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Q17 化学肥料を使わないでどうやって栽培しているのですか?

 北海道が平成15年に道内の有機栽培農家を対象として行ったアンケート調査では、作物の肥培管理や土づくりに使用している資材は、調査した水稲、ばれいしょ、かぼちゃ、たまねぎのいずれにおいても、ボカシ肥をあげる農家が最も多く、次いで堆肥、その次が市販の有機質肥料か緑肥となっていました。

 ボカシ肥は、有機質肥料の中でも取扱いやすく、肥料として優れているほか土壌微生物を豊かにする効果も期待できる資材です。米ぬか、大豆粕、菜種粕、魚粕、鶏糞などを材料に発酵させて作られますが、その製造方法は生産者によって様々であり、生産者が創意工夫をしながら製造しています。従って、肥培管理技術のレベルアップを図るには、第一に、ボカシ肥の優れた製造方法、内容成分、適切な施用方法などを試験研究によって明らかにし、優良技術の普及を図る必要があります。

 また、有機栽培では土づくりが生産の基本ですが、科学的に明らかになっていない部分が多く、生産者の創意工夫により取り組まれている現状にあります。
 このため、土づくりに要する年数、理想的な土壌物理性や化学性、望ましい土壌の造成法などについても試験研究を進めることが必要です。

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