北海道立文書館所蔵資料案内~私文書 宮歌村文書

分類記号:B76

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宮歌村は、現在の松前郡福島町宮歌。1869(明治2)年までは宮之哥村と称し、東在城下付村々のうち。1635(寛永12)年に藩主一族の松前八左衛門の知行地となり、1804(文化4)年に幕府直轄、1821(文政4)年に再び松前藩領となる。この間、1739(元文4)年から1877(明治10)年頃まで、東隣の白符村との間で領地の帰属をめぐって村境争論が続き、この文書群が今日まで残る契機になったといわれる。

資料は、この争論にかかる往復文書や村の由緒書などのほか、宮歌村及びその枝村の大茂内村の経営関係、宗門改、地券、八幡神社関係などがある。北海道には残存が珍しい近世村方文書である。

宮歌村の共有文書として宮歌八幡神社で保存され、現在は福島町教育委員会に寄託されている。当館が文書群の全てをマイクロフィルム複製した。

1656(明暦2)~1889(明治22)年

104点(複製)

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