第1回「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」の選定について

道内から2団体が選定されました!

 「ディスカバー農山漁村の宝」とは、「強い農林水産業」、「美しく活力ある農山漁村」の実現のため、農山漁村の有するポテンシャルを引き出すことにより地域の活性化、所得向上に取り組んでいる優良な事例を選定し、全国への発信を通じて他地域への横展開を図るものです。
 第1回「ディスカバー農山漁村の宝」において、道内から2団体が選定されました。

富良野オムカレー推進協議会(北海道富良野市)

 「食観光」で地域の魅力を高めるための取組が平成14年にスタートし、平成18年に、地元食材と提供スタイルにこだわり、6か条のルールを明文化した「富良野オムカレー」が誕生しました。
 富良野オムカレー推進協議会は、組織体制を強化するため平成21年に設立され、提供店による「オムカレーの日」のサービス展開、オムカレーマップの作成、スタンプラリーの開催など集客・販売額増加につなげる活動や、地元高校生をカレーの町“ふらの”のPR役「ふらのカレンジャー娘」として任命するなど地元高校と連携した地産地消・食育活動、地域に根ざした食文化の醸成を図る取組を行っています。
 こうした活動の結果、カレーの町“ふらの”が道内外に浸透し始め、食観光の魅力アップ・「農畜産物」のPR・地元食材を使う地産地消の意識の醸成につながっています。

オムカレー写真

写真:富良野オムカレー

標津町エコ・ツーリズム交流推進協議会(北海道標津町)

 標津町エコ・ツーリズム交流推進協議会は、役場・漁協・農協・観光協会・商工会・旅館組合等が参画して平成13年に設立され、標津町を訪れる観光客や修学旅行生に対して、地域HACCPを実践する漁港での秋鮭荷揚げの見学や酪農生産者宅へのホームステイ、イクラづくりや新巻鮭づくり、郷土料理のイモもちづくりなどの水産製品加工体験・食体験など、産地生産活動の理解を促す多様な体験プログラムを提供しています。
 これらの取組の結果、地域の交流人口が拡大し、周囲の観光地への「通過地」から観光の「目的地」へと変貌を遂げました。
 また、これらの取組は、地域資源の磨き上げと取組を担う人材の発掘・養成によって実現されているもので、事業に参画した住民は都市住民と感動を共有して生きがいを感じ、郷土愛の醸成にもつながっています。

標津写真

写真:漁業生産現場の見学

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