北海道データブック2014_経済

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北海道の産業 - 経済

北海道の経済の現状

 北海道の生産活動により生み出された付加価値の規模を示す道内総生産(実質)は
18兆2,631億円(2011年度)で、その伸びを示す経済成長率は2005年度よりマイナスの傾向が続いていましたが、2010年度以降プラスに転じています。(グラフ「北海道と全国の経済成長率(実質)の推移」を参照)
 

第2次産業のウエイトが低い産業構造
 道内総生産の産業別構成比は、第1次産業が3.7%(全国1.1%)、第2次産業が15.5%(全国24.1%)、第3次産業が80.4%(全国74.0%)で全国に比べ第1次産業と第3次産業が高いのに対して第2次産業は低いものとなっています。(グラフ「産業別総生産の構成(2011年度)」を参照)
 第2次産業のうち、製造業について見ると、産業全体に占める割合が、8.9%(全国18.5%)で、全国の2分の1以下となっており、製造業における業種別構成を全国と比べると食料品のウエイトが高く、一般機械や輸送用機械、金属製品などのウエイトが低くなっています。
 
地域経済の活性化や全員参加型社会の実現に向けて

 本道の経済産業が抱える構造的な課題や、原材料価格の高騰、消費税率の引上げなど経済社会環境の変化をとらえつつ、地域経済の好循環につなげるためには、本道の優位性を生かした食や観光、環境・エネルギーなど、新たな市場と雇用の創出が期待される分野における成長力の強化などに取り組むことが重要です。
   このため、「食」については、北海道ブランドの確立に向けた競争力強化や今後成長が期待される分野へ集中的に展開し、「観光」については、国内外への効果的な誘客活動による旅行市場の拡大等に向けた取組などを進めるとともに、「環境・エネルギー」分野では、省エネルギーの促進と新エネルギーの導入促進などの取組を進めています。
   また、力強い地域経済づくりに向けて、中小企業・小規模事業者の経営基盤の強化や創業等の支援、地域商業の活性化に取り組むとともに、幅広い業種におけるものづくり産業の競争力強化や北海道の優位性を生かした企業誘致などの取組を進めています。
    一方、雇用情勢は、厳しさは残るものの改善していますが、引き続き、産業振興と一体となった雇用創出を推進するほか、昨今の人手不足に対応し、雇用のミスマッチを解消するとともに、女性、若者など多様な働き手が活躍する機会の拡大や人材育成など全員参加型社会の実現に向けて取組を進めています。 
 

 

 

北海道と全国の経済成長率(実質)の推移
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産業別総生産の構成(2011年度)
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