最終更新日:2019年11月01日(金)
「北方領土への入域自粛」のお願い
日本政府は、日本国民がロシアの査証(ビザ)を取得して北方四島に入域することを自粛するよう求めています。
北方四島は、いまだかつて一度も外国の領土になったことがない、日本固有の領土です。
本来なら、本州と北海道を行き来するように、日本国民なら誰でも自由に四島に行けるはずです。
けれども現実には、北方領土は依然としてロシアの不法占拠の下にあります。
もし、ロシアの出入国手続きに従って北方四島を訪問したり、北方四島で、ロシアの法律に基づいて行動したりすれば、「北方四島はロシアの領土です」と認めることにつながってしまうのです。
そのため、日本政府は、国民の皆さんに北方領土問題が解決するまでの間、北方領土を訪れることを自粛するようお願いしているのです。(平成元年9月19日閣議了解)
北方四島の返還を実現することは、国と国との難しい問題です。
けれども、国民の皆さん一人一人がこの問題を正しく理解し、日本の立場を主張していくこともとても重要なことなのです。
※ 現在、日露両国間においては、日露双方の領土問題に関する法的立場を害さないという前提のもとで、日本国民による北方領土訪問や四島在住ロシア人による日本の地域訪問が、次の3つの枠組で行われています。
○ 北方四島交流事業
○ 北方墓参事業
○ 自由訪問事業
詳しくは下記HPをご覧ください。