北海道データブック2025_交通

北海道の生活 - 交通

道内・道外を結ぶ交通ネットワーク

道路

北海道の道路実延長(供用延長)は約90,775kmであり、このうち、高速自動車国道を除く道内における国道の延長は約6,816km、道道の延長は約11,923km、市町村道の延長は約71,249kmとなっています。

※道路統計年報2024(令和5年4月1日現在)
※高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路及び一般国道の自動車専用道路は一般国道の内数としている。
※道道の延長には札幌市管理分を含む。

北海道高規格道路図

鉄道

道内の都市間を結ぶ旅客鉄道は、「北海道旅客鉄道(株)」と「道南いさりび鉄道(株)」が運行しています。
北海道旅客鉄道(株)は、14線区2,254.9km(2024年4月現在)で運行しており、2023年度の年間輸送人員は、約1億2,039万人となっています。
また、「SL冬の湿原号」、「くしろ湿原ノロッコ号」や「フラノラベンダーエクスプレス」など、観光施設へのアクセスや季節に応じた臨時列車も多く運行されているほか、札幌・旭川・函館エリアの75駅で利用できるICカード乗車券「Kitaca(キタカ)」は、JR各社や関東圏・関西圏など全国の交通系ICカードと相互利用が可能です。
2016年3月には、北海道新幹線新青森~新函館北斗間(148.8km)が開業し、青函トンネルを通じて、北海道と本州が新幹線で結ばれました。
道南いさりび鉄道(株)は、北海道新幹線開業に伴ってJR北海道から経営分離された五稜郭~木古内間(37.8km)の運行を2016年3月から行っています。

港湾

港湾は、室蘭や苫小牧の国際拠点港湾をはじめ、35あります。フェリー定期航路は、青森、大間、八戸、秋田、仙台、大洗、新潟、名古屋、敦賀、舞鶴との間に12航路、道内の離島である利尻・礼文、奥尻、天売・焼尻への3航路が運航されています。

航空

北海道には、令和7年6月末現在13の空港があり、国内線は道内13路線、道外39路線の計52路線が就航しています。
2023年度の道内空港の国内線乗客数は2,571万人で、このうち新千歳空港は2,003万人となっており、次いで、函館空港(157万人)、旭川空港(102万人)の順となっています。
新千歳空港は、3,000m滑走路2本を有する、我が国初めての24時間運用空港であり、国際航空ネットワークを形成する拠点空港としての役割を果たしています。新型コロナウイルス感染症の影響により、2020年3月末以降、国際線は全便運休となりましたが、2022年7月に定期便の運航が再開して以来、拡大傾向にあり、2024年度は、コロナ禍前を超える約389万人が利用しました。
新千歳空港以外の道内空港においても、函館空港や、旭川空港において2023年5月に、コロナ禍で運休となっていた国際線定期便が再開し、帯広空港においても2025年5月に初となる国際定期便が就航するなど、国際化が進んでいます。

出典:国土交通省(2023年)「空港管理状況調書」、国土交通省東京航空局「管内空港の利用概況集計表」

<ワンポイントメモ>

北海道新幹線

北海道新幹線は新青森から札幌まで約361kmに及ぶ路線です。
新青森~新函館北斗間の約149kmは、2005年に工事実施計画が認可され、2016年3月26日に開業しました。現在、東京~新函館北斗間を10往復、仙台、盛岡、新青森と新函館北斗の間でそれぞれ1往復が運行しています。
また、新函館北斗から札幌までの区間は、2012年に認可・着工され、開業に向けて工事が進められています。
北海道新幹線開業をきっかけに、東北地方をはじめ、首都圏・北関東など各地域との交流が活発になると期待されています。

交通基盤<2022年(令和4年)4月現在>

交通基盤

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