エゾシカ森林 

矢印エゾシカ森林被害対策とは

    北海道におけるエゾシカの推定生息数は、平成25年度では56万頭と言われており、増えすぎたエゾシカによる樹木への食害や角擦り等の森林被害は全道に拡大しています。
    エゾシカは国有林、民有林の関係なく森林を移動するため、森林被害対策を効果的に進めるためには、各森林を所管する関係機関の連携が重要であります。
    こうした現状を踏まえ、北海道では様々な森林被害防止対策に取り組んでいます。   

矢印具体的な被害防止対策について
 
 1 エゾシカ森林被害対策連絡会の設置
  
これまでのエゾシカ森林被害対策等を更に効果的に進めるため、国有林(北海道森林管理局)・道・北海道立総合研究機構林業試験場による連絡会を設置し、エゾシカによる森林被害状況の把握や各事業計画等の情報共有及び連携した取組等を行います。  
 2 エゾシカによる森林被害の発生状況について
             平成26年度エゾシカ森林被害マップ
             平成26年度エゾシカによる林業被害
      エゾシカによる天然林への影響評価

   3 森林被害防除対策
   (1) 忌避剤散布
        味覚刺激による食欲減退効果をもたらす薬剤を植栽木に散布・塗布することで被害を防止します。 
    (2) 枝条巻き
        枝払い等で取り除いた枝を幹に巻き付け、角擦り等の被害を防止します。
    (3) 侵入防止柵
                 高さ2.5mの獣害対策用ネットを植林地の周囲に設置し、エゾシカの侵入を防ぐことで食害等の被害
       を防止します。
    (4) 苗木食害防止用保護チューブ
        高さ70~180cm程度度の筒を苗木に被せることで、植栽した苗木を一本一本保護し、食害等の被害
       を防止します。
    (5) 食害対策保護ネット
        獣害対策用のネットを樹木ごとに巻き付け、苗木の食害や成木の樹皮食害等から防止します。
                    忌避剤散布      枝条巻き                          
                      忌避剤散布              枝条巻き                                                 

       侵入防止柵   保護チューブ

             侵入防止柵         苗木食害防止用保護チューブ

 4 これまでに取り組んでいるエゾシカ森林被害対策について
  エゾシカによる農林業被害を軽減するためには、主な生息地であるエゾシカ森林内での防除対策や捕獲対策が重要です。このため、道では各地域におけるエゾシカ対策の参考となるよう様々な事業に取り組んでいます。

   (1) 囲いわなを活用したエゾシカ誘き寄せ方法の検討
   (2) 林地未利用材等を活用したエゾシカ侵入防止対策の検討 

   (3) 森林内におけるエゾシカの効率的捕獲と有効活用の実践


矢印エゾシカ森林被害防止強化対策事業実施要領について 

 

矢印今後の展望について

  道では、エゾシカ対策を総合的かつ計画的に推進し、もって人とエゾシカの適切な関係を図り、地域社会の健全な発展に寄与することを目的に「北海道エゾシカ対策推進条例」の制定を進めています。
  森林整備課では、道のエゾシカ対策における方針等を踏まえ、森林被害防止に係る取組や森林内における効率的な捕獲を推進し、農林業被害の軽減を図っていきます。

                                         エゾシカ集団