知事定例記者会見(平成31年1月18日)

知事定例記者会見

・日時/平成31年1月18日(金) 15:00~15:08
・場所/記者会見室
・記者数/25名(テレビカメラ1台)

会見項目

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知事からの話題

1 平成30年度の「北方領土の日」特別啓発期間の取り組みについて

記者からの質問

1 北方領土問題について
2 次期知事選の立候補予定者について

 

知事からの話題

 

平成30年度の「北方領土の日」特別啓発期間の取り組みについて

〔配付資料:平成30年度「北方領土の日」特別啓発期間の取組について(PDF)〕 
 それでは、私からは1点であります。
 今年も登場のエリカちゃん(北方領土イメージキャラクター)でございますが、平成30年度の「北方領土の日」特別啓発期間の取り組みについてであります。道では、2月7日木曜日の「北方領土の日」を中心とする1カ月間、具体的には1月21日、来週月曜日から、2月20日水曜日までを「北方領土の日」特別啓発期間として位置付けているところであります。
 日ロ間におきましては、領土問題を含め、平和条約締結に向けた外交交渉が進められているのはご承知のとおりでありまして、こういった中、道といたしましても、一層の道民世論喚起に向け、道内各地でさまざまな取り組みを実施することとしております。
 配付資料にあるとおりですが、まずは「さっぽろ雪まつり」期間中に、大通会場で署名活動のほか、「北方領土フェスティバル」などを開催いたします。そして、つどーむ会場でもPR活動やステージイベントを行うことといたしております。また、2月3日日曜日には、中高生による「北方領土早期返還祈念合唱コンサート」を開催するとともに、2月7日の「北方領土の日」には、根室管内住民大会や各振興局でのパネル展など、全道一斉の啓発で領土問題をアピールする予定としております。
 エリカちゃんとともに今年も頑張っていきます。
 以上です。

 

記者からの質問

(HBC)
 先ほど「北方領土の日」の啓発期間のお話がございましたけれども、来週日ロ首脳会談がございます。二島返還に向けた交渉かという見方もある中で、これまで地元ですとか、元島民の思いに寄り添ってこられました知事のお立場としまして、どのように政府に返還を含めた外交交渉に当たってほしいか、お考えをお願いします。

(知事)
 分かりました。来週の22日に、モスクワのほうに安倍総理が訪問されて、ダボス会議の前後らしいですけれども、日ロ首脳会談が予定されておりますし、また、6月のG20首脳会合、これは大阪でございますので、それに合わせて、今年再度の日ロ首脳会談も見込まれていると。その間に、外相レベルの会合や事務レベルの協議など、今年はいろいろなものが重ねて開催されるというふうに理解するところでございます。
 私どもは北方領土を地域の一部に抱えている自治体でございますので、元島民の方々もいっぱいおられる、そういった中で、北方領土問題の解決に向けて、毎年最低1回は総理や、東京の関係国会議員の方々など、さまざまな形で私どもの主張を強くアピールしてきたところでございまして、12月にも根室市長、あるいは千島連盟(千島歯舞諸島居住者連盟)の理事長をはじめ、領土問題の関係の方々とともに、総理官邸で総理にも要請をさせていただいたところであります。
 もとより、外交交渉でありますので、私どもも含めて一般の国民の方々に示されない部分も現時点では多いのかもしれませんが、私はその際には、総理に対して、一歩一歩着実な交渉をぜひやっていただきたいと、地元の思いをしっかり受けとめていただきたいというようなことを申し上げたところでありまして、これからも、首脳あるいは外相レベルなど、外交交渉を注視していきたいというふうに思っております。
 また、昨日東京のほうで経済産業大臣にお会いしたときに、大臣も言っておられたのですが、経済協力がどういう形でできるかというようなことも、この平和条約交渉の周辺として大変重要だという認識を政府として持っておられるらしいので、そういったことも続いてくるでしょうし、そういった中で、私どもはまさにロシアとはいろいろな形で交流事業や協力事業もやらせていただいている立場で、またできることもあるかなと、こんなふうに思っております。

(北海道新聞)
 知事選に関してなのですけれども、北海道商工会議所連合会、道商連の政治組織である日本商工連盟北海道連合会の岩田圭剛会長が、今日、自民党道連に和泉国土交通省北海道局長を擁立するように要請する方針で、要請はまだしていないのですけれども、要請したいという考えを先ほど記者団に示されました。そういう考えを示されました。
 これに対する知事としての受け止めをお聞かせください。

(知事)
 道商連の政治団体としての要請を検討しておられ、要請をする方向だということでありますけれども、予告でまだこれからのようでありますので、実際どういう形になるか見極めてからだと思うわけであります。経済界の方々がそういう声を上げられたというのは一つの考え方かなというふうに思います。

(北海道新聞)
 一つの考え方だと。

(知事)
 そうですね。まだ(要請書も)出されていないですし、内容も見ておりませんので。以前道議の方々や、それから市町村長の方々の要請内容は、私も拝見させていただいて、その上で東京でもコメントをさせていただいたのですが、ちょっとそれ(要請内容)が出てからということかもしれませんね。

(北海道新聞)
 なるほど。その首長ですとか、道議の方々の要請を踏まえて、知事ご自身は、重いことだというふうにかねがねおっしゃっていらっしゃいますけれども。昨日もそうですね。
 一方で、(自民党)道連の執行部は、鈴木夕張市長を軸に調整しているという状況ではあるのですが、仮に鈴木さんが、公認候補となった場合は、知事としてはどのような対応を今後考えていますか。

(知事)
 仮の議論にはお答えしづらい質問だと思います。
 私はかねがね、選挙は、やはり皆でやるものでありますので、今出ているようなさまざまな意見を踏まえて、透明性がある形で皆さんが納得する形で、決定をしていただきたいというふうに申し上げておりますので、そういうことをこの場でも繰り返させていただきたいと思います。


この文章については、読みやすいよう、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどを整理し作成しています。   (文責 広報広聴課)

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