最終更新日:2019年12月05日(木)
カムイユカㇻの世界を『アイヌ神謡集』に知里 幸恵(ちり ゆきえ)
生没年:1903年~1922年 / 北海道登別市
祖母のモナシノウクや伯母の金成マツと暮らすなかで、アイヌ語や多くの口承文芸を吸収していきました。旭川で暮らしていた15歳のとき、言語学者の金田一京助と出会い、そのすすめもあって、口承文芸の筆録を始めます。1922(大正11)年5月に上京して金田一宅で『アイヌ神謡集』の刊行準備を進めますが、9月に心臓病により急逝しました。『アイヌ神謡集』は翌年に刊行され、当時の多くの人々に感銘を与え、現在も、アイヌ文学の世界に誘う作品として親しまれています。
知里幸恵 銀のしずく記念館
記念館には、幸恵の遺品、日記・手紙・手帳、証書類・ノート(復刻版)及び関連図書、パネル・写真等が展示され、「知里幸恵」の生涯と業績を知ることができます。