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最終更新日:2016年8月30日(火)


kaidokutoha


北海道貝毒情報

   貝毒とは二枚貝が持つ自然毒のことで、食中毒の原因となることがあります。日本国内で代表的なものは、「麻痺性貝毒」と「下痢性貝毒」で、各々規制値が定められています。麻痺性貝毒の毒量はマウス・ユニット(MU)という単位で表され、下痢性貝毒は、オカダ酸当量(OA当量/kg)で表されます。

貝毒の種類

  二枚貝はプランクトンをエラでこし集め、餌としていますが、プランクトンの中にはヒトに麻痺や下痢を引き起こす毒を持つものがあります。このような有毒プランクトンが海域で発生すると、二枚貝は体内に貝毒を蓄積します。これが原因となって、本来無毒である二枚貝が毒化します。この貝毒は、ホタテの場合は主として中腸腺に偏在していることが判明しています。
 

    ホタテガイ、カキ、アサリ、イガイなどの二枚貝はどれも毒を蓄積する可能性があります。ただし、有毒プランクトンは常に海域で発生しているわけではありません。有毒プランクトンが存在しなければ、貝は毒化しません。なお、いったん毒化した貝は、有毒プランクトンの消滅後もしばらくは毒を蓄積している場合があります。

貝毒の種類

   貝毒による食中毒の症状は、二枚貝が蓄積している毒の種類により、主に次の2つのタイプに分かれます。 なお、貝毒は熱に強く、加熱調理しても分解されません。                                                                                   

麻痺性貝毒   食後30分ほどで口唇、舌、顔面のしびれを生じ、四肢の末端に広がるとともに麻痺に変わっていきます。重症の場合は運動失調を起こし、呼吸麻痺で死亡することがあります。

(A.tamarense)
 

※スケールバーは10μm

◆ 北海道における麻痺性貝毒の
 原因となるプランクトン

 麻痺性貝毒  食後30分から4時間以内に下痢(水様便)や嘔吐、吐き気、腹痛など消化器系の症状を生じます。発熱がないことから腸炎ビブリオ中毒と区別されています。通常3日以内で快復し、今まで死亡事例はありません。

 (D.fortii)

※スケールバーは10μm
◆ 北海道における下痢性貝毒の
 原因の1つと考えられるプランクトン
 
 

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