背びれから腹びれまでの幅が体長の半分にも達する魚
輪郭は楕円形で、背びれから腹びれまでの最大幅は体長の2分の1ほどにも達します。両目は完全に体の表側の右側にあり、口が小さく上顎の骨は下眼の前端にまで達します。
北海道沿岸に分布し、水深50~100mの砂泥域に生息します。産卵期は石狩湾で12~2月、成熟した親魚の腹部を軽く押すと成熟卵が流出します。産卵される前の卵に粘着質はありませんが、海水中に産出されると顕著な粘着性を示し、ほかのものや卵同士で粘着します。
近年、市場に多く流通するカレイ類の一つで、産卵期前が最も美味といわれ、煮つけや塩焼き、から揚げなどに調理されます。
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