考え方について、今議会が議論をしているのですから、私はさまざまな意見があるという状況をしっかりと受け止めていただいて、しっかりと議論を深めて答えを出すというのが求められると思いますし、そのようにしていただきたいなと思っております。

(北海道新聞)
 最後に1問だけ伺います。
 今、知事ご自身もさまざまな意見を個人的にも聞かれているというふうにおっしゃいました。知事はこの春の選挙以降、IR(統合型リゾート)など重要な課題について、道民目線で判断するというお話をされていました。
 この問題に関しての道民目線とはどういうことだというふうに思われますでしょうか。

(知事)
 いろんな意見の中で一つの方向性を出さなくてはならないというのが、ある意味政治ですから。そこは例えば、喫煙室を設けるべきだという声から、設けないべきだという声から、いろんな声は当然あるわけです。その中で選挙で選ばれた道民の代表たる議員の皆さんが、いろんな声を踏まえて議論をして答えを出していく。このことに尽きると思いますし、私も道民の皆さんから負託を受けて、知事としてやっていますので、やはりそういう皆さんの声をしっかり聞いて、そこは判断いただきたいなと思っています。

(NHK)
 今の質問に関連してなんですけれども、鈴木知事自身はたばこをお吸いになりますか。

(知事)
 吸わないです。

(NHK)
 たばこは個人的にお好きですか、苦手ですか、何とも思いませんか。

(知事)
 私自身たばこを吸わないということはあるのですけれども、たばこを吸うことに関して、特段、非常に嫌だなとか嫌悪感があるなどということはないですけれども、やはりたばこを吸われる方については、しっかりマナーを守ってもらいたいなと思いますし、特に、一時期、いろんな問題になりましたけれども、歩きたばこ、ちょうどたばこを持っている位置が子どもの目線の高さになって。そういう社会的な声が大きくなって、そういうことはもうなくなりましたけれども、しっかりとマナーを守って喫煙していただきたいなとすごく感じます。

(北海道新聞)
 話題ちょっと変わりまして、道議会との答弁調整の関係についてお伺いいたします。今回の定例会から、答弁調整を見直したわけなのですけれども、私が取材していての印象なのですが、やはり原稿を読み合うだけの状況というのは、これまでとあまり変わらず、一問一答方式の予算特別委員会におけるやり取りの中では、原稿を読まない場面というのも見ることができたわけなのですけれども、やっぱり基本的にはその緊張感のあるやり取りということとは程遠かったのではないかなという印象を持っています。まず、この議会で、この答弁調整を見直しての知事自身のご感想をお聞かせください。

(知事)
 私自身、まずは事実関係として、今定例会から簡潔なスタイルの答弁要旨書を用意して意見交換を行うということで見直しを行いました。今回300本以上、いろいろやり取りしてきましたけれども、原稿を読むこと自体は、それは300本の質問を全てそらで何も見ず、詳細な数字も含めてお話しできるということは一番良いのかもしれませんが、やはり自分がこの議会で何をお伝えしたいかということをしっかりと練り上げて、議場でそれをお伝えするという意味で、原稿に目を落としながらお話をするということは普通のことだと私は思います。
 ただ、今までの意見交換の中で、一言一句どうだとか、原稿を事実上交換するような状況もあったかに聞いていますので、そういうものはもうなくなっているわけであります。そういう意味では、私は一定の見直しが図られたと思いますし、また一問一答の(予算特別委員会)知事総括(質疑)についても、一問一答という形式もありましたけれども、いろんな質問が出てきますから、そのときに特に知事答弁だと、方向性や知事自身の考え方などが問われることも多かったですから、そこはしっかり自分の考えをお話ししてまいりました。
 そういう意味では、これからもどういう形が一番道民の皆さんのご期待に応え得る議論なのかということを、議会と共に考えていかなければいけない、不断の努力が必要だと思いますけれども、まずは一定の見直しはできたのかなとは思っています。

(北海道新聞)
 一定の見直しはできたけれど、今もおっしゃいましたが、今後もどういう形が一番良いかということは考えていきたいということですが、実際、申し合わせの中で、答弁調整を見直す中で、答弁要旨を出した後も、意見交換や再質問以降のやり取りというのは、これ見直しを認めているわけなのですけれども、やはり過剰な擦り合わせというのがあったのではないのかなという、私も取材の実感があるわけなのですけれども、そこを見直していくことというのはいかがでしょうか。

(知事)
 質問の方向性や、議論のどこに関心があるのかなど、そういったところはやはりしっかり互いに理解した上で議会議論というものを積み重ねなければ、議会というのも時間には限りがあるわけです。議会開催に当たっても、道民の皆さまからいただいた税金で運営しているわけです。ですので、その限られた議会の時間の中で有効な議会議論をする上で、互いのそういう方向性の確認というのは、私はある程度必要だと思います。ただ、そこが確かに過剰になりすぎて、一言一句どうだとかとなると、それはちょっと違うのかなと思いますので、今回あらためて、また昔のルールに戻してしっかりやろうということになって、ある意味、議会側もわれわれ理事者側も、ルールを変えてやっていく戸惑いもありましたし、これから繰り返していく中で、そういう緊張感をどう維持していくかということは、運用上考えていかなければいけないというのはあるのではないかなと思います。

(北海道新聞)
 ありがとうございます。最後になりますけれども、やっぱり知事自身で、自分自身の言葉で語ってほしいという声が結構多かったかなと思うのですけれども、今日の記者会見、結構自分の言葉で語っていただいているなという印象を持っているのですが、そういった声はどう受け止められますでしょうか。

