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森林が二酸化炭素を 吸収・貯蔵する量を計ってみよう! 北海道の森林による二酸化炭素の 吸収・貯蔵量を調べる方法などに ついて、ご紹介します。 |
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○一本の樹はどのくらい蓄えているの?
○私たちの生活と比較してみると… ◇人の呼吸量と比較すると? ◇生活による排出量と比較すると? ◇住宅と比較すると?
○森林1haでは、どのくらい蓄えて(吸収)しているの? ◇カラマツなどのおおよその貯蔵量・吸収量 ◇森林調査簿を使用して調べる方法について ◇パソコンで調べる方法について (Excelファイルをダウンロード 支庁毎 / 五十音別 )
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○一本の樹はどのくらい蓄えているの? |
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◇樹木が貯蔵している量の調べ方
森林は、光合成により大気中の二酸化炭素を吸収し、 炭素として貯蔵しています。
二酸化炭素の排出量や吸収・貯蔵量については、 二酸化炭素の重量に換算した「二酸化炭素トン (t-CO2)」や二酸化炭素中の炭素重量に換算した 「炭素トン(t-C)」といった単位が用いられており、 ここでは、炭素トンで表しています。
① 材積(体積)を求めます。
(1)地際1.3mの箇所の「木の太さ(d)」を測り、 木の太さより断面積(g)を調べます。
断面積(g)=(半径…太さdの1/2)2×3.14
※木の太さは、通常、「輪尺(りんじゃく)」や 「直径巻尺」という道具を使用します。
手元に、こうした道具がない場合、 巻尺で地際1.3mの箇所で木の一周の長さを測り、 円周率(3.14)で割ることで、 太さを調べることができます。
(2)「木の高さ(h)」を調べます。
※木の高さは、通常「測高器(そっこうき)」や 「検測稈(長さの目盛が入った伸縮式の竿)」 という道具を使用します。
手元に、こうした道具がない場合、 木の根本に高さのわかっている棒(2~3m) を立てて、木の高さ程度離れたところから、 木の高さがその棒の何倍あるかを測って、 おおよその高さを調べることができます。
(3)「断面積(g)」、「木の高さ(h)」により、 体積(蓄積)を計算します。
蓄積=0.5(※1) ×g×h
(※1) 樹木の材積の求め方には、様々な方法があります。 ここでは、立木の状態のままで直径と樹高より 材積を求める林分形数法(V=f*g*h)という 方法を使用しています(詳しくは、こちらへ)。
② 「樹木図鑑」などで木の種類を調べます。
③ 蓄積に樹種別の係数やを乗じて、下の表より 求めます。
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蓄積(A) |
容積密度(B)※2 |
バイオマス拡大係数(C)※3 |
地上部地下部比率(D)※4 |
炭素含有率(E) |
評価結果 (A*B*C*(1+D)*E) |
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m3 |
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0.5 |
t-C(炭素トン)
| ※2 樹の蓄積から乾燥時の重さに換算する係数 ※3 樹の幹の体積から枝葉を含めた地上部全体の体積に換算する係数 ※4 樹の地上部の体積から地下部を含めた樹全体の体積に換算する係数
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○私たちの生活と比較してみると… |
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◇人の呼吸量と比較すると?
 生涯の呼吸量では? → トドマツ貯蔵量の約30本分 道民一人がその生涯で呼吸により放出するCO2量は、炭素重量で約6.4tです。 これは、トドマツが80年かけて吸収するCO2の約30本分に相当します。 年間の呼吸量では? → トドマツ年吸収量の約20本分 道民一人が一年間の呼吸により放出するCO2量は、炭素重量で約0.08tです。 これは、トドマツ(80年生)が一年間に吸収するCO2の約20本分に相当します。
◇生活による排出量と比較すると?

