知事定例記者会見(平成30年1月12日)

知事定例記者会見

・日時/平成30年1月12日(金)  15:00~15:15
・場所/記者会見室
・記者数/25名(テレビカメラ1台)

会見項目

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知事からの話題

1 香港訪問について
2 「第2回北のまんが大賞」入賞作品の決定について

記者からの質問

1   JR北海道の事業範囲の見直しについて(1)
2 JR北海道の事業範囲の見直しについて(2)
3 JR北海道の事業範囲の見直しについて(3)

知事からの話題

 

香港訪問について

〔配付資料:香港訪問日程案(PDF)〕
 私からは2点お話をさせていただきます。
 1つ目は、香港への出張についてであります。
 お手元に日程だけでありますけれども資料を配付しております。
 今度の日曜日(1月)14日に出発しまして、16日火曜日まで、向こうで仕事ができるのは実質1日半ですが、こういう日程で香港を訪問させていただきます。私、個人としては、香港に行くのは2回目となります。知事になりましてから、2015(平成27)年夏にジェトロから依頼がありまして、(香港を)訪問して投資誘致のプロモーションを行おうと考えていたのですが、直前になりまして、ちょうど同じ時期にハワイでTPPの閣僚会議、当時はまだ甘利さんが担当大臣でしたが、そこ(ハワイ)に行って申し入れをしようということで、知事会でも「あなた(農林商工常任委員会の)代表だから」というふうな段取りになりまして、急遽、香港の出張を取り止めて、辻副知事に代わりに行ってもらった経緯がございました。その意味では、今回、私は香港には何としても自分自身で行きたいという強い思いを持って、本道の食あるいは投資環境を売り込みにトップセールスをさせていただきたいと思っているところでございます。また、航空会社の訪問などもさせていただくこととしているところでございます。しっかりと北海道のPR、売り込みをさせていただければと思っております。

「第2回北のまんが大賞」入賞作品の決定について

〔配付資料:「第2回北のまんが大賞」入賞作品の決定について(PDF)〕
〔配付資料:第2回北のまんが大賞入賞作品(PDF)〕
 もう一つは、これも配付資料がございますが、昨年度から実施させていただいております、漫画の公募コンテスト「北のまんが大賞」の第2回の入賞作品の決定をいたしたところであります。
 応募総数55作品の中から、いがらしゆみこさんをはじめとする道内の漫画家や道内外の出版編集者などにより選考させていただきました。
 大賞は「いつか想い出になる今日を」、「あいば ゆう」さん、それから、準大賞は「シャコタン・マリッジ・ブルー」、「池田 新(いけだ あらた)」さん、このほか、作風やストーリー構成が印象に残る4作品を特別賞と審査員特別賞に決定したところであります。
 選考の過程で審査員から寄せられた講評は、辛口のものも含めて全て作者に伝える方針でございます。そして、選考に参画いただいている首都圏の大手出版社の漫画編集部の目に留まった作者は、本人の同意の上、編集部へ紹介するなど、漫画家志望者のスキルアップやデビューを支援していきたいと考えているところでございます。
 大賞作品、準大賞作品は、道のホームページで公開するほか、民間企業等とのタイアップによる各種イベントでの発信なども行っていく予定であります。元々、北海道は漫画家で全国的なベースで売れっ子の方も多い土地柄でございます。第2、第3のスターを北海道から漫画界にも紹介をしていきたいと考えております。
 私からは、以上2点であります。

記者からの質問

(HTB)
 今日、国とJRを交えた三者協議が初めて行われておりますけれども、これを踏まえまして、道としてどのようなことをこの場で話し合っていきたいのか、そして今後の議論をどのように進めていきたいのか、知事の展望、お考えをお聞かせください。

