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Q18 農薬を使わずにどうやって病害虫や雑草に対応しているのですか?

 北海道が平成15年に道内の有機栽培農家を対象として行ったアンケート調査によると、問題となっている病害は、水稲が「いもち病」、ばれいしょが「疫病」、かぼちゃが「うどんこ病」、たまねぎが「白斑葉枯病」となっていました。

 害虫としては、「カメムシ」、「アブラムシ」、「アザミウマ」、「テントウムシダマシ」などがあげられ、その対策として、木酢、食酢の散布やハーブの栽植などが行われていました。しかし、現状では防除効果が不十分とする声が多く、これらの防除手段の的確な講じ方を明らかにすることや、新たな防除手段の開発が望まれていました。

 現状では、農薬に代わる資材を散布するのがほとんど唯一の病害虫対策となっていますが、将来的には、病害虫の生態に対応した防除法や、病害虫が多発生しない生態系作りなど、病害虫と作物の上手な付き合い方も考える必要がありそうです。

 雑草については、水田では「タイヌビエ」、畑雑草としては「アカザ」が最重要雑草となっていました。雑草対策としては、ほとんどの農家が機械除草と手取り除草を行っていました。除草労力の軽減、除草作業の回数および除草費用の削減が有機栽培の拡大を図る上で極めて重要となっており、効果的な機械化除草体系を作り上げることが期待されています。

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食の安全・みどりの農業推進局食品政策課のカテゴリ

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