|
平成20年度北海道新技術・新製品開発賞 受 賞 者 の ご 紹 介
|
制 度 の 目 的
優れた新技術・新製品を開発した道内の中小企業を表彰することにより、技術開発を促進し、新産業の創出や既存産業の高度化を図ることを目的としています。
■ ものづくり部門 ■
■ 大 賞 ■
●新技術・新製品名
アクアガスを用いた加熱装置「アクアクッカー」
〒041-1221 北斗市清水川226-10
TEL 0138-77-1001 FAX 0138-77-1000

●新技術・新製品の概要、特徴
115℃程度の加熱庫内に加熱した水を微細化して噴霧して発生させる微細水滴と過熱水蒸気の混合状態であるアクアガスを用いた加熱装置。
過熱水蒸気については、ゆでたり、蒸したりするのに比べ、うまみや栄養成分の流出が少なく、また、食品表面の瞬間的な殺菌が可能で、熱による変色や焦げの防止などのメリットがある一方、加熱時間の経過に伴う乾燥による低水分化や脂質成分の蒸発といったデメリットが存在する。
本装置は、微細水滴を過熱水蒸気中に分散させることで、低水分化や脂質成分の蒸発といったデメリットを解決するものであり、新規性・独創性が認められる。
●推薦団体・市町村
■ 奨 励 賞 ■
●新技術・新製品名
メタン直接改質によるカーボンナノチューブの低コスト製造方法と新規用途の開発
〒088-1369 厚岸郡浜中町茶内西3線68
TEL 0153-65-2525、0143-84-1300(室蘭研究所) FAX 0153-65-2006
●新技術・新製品の概要、特徴
カーボンナノチューブの代表的な製造方法の一つである科学的気相成長法に属する製造方法で、メタンガスを直接カーボンナノチューブと水素に分解する技術シーズを応用した実証装置を商品化したもの。
これまで一般的に物質の搬送に利用していたスクリューフィーダーを触媒反応器として改良することで、均質なカーボンナノチューブが製造でき、コスト的にも、一般的な流動層方式よりも初期投資が安く済むことから、安価にカーボンナノチューブを製造することが可能となっている。
既存技術を効果的に実用化したものであり、また各方面で製造技術の開発が進められているバイオメタンガスを本装置で活用するなど新しい視点も有しており、新規性・独創性が認められる。
●推薦団体・市町村
自 薦
■ 奨 励 賞 ■
●新技術・新製品名
巻取式ゴミステーション「カラスまいったーⅡ」
〒064-8521 札幌市中央区南11条西20丁目4-3
TEL 011-561-4201 FAX 011-561-4238
●新技術・新製品の概要、特徴
収納式のゴミ集積場(ゴミステーション)。
樹脂製のフェンス(ガード部)とネットで構成しているため、カラス等からゴミを完全に守ることができ、さらにこのフェンスを伸縮することによって、ゴミ集積スペースを自由に可変することができるなど従来にない機能を有している。
また、全国的な社会問題となっているカラスによるゴミ荒らし被害をより多く解決するため価格を抑えるともに、使用しないときは、街の景観にとけ込むようなデザインとするなど、新規性・独創性が認められる。
●推薦団体
■ 奨 励 賞 ■
●新技術・新製品名
鼻吸気口呼気専用マスク「レブナ(ReBNA)」
〒041-0801 函館市桔梗町416-24
TEL 0138-34-7892 FAX 0138-37-7891
●新技術・新製品の概要、特徴
バルブにより鼻吸気-口呼気呼吸を強制し、運動中や日常生活において使用者の呼吸癖を強制する機能を有するマスク。
様々な顔形状にもフィットし、鼻と口を仕切りつつ外部から密閉された空間をつくることができるようになっているとともに、誤った呼吸を行った場合にはある程度の圧力で吸排気が漏れるような安全機能も持たせてある。
また、吸排気のバルブに抵抗を持たせることで呼吸機能に負荷をかけ、深い呼吸を促すことも可能であるなど過去に類似例のない機能を持ち、新規性・独創性が認められる。
*鼻吸気-口呼気呼吸については、鼻腔を通した吸気は口からの吸気に比べ細菌やホコリの除去、
空気の加温加湿等が行われるため、肺に負担の少ない空気を体内に送り込むことができ、また、
口腔からの呼気は鼻腔からの呼気に比べ抵抗が小さいため、CO2の多い肺内の空気を素早く
体外に排出できることから、コーチ等がスポーツ選手に推奨する呼吸方式。
●推薦団体
■ 食 品 部 門 ■
■ 大 賞 ■
●新技術・新製品名
あずきエキス「あずきの素」
〒082-0004 河西郡芽室町東芽室北1線14-8
TEL 0155-62-0390 FAX 0155-62-6200

