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ホーム > 総務部 > 北方領土対策根室地域本部 >  H28遺産事業「日ロ混住時代の記憶」展示会


最終更新日:2018年2月20日(火)

1946年ソ連占領下の北方領土
「日ロ混住時代の記憶」展示会

 2015年にサハリン州で発行された写真集「千の島を巡る 1946年のクリル探検(原題:По Земле Тысячи островов. Курильская экспедиция 1946 года)」には、旧ソ連軍に不法占拠された約1年後の北方四島でロシア人写真家が撮影した日本人の暮らしぶりがわかる写真が多数掲載されていることが判明しました。
 今から約70年前の「日ロ混住時代の記憶」も重要な遺産の一つと考え、日本人とロシア人の混住していた当時の状況を知っていただくため、写真集の内容や当時の状況を知っていただくための展示会を実施しました。

写真集「千の島を巡る 1946年のクリル探検」の概要

写真集表紙
写真集「千の島を巡る
1946年のクリル探検」
表紙
写真家
ロシア人写真家の
イワン・ステパノビッチ・
クワチ氏
 写真集「千の島を巡る 1946年のクリル探検」は、2015年にサハリン州ユジノサハリンスクで開催された国際学術会議で紹介されたものです。サハリン州の歴史学者が2010年に古文書を調査していた際「クリル探検 ネガと文書」と書かれた箱から70本以上のネガが見つかり、その写真の一部を学術研究のため写真集として発行しました。
 
 1946年、北方領土を占領したソ連は、今後の島の活用のため、生物学者や地理学者などの調査隊を北方領土に派遣しました。調査隊には、学者のほか調査の記録のため同行した写真家のイワン・ステパノビッチ・クワチ氏がいました。
 クワチ氏は、報告書用の写真を撮影しながら、ソ連占領後も島に残された日本人の暮らしぶりにもレンズを向けたためこのような写真が今日まで残されています。  

1946年ソ連占領下の北方領土「日ロ混住時代の記憶」資料展

 実際に写真に写っている元島民の方の情報収集や、多くの方に混住時代の様子を写真を通して知っていただきたいと考え、根室市内の商業施設で写真集を題材にした資料展を実施しました。

資料展の様子(写真)
資料展の様子
資料
展示資料の一部
 ●日時:平成28年10月28日~12月16日
 ●場所:マルシェ・デ・キッチン
 資料展では、写真集に掲載されている写真のうち、日本人が写っている写真をピックアップして、その写真の撮影された日時や状況などの解説を添えて展示しました。
 資料展は毎週6点の写真を掲載し、週替わりで写真を入れ替え、7週間に渡り展示しました。
 会場を訪れた人は、話では聞いていた混住時代を写真で見られるということで非常に興味深く見学されていました。


1946年ソ連占領下の北方領土「日ロ混住時代の記憶」巡回展

 根室市内だけでなく、より多くの方に混住時代の様子を知っていただきたいと考え、根室管内各町の郷土資料館や千島歯舞諸島居住者連盟の各支部、青年部連絡協議会との共催により、根室管内の4町で巡回展を実施しました。

【別海町】
別海町
●日時:平成29年1月11日~1月18日
●場所:別海町図書館
【中標津町】
中標津町
●日時:平成29年1月12日~1月27日
●場所:中標津町総合文化会館「しるべっと」
【標津町】
標津町
●日時:平成29年1月28日~2月12日
●場所:標津町生涯学習センター「あすぱる」
【羅臼町】
羅臼町
●日時:平成29年2月3日~2月23日
●場所:羅臼町公民館

 このほか、写真集の紹介と解説や実際に混住を体験された元島民の方、次世代を担う2世の方に当時のお話や今後の混住の可能性などについてお話いただく勉強会を開催しました。
 詳細はこちらから