大井上 輝前

大井上 輝前

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行刑改良に挑んだ釧路集治監初代典獄大井上 輝前(おおいのうえ てるちか)

生没年:1848年~1912年 / 愛媛県大洲市

大井上輝前は集治監の設置適地として標茶を上げ、1885(明治18)年標茶に開庁した釧路集治監の初代典獄として着任。人道主義的な立場に立ち囚人労役や遷善教化の在り方について着手しました。輝前と共に勤務し影響を受けた教誨師原胤昭や看守長有馬四郎助は、後に日本の更生保護活動において大きな足跡を残します。その後北海道集治監樺戸本監典獄へと栄転しますが、輝前の監獄改良には否定的な考えも多く反発を生み、1895(明治28)年依願退職しました。

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標茶町博物館 ニタイ・ト

  • 住所/川上郡標茶町字塘路原野北8線58番地9
  • 電話番号/015-487-2332
  • 営業時期/通年
  • 営業時間/9:30~16:30
  • 定休日/7~8月を除いた月曜日(祝日の場合は火曜)、年末年始(12月31日~1月5日)
  • アクセス/JR釧網本線 塘路駅より徒歩約15分
  • 入館料/個人 200円、団体(20人以上)50円(+消費税)、高校生以下及び障がいのある方、70歳以上の方は無料。
  • 施設URL(外部リンク)/http://www.sip.or.jp/~shibecha-museum/

標茶町博物館ニタイ・トは、標茶町の歴史と自然の資料を展示した博物館で、愛称“ニタイ・ト”は森と湖を意味するアイヌ語となっています。博物館1階はラウンジと北海道内の書籍約900冊を収めた書架があり無料で閲覧が可能。2階は常設展示室となっています。歴史展示室は「大昔の標茶」「標茶のアイヌ文化」「標茶の近代」の3つに分かれており、歴史軸に沿った展示を見学することができます。自然展示室は、「飯島コレクション」、「標茶の自然」の2室で構成されています。自然展示室は季節毎に展示更新をしており、その時期に見られる生き物の標本を見学することができます。
当館の特色は標茶町にて多くの新種、日本未発見種を発見した飯島一雄氏の膨大な標本を展示した「飯島コレクション」展示室で、釧路地方を中心とした約3,800点の様々な昆虫標本を見学でき。
なお博物館の付帯施設として北海道遺産「北海道集治監釧路分監本館」、標茶町指定文化財「旧塘路駅逓所」が博物館に隣接した場所にあり、夏季間(5月1日~10月31日)無料にて見学可能。また博物館周辺には一周600mの2つの遊歩道「塘路湖畔道」「フィトンチッドの森遊歩道」も整備され利用可能。

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