北海道データブック2020_道産品・経済交流

北海道データブック2020北海道の産業-道産品・経済交流

 

北海道の産業 - 道産品・経済交流

 

 

道産品の販路拡大へ向けて

 北海道は、四季折々の自然の恵みを背景に、海や大地の新鮮で豊富な素材を生かした安全で美味しい魅力ある食の宝庫です。
 こうした食分野における北海道の優位性や特性を生かし、地域産品のブランド化に向けた地域の取り組みを促進するとともに、道産品の販路拡大を図るため、道では、道産品の紹介、販売などを行うアンテナショップとして、「北海道どさんこプラザ」を設置しており、国内では札幌店、有楽町店など9店舗(うち2店舗は札幌店のサテライト店として、コープさっぽろ倶知安店、湯川店に設置)、海外ではシンガポールに2店舗、タイ・バンコクに1店舗と合計12店舗を開設しています。
 また、道産品を全国の皆さまに知っていただくため、毎年全国の主要都市で「北海道の物産と観光展」を開催するとともに、流通企業の方々を対象とした道産品の取引商談会を札幌、東京、大阪で開催するほか、道産品情報を道のホームページで紹介しています。

 

海外との経済交流道産品の販路拡大へ向けて道産品の販路拡大へ向けて

 2019年の北海道の貿易額は、輸出が3,121億円(前年比21.4%減)、輸入が1兆2,532億円(前年比14.8%減)となっており、全国と比較すると輸出が0.4%、輸入が1.6%を占めています(道内港の通関実績)。
 本道からの主な輸出品は、魚介類・同調製品(538億円)、一般機械(429億円)、鉄鋼(392億円)となっており、この3つの分野で総輸出額の4割以上を占めているほか、再輸出品(217億円)がマレーシア向けで増加し、2年連続のプラスとなっています。
 国内市場は、人口減少に伴い縮小が懸念される一方、世界的な市場の拡大、新興国における中間層の増加など、世界情勢は急速に変化しており、本道の持続的発展に向け、アジア地域をはじめとした海外の成長力の取り込みによる地域経済の活性化が求められています。
 このため、道では、道内企業の貿易や海外展開などを支援するワンストップセンターとして「北海道国際ビジネスセンター」を官民協働で設置し、貿易コンサルティングや貿易研修、セミナーの開催などとともに、東アジアを対象に幅広い情報の収集・分析・提供等を行う「東アジア研究センター」機能の整備・運営による支援を行っています。
 このほか、韓国・ソウル、中国・上海、シンガポール及びロシア・サハリン州に設置している海外事務所や職員を派遣しているタイ・バンコク、ロシア・ウラジオストクの金融機関駐在員事務所等といった海外の拠点による道内企業の海外展開支援や支援機関、外国政府との連携を強化するなど、海外ネットワークの更なる充実強化を図っています。
 さらに、北海道のさまざまな魅力の発信とともに、海外における道産品等の販路拡大を図るため、商談会の実施や現地でのプロモーション、テスト販売などに取り組んでいます。
 また、本道経済の活性化に貢献し、良質な地域におけるまちづくりと調和する投資を海外から得るため、食や観光、文化などを中心に本道ならではの魅力の情報発信と投資家の招へいに取り組んでいます。

 

主な商品別輸出入額<2019年(令和元年)>

 

 

輸出 
項目 額(億円) 割合
魚介類・同調製品 538  17.2% 
一般機械 429  13.8% 
鉄鋼 392  12.6% 
自動車の部分品 305  9.8% 
特殊取扱品 217  6.9% 
輸入 
項目 額(億円) 割合
原油・粗油 3,636  29.0% 
石炭 1,139  9.1% 
魚介類・同調製品 759  6.1% 
一般機械 637  5.1% 
石油製品 634  5.1% 
出典:函館税関(2019年)「北海道貿易概況」

 

主な国・地域別輸出入額<2019年(令和元年)>

 

輸出  
項目 額(億円) 割合
中国 651  20.9% 
韓国 363  11.6% 
アメリカ 327  10.5% 
タイ 294  9.4% 
マレーシア 217  6.9% 
輸入 
項目 額(億円) 割合
中国 1,449  11.6% 
サウジアラビア 1,340  10.7% 
オーストラリア 1,096  8.7% 
アメリカ 1,054  8.4% 
アラブ首長国連邦 936  7.5% 
出典:函館税関(2019年)「北海道貿易概況」

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