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最終更新日:2015年1月20日(火)


産消協働 実践行動事例集74 マグロ三色丼


 

「産消協働」実践行動事例集(74

「産消協働」は、生産者と消費者が連携し、地域資源を活用することによって地域循環を高め、地域経済を活性化しようとする運動です。

松前マグロのブランド化 (北海道松前町) 


     産消協働実践行動事例74・まぐろ三色丼2


地域連携の背景


 今年1月の東京築地市場での初競りで、函館市の戸井マグロが史上最高値の3,249万円で競り落とされた。青森県の大間をはじめとする海峡マグロの知名度は着実に高まりつつあるが、津軽海峡の西端に位置する松前町でも良質なマグロが水揚げされており、現在漁業者や飲食業者との連携のもと、美味しさの追求と積極的なPRに加え、新たな食の創造を通じたブランド化の取組が始まっている。


地域連携の概要

 松前町ではまず、築地や札幌など先進市場の視察を行うことで「消費者の視点を生かす」といった関係者の意識改革から着手し、ブランド化に向けた地域の気運醸成を図った上で、船上で血抜き(活〆)から冷却まで一貫して行うなど品質の向上に努めつつ、出荷されたマグロに貼付するステッカーに漁獲した船名を記す「顔の見えるマグロ」などの取組を進めた。また、松前さくら漁業協働組合でも、急速冷凍設備の導入や平成21年春にオープンした道の駅「北前船」の指定管理者受託など、通年での保管・提供体制の整備に努めた。

 そして町内の方々が、これまでにないスタイルでマグロの新たな楽しみ方を提供しようと、知恵を絞り誕生したメニューが新・ご当地グルメ「松前マグロ三色丼」である。

 マグロの美味しさに自信を持つ松前の方々にとっては「マグロ料理は刺身が一番」という思いが強かったものの、百貨店での物産展の経験などを通じて「マグロ料理の選択肢が増えることは、松前の食や観光資源の豊かさにつながる」との考えにも賛同する方も現れ、新メニュー開発に向けた動きが本格化した。
 3つの小さなどんぶりの上に3種類のマグロ料理を盛るというコンセプトのもと、松前町の飲食店の方々を中心に「松前マグロ三色丼推進協議会」が発足し、2年間にわたる試作と試食を経て、平成21年春から町内3店舗で「マグロ三色丼」の提供がスタートした。

 「松前マグロ三色丼」を名乗るにはいくつかのルールがあり、(1)松前で水揚げされる本マグロと道南産の「ふっくりんこ」を使うこと、(2)「マグロのそぼろ」、「マグロのユッケ」、「マグロの竜田揚げ」の3つのどんぶりとすること、(3)松前産の「ふのり」を使った味噌汁、スルメイカと昆布を使用した松前漬をつけること、が条件となっている。

 原料不足により販売を休止したことなどもあったが、テレビ・新聞・雑誌にも数多く取り上げられ、桜や天守閣といった観光名所のイメージとも相まって「産地で食べることのできるマグロ料理」として道南観光の目玉の一つに成長しつつある。

 松前町では三色丼での経験を糧にして、地域食材を活用する取組が広がりを見せている。観光客はもとより地域の消費者の皆さんが地元の食の豊かさを楽しむという理念からスタートしたこの地域のチャレンジに、今後の展開への期待が高まっている。

 問い合わせ先

  松前マグロ三色丼推進協議会 電話 0139-46-2211
  住所 松前郡松前町字唐津379番地  道の駅 松前北前船内


Eye

 消費者の視点を活かし、地域食材のブランド化に取り組んでいる事例

(H23.2.23)