小森 忍

小森 忍

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日本における陶磁器研究の第一人者小森 忍(こもり しのぶ)

生没年:1889年~1962年 / 大阪府大阪市

小森忍は、中国宋代のやきものづくりを理想とし、技術力に優れた職人を従えた分業制による工場生産を行い、芸術品を均一に大量生産し、廉価で一般大衆が身近におけるものを制作することを信条としました。大正期から国内では、個性を昇華させ表現力を作品に込める作家が台頭してくるなか、小森は愚直なまでに研究者としての立場を貫きとおし、満州・愛知・三重・北海道と研究活動の場を変えながらも、日本の陶磁器技術の発展に一生を捧げました。

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江別市セラミックアートセンター

  • 住所/江別市西野幌114番地の5
  • 電話番号/011-385-1004
  • 営業時期/通年
  • 営業時間/9:30~17:00(最終入場は16:30)
  • 定休日/月曜日(祝日の場合はその翌日)、12月29日~1月3日
  • アクセス/JR野幌駅からJRバス「野幌総合運動公園行」もしくは「北広島駅行」乗車、「セラミックアートセンター前」下車。
  • 入館料/高校生以上300円・小・中学生150円
  • 施設URL(外部リンク)/http://www.city.ebetsu.hokkaido.jp/site/ceramic/

江別市セラミックアートセンターは、江別市はもとより北海道のやきもの文化の創造と発信の拠点として、「観る」「創る」「集う」を事業の三本柱に据えて、道内唯一の陶芸専門施設の役割を担っています。
「鑑る」エリアとして、北海道陶芸の発展に寄与した小森忍の功績を紹介する「小森忍記念室」と北海道の現代陶芸作家の作品を展示する「北のやきもの展示室」、さらに北海道のれんが産業史を学べる「れんが資料展示室」があります。「創る」エリアには、初中級教室や団体作陶を行う「教室工房」と中上級講座を開講する「レンタル工房」のほか作品を焼成する陶芸炉を備えるなど陶芸のプロセスを充実した環境で楽しめます。「集う」エリアとしては各種講演会や研修会を開催する場の「研修室」と陶芸をはじめとした工芸などの専門書籍を備えた「図書室」があり、やきもの文化やものづくりへの好奇心を駆り立ててくれます。
このように道内唯一の陶芸専門施設として、やきもの文化の普及に努めています。

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