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最終更新日:2013年1月09日(水)


遺伝子組換え作物  コンセンサス会議


 

 コンセンサス会議とは

□ コンセンサス会議開催の趣旨 

 道では、北海道食の安全・安心条例に基づくリスクコミュニケーションの一環として、遺伝子組換え作物の栽培をテーマにコンセンサス会議(正式名称:遺伝子組換え作物の栽培について道民が考える「コンセンサス会議」)を実施することにしました。
  道では、本年1月1日に全国で初めてとなる遺伝子組換え作物の栽培のルールを定めた条例 (通称:GM条例)を施行しましたが、クリーン農業や有機農業を推進する一方で、バイオテクノロジーの産業振興を道政の柱としている北海道としては、遺伝子組換え作物の将来をどのように位置づけるのかについて、議論をより一層深める必要があると考えています。また、GM条例は、施行後3年後の見直しが定められており、道民意識の把握は必要不可欠です。

 今回、このコンセンサス会議の手法を用いることにしたのは、遺伝子組換え作物の栽培による影響は広く道民一般に及ぶことから、一般道民が施策検討に関わることが重要であるとの認識とともに、専門家と道民とが率直に対話し、お互いの考え方を理解し合うことで、双方の遺伝子組換え作物の問題に対する理解が促され、現状において、食の安全・安心や生態系を脅かすとする反対論と有用な品種改良に欠かせないとする推進論とが鋭く対立するこの問題に対して、道民の意向が反映されるものと考えたからです。

 道内では、遺伝子組換え作物の栽培以外にも、科学技術をめぐって論争状態にある様々な問題があります。
コンセンサス会議での議論や道民が取りまとめる提案を通じて、道の施策立案等の参考とするとともに、行政や専門家等と道民が互いの声に耳を傾け、対話をし、政策や科学技術の評価を協働で進めていく「声のアセスメント」として、コンセンサス会議を道民の議論を深める手法の一つとして位置づけることが可能かどうかなどについて検討するための資料としたいと考えています。


■ コンセンサス会議とは

 コンセンサス会議とは、政治的、社会的利害をめぐって論争状態にある科学的若しくは技術的な話題等に関して、その話題についての専門家ではない一般の人々からなるグループ(以下「市民パネル」という。)が、専門家と対話しながら、合意(コンセンサス)の形成を図り、最終的にグループの意見を取りまとめて、公の場で発表するための会議手法です。

 この会議の最大の特徴は、議論をし、意見をまとめる主体が、その話題の専門家ではない一般の人々であるということと、情報提供や市民パネル間での議論などに、一定の時間をかけて実施することです。

 コンセンサス会議の仕組みなどについては、こちら(PDF 14KB)をご覧ください。

 

 ■ 5分でなっとく「遺伝子組換え作物コンセンサス会議」 

   ◇ コンセンサス会議とは、どんなものですか?













 

 コンセンサス会議は、社会的な論争となっている科学技術の話題について、専門家でない一般の人々が議論を深めるための会議手法です。
 会議では、一般からの公募などで選ばれた約15人の「市民パネル」が、話題に詳しい複数の専門家と対話しながら、市民パネルとしての合意(コンセンサス)を目指して議論を進めます。そして、最終的に合意した意見を、公に発表・提案します。
 この会議手法の最大の特徴は、議論をして意見をまとめるのが、その話題の専門家ではなく一般の人々であるということ、そして、情報提供や市民パネルの間での議論などが、時間をかけてじっくりと行われることです。
 コンセンサス会議は1980年代にデンマークで始まり、その後、欧米や韓国、オーストラリアなどでも行われてきました。日本でも、1990年代後半から研究者グループなどが試験的に実施してきたほか、2000年には農林水産省が遺伝子組換え作物をテーマに開催しています。
 これまで、国内の地方自治体でコンセンサス会議を開催した例はなく、遺伝子組換え作物の栽培をテーマにした今回の北海道の取り組みは,全国で初めての事例です。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◇ 今回、北海道でコンセンサス会議を開く目的は何ですか?












