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最終更新日:2017年11月29日(水)

北方墓参


 北方領土はロシアの不法占拠下にあり、私たち日本国民が、ロシアのビザを取得して北方領土へ渡航することは、北方領土がロシアの領土であることを認めることに繋がります。
 そのため、日本政府は、「我が国国民の北方領土入域問題について」(1989年閣議了解)により、国民に対して北方領土問題の解決まで、北方領土への訪問は行わないように要請しています。
 現在、北方領土への入域は、日露政府間で特例として認められた3つの枠組み(四島交流、北方墓参、自由訪問)に限られています。
 なかでも北方墓参は、北方領土問題とは別に、人道的観点から元島民たちが、旅券・査証なしの簡単な身分証明書により、先祖の眠る北方四島を訪れ、お墓参りすることを目的として実施しているものです。
 北海道の主催により、昭和39年から実施され、途中中断はありましたが、平成29年度の実施で通算40回目を迎えます。これまで北方四島に52か所ある墓地すべてで墓参を実施し、平成29
年度までに延べ参加者数は、4,658名(うち遺族3,579名)に達しています。
【訪問の対象者】
  北方領土の墓地等に埋葬、納骨されている物故者の親族

 平成29年度実施状況

  日 程 島名及び訪問地名  墓参者数
第1班 7月26日~7月28日 国後島(白糠泊、乳呑路) 45
8月1日~8月4日 国後島(瀬石)
第2班 8月7日~8月10日 国後島(ラシコマンベツ、植内、植沖) 46
第3班 8月30日~9月1日 勇留島(トコマ)、志発島(西浦泊) 55

 ※第1班は悪天候のため、白糠泊沖で洋上慰霊式を実施後、シラオイ浜に上陸し、白糠泊墓地、乳呑路墓地の合同慰霊式を実施しました。また、乳呑路沖でも洋上慰霊式を実施しました。

 ※第3班は昨年12月に行われた日露首脳会談での合意事項である元島民の四島訪問の人道的措置の一環として、追加的な出入域地点を水晶島台場岬沖に設置して実施しました。


合同慰霊式(第1班)
シラオイ浜での合同慰霊式(第1班)
慰霊式(第2班)ラシコマンベツ 墓地での慰霊式(第2班)
慰霊式(第3班)
トコマ墓地での慰霊式(第3班)
慰霊式(瀬石)瀬石墓地での慰霊式(瀬石地区への墓参)

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                    特別墓参


 特別墓参は、4月にモスクワで開催された日露首脳会談での合意を踏まえて、高齢化している元島民の方々の身体的負担の軽減を図るという人道的観点から、交通手段としてこれまで船舶を使用して行っていた墓参を航空機を使用したものに代えて実施されたものです。
 当初は6月に実施が予定されていましたが、悪天候のため中止となり、ロシア側と調整を行い、9月に実施されました。
 この特別墓参では、独立行政法人北方領土問題対策協会が主催となり、68名(うち国後島訪問団:33名(遺族16名)、択捉島訪問団:35名(遺族17名))の方が参加されました。 

【訪問の対象者】
  北方四島の墓地等に埋葬または納骨されている物故者の親族


 平成29年度実施状況

日  程  日 程 墓参者数
6月18日
国後島(古釜布、瀬石、近布内)  ―
択捉島(紗那、別飛)  ―
9月23日~9月24日
国後島(古釜布、近布内)  33
択捉島(紗那、別飛) 35

中標津空港
           出発地 中標津空港
出発式
          中標津空港での出発式
空港(国後島)
             国後島の空港
古釜布墓地
      古釜布墓地(国後島)での墓参の様子
近布内墓地
     近布内墓地(国後島)での墓参の様子
別飛墓地
       別飛墓地(択捉島)での墓参の様子