(知事)
 いや、今までも自分の言葉で語っているのですけれど、議会の答弁もそうですし、この会見もそうですし、あらゆる場面もそうですけれども、私も本当に未熟な人間ですから、全てのこういう数字とか、そういうところを全て暗記して臨むこともあるし、そうではないときもあるわけです。
 例えば、資料に書いてある数字を眺めながら、これはこういうことですよなどと話したりというのもありますし、あとは自分自身の言葉としてこれが適切じゃないなとか、私はこういう思いを伝えたいななどというのは、当然打ち合わせてやっている話でありますから、そこはただ、そういうふうにご覧になる方が多いのであれば、改めていきたいなと思います。

(室蘭民報)
 知事の地域訪問「こんにちは。鈴木直道です。」について1点お聞きしたいのですけれども、この地域訪問ですが、例えば任期中に179市町村全て回りたいですとか、そういった数値的な目標等はございますでしょうか。

(知事)
 本当に回りたいですね、全部。公務の日程などもありますので、できる限り、やはり
179の市町村、しっかり回りたいと思いますし、あと、私がこの「なおみちカフェ」と自分の名前が付いているのは恥ずかしいのですけれど、もっと良い名前があれば教えてほしいのですが、地域の頑張っている人や、その取り組みをみんなで共有したいという思いがありまして、知事がここに視察に来ましたという感じよりは、そこの地域で本当に頑張っている方がいらっしゃって、どういう思いでそれをやっていらっしゃるのかなど、そういうことを皆さん、まさに日常的な取材の中でやられていらっしゃると思うのですけれども、そういうものをやはり取り上げた中でご覧になった他の道民の方々も、こういう思いでこの方はこの地域で頑張っているんだな、私もそういう共感するものがあるな、うちの地域でもそういうことができないかななど、そういうきっかけにもなるのかなとも思っていて、どこどこに視察に行きましたというような感じではなくて、どうやればそういう柔らかい感じが伝わるかなと思って「カフェ」という言い方にしたのですけど。ちょっとこれは試行錯誤でやっていかなければいけないなと思うのですけれども、みんなで北海道ってあらためてやっぱり素晴らしいなと、共有できるようなものになればいいなと思っていますので、ぜひ皆さんにもお力添えいただければありがたいと思います。

(NHK)
 ご自身の給与を削減する条例案、これも全会一致で今日可決されました。あらためてご自身の給料を削減することに、正式に決定することになった知事の受け止めを聞かせてください。

(知事)
 これは私が出馬会見で言ったことでありまして、皆さんへの約束であるとともに、行財政改革を不断に取り組むその決意と姿勢を示すのだということで取り組もうとしたものであります。議会からもいろんなご指摘などもありましたけれども、結果的には全会一致で私の提案しました削減内容についてご理解いただけたというのは、本当にありがたいなと思います。私自身がその姿勢を示すことについて、全会一致で頑張れというふうに言っていただいたのだと思いますので、しっかりその役割を果たしていきたいなと思います。まずはそういう思いであります。

(NHK) 
 今、役割を果たしていきたいというお話がありましたけれども、水準でいえば全国最低水準ということになりました。そういう給与の中で、今後道政をどのように運営していきたいか、あらためてその意気込みをお聞かせください。

(知事)
 これは、いろいろ議論があったのですけれども、今、給料とボーナスと退職金を30パーセント削減し、実は私、4月、5月、6月、7月と、もう給料もらっちゃっているのです。条例案は今日可決いただきましたが、8月からは、(削減された給料が)適用になるわけです。それではおかしいので、就任日まで遡及をして、今までもらった分(から削減される分)を返そうと思うのですけれども、そうするとマイナスになっちゃうのですよ、来月の給料が。だから、それはちょっとご勘弁いただいて、何回かに分けて返していきたいと思うのですけれども。ですので、来月、8月、9月が28万ぐらいになっちゃうのです。だから夕張の市長の時と大して変わらないなと思っているのですけれど。ただ、確かに給与面では全国最低水準かもしれませんけれども、「いやあ、給料を下げたから仕事してないじゃないか。」と言われないように、給与は最低水準かもしれないけれども、日本一働くんだという思いで頑張りたいなというふうに思いますし、うちの妻にもちょっと事情を説明しなければいけないなと思っています。

(北海道新聞)
 先ほどの質問で、道民目線について問われて、知事、道民の負託を受けた政治家が判断すると、議論して判断するというお話をされたかと思うのですけれども、知事はいろんな場面でも道民目線という言葉を使われていますけれども、道民の負託を受けた政治家が判断すれば、どういう結論であれ、ある程度は道民目線と言えるというようなことを思われますでしょうか。

(知事)
 当然、判断すべき事項やそれに伴う道民の皆さまのさまざまな声、また現に道民として生活をされている方のみならず、例えば将来大人になっていく今の子どもたちにとって、また未来の北海道にとってどうなのかということをやはり総合的に考えていろんな判断をしていくというのが、住民の代表たる負託を受けた者の判断だと思いますし、また、その判断というものも、人生をもって背負っていくということが、私は一つ公選職というか、そういうところも求められることだと思いますので、そういう意味では今だけではなくて、これから先の未来も含めて、自分の判断がどうなのか、道民の方々のさまざまな意見というものをお聞きしながら、判断していくということがやはり大事なのかなと思っています。


この文章については、読みやすいよう、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどを整理し作成しています。(文責:広報広聴課)

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