(知事)
 三者というのは、国とJR北海道と私ども道、この三者による協議ということであります。当たり前のことでありますが、鉄道を運行しておられるJR北海道、広域自治体の立場である道、そして、われわれが支援を求めている国、この三者による協議は大変有意義でありまして、今回は東京で行われたところであります。
 先ほど、これに道側のトップとして参加した山谷副知事から電話で「終わりました」という報告は受けたところでございます。詳細な中身は戻ってきてからということになりますけれども、事前の打合せの中では、昨年の暮れに(石井)国土交通大臣のお時間を頂戴できましたので、オール北海道、すなわち市長会の代表、町村会の代表、経済界の代表、そしてその直前に設置されました道議会の(北海道地方路線問題調査)特別委員会の喜多委員長と私で、大臣にお会いして、要請、提案をさせていただいた内容について、あらためて説明をさせていただいたところです。また、JR北海道は、運行を現にされて、路線の半分を見直さざるを得ないというつらい立場で、いろいろなご発言があったのかなと推察するわけでありますが、今日は1回目でありますので、これからもこういった三者による協議をしっかりと続けていかなければならないかなと思っているところでございます。
 また、これと並行して、国とわれわれ道、あるいは市町村も巻き込む形の新たな制度設計ということが昨年の大臣要請の一つのポイントでございましたので、それを組み立てていく協議というか打合せというのは、これはメインは国の鉄道局と私ども道庁の交通部局で行っていくということになるかなと思うわけであります。
 そういった中で、(石井)大臣が今日の記者会見の場で、夏ごろまでに大まかな方向性を決めたいというようなご発言をされたと報告を受けているところでございまして、これは、年末の各社によるインタビューの時にご質問があった社にはお答えしたと思いますが、一つの制度を国やわれわれ地方の行政も巻き込む形で作り上げるとすれば、予算編成のプロセス、すなわち8月末までの各省庁から財務省への予算要求の締めのタイミングもありますし、各省庁におけるプロセスを経て12月末に政府案の決定、すなわち閣議決定というようなスケジュールを念頭に置きながら、われわれも調整をしなければならないということを申し上げたところであります。おそらく大臣のご発言で「夏ごろまでに」というお話は、推察するに、概算要求というようなことも視野に入れたものかなと思う次第でありまして、こういった国との調整ということも、しっかり取り組んでいかなければならないと思っております。

(朝日新聞)
  昨日の道議会の特別委員会で、JR北海道の島田社長ら経営陣を参考人招致するということが決まりました。これに対する知事の受け止めをお聞かせください。

(知事)
 招致についてのコメントですね。道議会にこのようなJR問題のみを扱っていただく特別委員会ができたことは大変心強いということは、前回(1月4日)の記者会見の場でも申し上げたとおりであります。その特別委員会の場でさまざま疑問に思われたところ、あるいは質疑をしなければならないと議員の方々が思われたことについて、必要に応じ参考人を招致されることは当然だと思う次第でありますので、さらに活発なご議論をしていただくために、こういった招致ということをお決めになったのかなと考えているところでございます。

(NHK)
 JR関連なのですけれども、明日からいよいよ鉄道関連のフォローアップ会議が始まります。しょっぱな一発目から取材が冒頭のみで中身がクローズと。沿線自治体も道民も関心が高まっている中で、期限ありきでわずか一カ月ほどの集中審議という中で、北海道の将来の鉄路の考え方が決められてしまって、あとはパブコメでというのはちょっと乱暴な感じがするのですけれども、今後も数回続けられると思うのですが、ずっとクローズではなくてどうにかならないのかと思うのですが、どうでしょうか。

(知事)
 鉄道(ネットワーク・)ワーキングチームフォローアップ会議は、フォローアップが付いていない、前のワーキングチームの会議というものから振り返りますと、JR(北海道)社長の(単独では維持困難な路線についての)発言が一昨年の秋、そしてその直後に私どもが市長会、町村会にもお声を掛けて、JRにも入っていただいたこのワーキングチームをつくって、そこで集中的に議論をして、これからのJR問題にいかに取り組んでいくかということや基本的な視点についても議論を活発にしていただいて報告書をまとめましたが、その会議の運営というのも、やはり申し訳ないことでありますが、冒頭だけ公開で、あとの質疑は非公開ということで、事後に質疑の概要を座長からぶらさがり取材で発表させていただくという形でさせていただいたところであります。もとより、質疑の詳細、誰がどういう発言をしたかということに道民の皆さま方、特にマスコミの方々のご関心があるということは想像に難くないわけでありますけれども、道のこういったさまざまな政策的な決定をする会議については、参加される方々のご意向なども踏まえた上で、特に今回は岸座長とも十分相談の上で非公開ということを決めたわけでありますが、全てオープンというわけではなくて、非公開で議論をする場合もあるわけでございます。一つの例は、今申し上げました、このフォローアップが付く前のワーキングチームの会議がそうでございましたし、また総合政策部以外の他部局においても、非公開ということでさせていただいている場合もございます。いろいろなご意見がある中で、こういう会合の運用の仕方もあるということは、ぜひご理解いただければと思います。終わった後の座長、この場合には岸座長でありますが、ぶらさがり会見の実施の場でさまざまご質問をいただければと、こんなふうに思います。

(NHK)
 となると、これは最後までずっと非公開でやっていくということですか。

(知事)
 その予定にいたしております。

(NHK)
 そして、パブコメで意見を募るということになってくるということですか。

(知事)
 そうですね。

(NHK)
 だいたい何回くらいを考えていらっしゃるのでしょうか。

(知事)
 今のところ、座長との間では3回くらいを想定していると伺っております。いずれにせよ、全体の報告を年度内にするというお約束を道議会でも私から申し上げております、全体の議論の一部でありますので、3回くらいを想定しております。

 

 

 

 


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                                                            (文責 広報広聴課)

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