 最近、食の安全・安心に対する市民の関心が高まっています。こうした中で、消費者や生産者、流通業者、大学・研究機関、行政機関などさまざまな立場の関係者が、食品の安全についての情報・意見を交換し、相互理解を深める「リスクコミュニケーション」が非常に重要になっています。
 とりわけ遺伝子組換え作物について、北海道では、2005年に一般作物との交雑・混入を防ぐための条例や具体的な規制基準などを定めましたが、道民の多くは、遺伝子組換え技術の将来性に期待する一方、食品としての安全性に不安を同時に感じているなど、現状ではさまざまな議論と評価がなされている状況です。
 こうしたことから、今回、「北海道における遺伝子組換え作物の栽培」をテーマに、「コンセンサス会議」の手法を使った市民参加型のリスクコミュニケーションが行われることになりました。主催者である北海道は、この会議を通じて、「広く道民の方々への情報提供を進めるとともに、道民意識や課題の把握に努め、道の施策検討などの参考として活用したい」としています。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
◇ 誰が主催・運営しているのですか?







 会議を主催するのは、北海道です。
 会議の透明性と公平性を高めるため、主催者である道は、リスクコミュニケーションや遺伝子組換え作物に詳しい専門家やメディア関係者、行政など8人からなる「コンセンサス会議実行委員会」を設けました。今回のコンセンサス会議は、この実行委員会が企画・運営を担当します。
 また、会議の開催にあたっては、市民参加型会議やリスクコミュニケーションのノウハウを持つ、北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット(CoSTEP)と,遺伝子組換え作物対話フォーラムプロジェクトの協力を得ています。

  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  ◇ 会議はどのように進められるのですか?





 道民委員(今回の会議では市民パネルをこう呼びます)として全道から公募で選ばれた15人の道民が、遺伝子組換え作物に関するさまざまな分野の専門家と対話しながら議論を深め、最終的には、北海道における遺伝子組換え作物の栽培について道民委員としての意見(市民提案)をまとめ、道などに提言します。
 コンセンサス会議は2006年11月から07年2月まで、計4回開催しました。

 
  
 
 
 
 
 
  ◇ 結論はどんなふうに生かされるのですか?






 今回のコンセンサス会議でまとめられた市民提案は、19年3月、知事の附属機関である「北海道食の安全・安心委員会」において、道民委員(市民パネル)の皆さんから直接報告していただきました。
 この市民提案は、貴重な道民意見として、今後の道の施策立案の参考として活用されることになっています。また、市民提案はさまざまなメディアを通じて、幅広く道民の皆さんに知っていただけるようにします。

 
 
 
 
 
 
 
 
 ◇ コンセンサス会議に関わる人たちと、その役割について知りたいのですが。
































 

 コンセンサス会議には、議論の主役となる道民委員(市民パネル)を始めとして、以下のような人々が関わっています。

道民委員(市民パネル)
 コンセンサス会議の議論の主役です。実行委員会が公募、選考・選出し、北海道知事が委嘱した15歳以上の方15人で構成されます。専門家と対話しながら互いに議論を深め、「北海道農業における遺伝子組換え作物の栽培について」の意見を取りまとめ、提言していただきます。

専門家
 道民委員が議論するのに必要な知識や情報を提供したり、専門的な見地から意見を述べたりするなどの「情報提供者」としての役割を担います。
 専門家には、大学や研究機関等で遺伝子組換え作物の研究開発を行っている方だけでなく、例えば、遺伝子組換え作物の栽培の問題に携わった方や、ジャーナリストや研究者などとして批判的な立場にある方なども含まれます。
 専門家は、会議で取り上げられる論点や道民委員の質問内容を考慮して実行委員会が候補者を選出し、それをもとに北海道が参加を依頼します。

ファシリテーター
 会議全体の司会進行役。実行委員長からの指名を受けた実行委員が務めます。主催者および実行委員会から独立した立場で、道民委員(市民パネル)が議論しやすいよう、また公正かつ円滑に議論が進められるよう活動します。なお、円滑な会議の進行のために、必要に応じてファシリテーター補佐を配置することがあります。

実行委員
 北海道知事から委嘱を受けて、コンセンサス会議の企画・運営に携わります。

事務局
 会議に関する連絡調整や資料・記録の作成など、会議運営に必要な事務を行うため実行委員会のもとに置かれます。主催者である北海道と、協力機関である北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニットと、遺伝子組換え作物対話フォーラムプロジェクトのスタッフで構成します。会議当日は、道民委員(市民パネル)の依頼を受けて、議論のプロセスや結果を文章化する作業の手伝いをしたり、ファシリテーターの指示のもとで、会議の進行に必要な雑務を担当したりします。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

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