今年度の四島交流等事業に関する知事談話

 本年4月に「2020年北方四島交流代表者間協議」で合意した道が主催する今年度の「北方墓参」については、新型コロナウイルス感染症の影響により、これまで事業の実施を見合せておりましたが、計画期間中である10月までの事業開始及び冬期間の船舶の運航が困難なことから、実施しないことを決定いたしました。

 私としては、新型コロナウイルス感染症の影響により、「令和2年度四島交流等事業(四島交流、北方墓参、自由訪問)」を計画どおり実施することが叶わなかったことは、極めて残念であります。

 道としては、新型コロナウイルス感染症の影響により、北方領土問題の早期解決に向けた交渉が後退することがないよう、強力な対露外交交渉の一層の加速や、新型コロナウイルス感染症の感染状況を見極めながら、可能な限り航空機墓参などの事業が実施できるよう日露政府間において引き続き調整を行うことなどについて、国へ要望してまいります。

 また、道が千島連盟と共催で実施する航空機による北海道本島側からの上空慰霊等の実施や、今後の四島交流等事業の円滑な実施に向け、新型コロナウイルス感染症対策に全力で取り組むとともに、引き続き、元島民と関係団体等の方々からのご意見をお聞きしながら、元島民をはじめ道民の皆様の想いに寄り添った取組を展開してまいります。

令和2年9月1日

北海道知事 鈴木 直道

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