(※4) 「2006年度(平成18年度)の道内の温室効果ガス排出実態について」 北海道環境生活部環境局環境政策課 による。
生涯の生活では? → トドマツ貯蔵量の約1,300本分 道民1人が生涯の生活で排出するCO2量は、炭素重量で約250t-Cです。 これは、トドマツが80年かけて吸収するCO2の約1,300本分(約3.3ha)に相当します。 年間の生活では? → トドマツ年吸収量の約900本分 道民1人が1年間の生活で排出するCO2量は、炭素重量で約3.11tです。 これは、トドマツ(80年生)が一年間に吸収するCO2の約900本分(約2.2ha)に相当します。
◇住宅と比較すると?
一般的な2階建て住宅に必要な木材の総体積は20~25m3です。 これは3~4t-C(道民約40~50人が1年間に呼吸で放出する量) に相当します。
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○森林1haでは、どのくらい蓄えて(吸収して)いるの? |
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◇カラマツなどのおおよその吸収・貯蔵量 森林の林齢ごとの吸収・貯蔵量について、樹種ごとに示します。
    ※ここでは、代表的な樹種の一般的な貯蔵量や吸収量を示していますが、 実際の数値は、同じ樹種でも生育地によって異なります。
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◇貯蔵量・吸収量を森林調査簿を使用して調べる方法
☆森林調査簿には、以下のような項目が、小班という森林の単位ごとに掲載されており、自分の所有する 森林について、入手することが可能です。
(森林調査簿様式)
| 項目 |
支庁 |
市町村 |
林班 |
小班 |
(略) |
面積 (ha) |
(略) |
林種 |
樹種 |
(略) |
林齢 (経過年) |
(略) |
ha当り蓄積 (m3) |
成長量N |
成長量L |
| 樹種 |
比率 |
N |
L |
| data |
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貯蔵量算定に使用 |
吸収量算定に使用 |
(その1) 貯蔵量の調査…
① 森林調査簿等を使用し、ha当たりの 蓄積を調べます。 ② 蓄積に樹種に応じた係数を乗じて炭素の重さ を下の表より求めます。
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蓄積(A) |
容積密度(B) |
バイオマス拡大係数(C) |
地上部地下部比率(D) |
炭素含有率(E) |
評価結果 (A*B*C*(1+D)*E) |
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m3
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0.5 |
t-C(炭素トン)
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(その2) 吸収量の調査…
① 森林調査簿等を使用し、単年のha当たりの 成長量を調べます。
② 成長量に樹種に応じた係数を乗じて炭素の重さ を下の表より求めます。
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蓄積(A) |
容積密度(B) |
バイオマス拡大係数(C) |
地上部地下部比率(D) |
炭素含有率(E) |
評価結果 (A*B*C*(1+D)*E) |
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m3
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0.5 |
t-C(炭素トン)
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(参考)もう少し詳しく知りたい方へ
①材積の求め方(林分形数法)について 樹木の材積の求め方には、様々な方法があります。 ここでは、立木の状態のままで直径と樹高より材積を求める 林分形数法(V=f*g*h)という方法を使用しています。 (f:形数、g:胸高断面積、h:樹高)
この形数は、樹高や樹種、生育環境によって変化しますが、 樹齢が小さいうちは0.6前後、大きくなるに従い小さくなり 0.5を下回るようになります。
表1 胸高形数表
樹高 (m) |
形数 |
| 第1 |
第2 |
第3 |
5 10 15 20 25 30 35 40 |
0.6550 0.5562 0.5281 0.5146 0.5066 0.5014 0.4976 0.4948 |
0.6529 0.5442 0.5124 0.4968 0.4874 0.4811 0.4765 0.4731 |
0.6517 0.5238 0.4846 0.4647 0.4524 0.4440 0.4378 0.4330 | ※第1 エゾマツ、トドマツ、第2 ヒノキ、アスナロ、第3 スギその他針、広陽樹 (『林業技術ハンドブック』全国林業改良普及協会より)
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このページに掲載している計算方法や情報は、吸収量や貯蔵量を試算するために示した標準的なものです。 このため、これらの情報を利用したことにより発生する直接または間接の損害等についての責任は負いません。
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