●新技術・新製品の概要、特徴
十勝産100%の小豆煮汁を原料としたあずきエキス。
同様の製品はすでに開発されているが、本製品では酵素処理や膜濃縮技術を駆使しており、食品素材として使用する場合に重要な要素となる耐熱、耐光、pHいずれも安定していることから、技術水準は極めて高い。
また、煮汁中に含まれる澱粉等が色調を阻害している従来の製品に比べ、酵素を用いた澱粉の除去や、機能性が期待されるポリフェノールを高含量で回収するための効率の良い濃縮方法の確立、澄明な色調に仕上げるための工程をとっており、新規性・独創性が認められる。
●推薦団体・市町村
■ 奨 励 賞 ■
●新技術・新製品名
過熱水蒸気加工による野菜のペースト「ベジペースト」
〒089-5313 中川郡豊頃町茂岩栄町32
TEL 015-579-5582 FAX 015-579-5583
●新技術・新製品の概要、特徴
過熱水蒸気加工及び酵素反応により製造した野菜ペースト。
原料をゆでたり蒸したりして製造する既存のペーストは、栄養成分・色素の流出や、風味が少ない、食感が悪い、冷凍耐性がないなどの問題点を有しているが、本製品は、過熱水蒸気加工により野菜本来の風味と栄養成分、うま味を残し、さらに澱粉質、繊維質を酵素分解することで甘みを増し、こくを持たせた色調の濃いペーストとしている。
過熱水蒸気処理技術と他の技術(酵素反応)の融合化を図り、過熱水蒸気処理によって栄養・風味成分を濃縮し、さらに酵素処理によって加工適性を向上させたところに新規性・独創性が認められる。
●推薦団体・市町村
自 薦
■ 奨 励 賞 ■
●新技術・新製品名
異形専用モールド(型)を用いた卵型ナチュラルチーズ
“ナチュラルチーズ鶴居「タンチョウのたまご」”
〒085-1203 阿寒郡鶴居村鶴居西1丁目1
TEL 0154-64-3088 FAX 0154-64-3066
●新技術・新製品の概要、特徴
卵型のモールド(型)を用いて製造するナチュラルチーズ。
半硬質系のナチュラルチーズは、円柱状や立方体状のものが多く、これは成型時の脱水調整がチーズの味に関わる重要な要素であり、脱水がより確実と考えられる単純形状のモールドが用いられてきたことによる。
本製品のような卵型のものは国内外にも例がなく、また、地域のシンボルであるタンチョウの卵をモチーフに、地域で生産された生乳を使用した乳製品の開発はユニークであり、また、卵型ナチュラルチーズを製造するため、従来のチーズモールドにない球体の実現に向けた多数の排水穴や、短ピッチの浅い溝などの技術的な工夫が見られるとともに、形状の不安定さなどから、製造工程や熟成等に従来のチーズとは異なる管理方法が必要であるなど、新規性・独創性が認められる。
●推薦団体
■ 特 別 賞 ■
平成20年度の応募案件は、個性的な案件が非常に多かったことから、大賞及び奨励賞の選外となった案件のうち、新規性・独創性、技術水準、市場性の評価基準のほか、地域性(地域経済の活性化に貢献している)及び社会性(社会的な課題解決に貢献している)の観点から優れている4件を特別賞とし、北海道経済部長賞を贈呈することとしました。
●新技術・新製品名
ディンプル・ナンバーカード
〒060-0006 札幌市中央区北6条西20丁目2-3
TEL 011-622-6381 FAX 011-622-6382

●新技術・新製品の概要、特徴
多数の穴を空け、表面に凹凸加工(ディンプル)を施したナンバーカード(ゼッケン)。
従来のナンバーカードは、薄く平らなシート状で、ランナーの胸部及び背部全面で密着するため、ランナーの体温上昇や多量発汗により皮膚呼吸ができなくなるなど、体力消耗や精神的負担などの問題があったが、これら加工によって通気性が確保され、体温上昇や発汗が軽減されるなどの効果があるとともに、類似の製品も見あたらず、新規性・独創性が認められる。
また、夏季における国内最大級のマラソンイベントが開催される本道においてもランナーの体調管理は留意すべき課題であり、本製品には地域性・社会性が認められる。
●推薦団体・市町村
自 薦
●新技術・新製品名
冷凍調理食品「4つのお弁当グラタン」
〒068-0751 夕張市沼ノ沢510-11
TEL 0123-53-7111 FAX 0123-53-7114
●新技術・新製品の概要、特徴
電子レンジ用の4種類のお弁当グラタン。
様々な味を1パックで楽しみたいという消費者のニーズに応えて、4種の具材の異なるグラタン(えび、チキン、かぼちゃ、ポテト)を一つのパッケージに組み入れた包装形態を用い、また、4種のグラタンをそれぞれ品目別に製造するのではなく、同時に4品製造して包装し、個々の製造日時の違いが生じないような生産方式をとっているなど、新規性・独創性が認められる。
また、財政再建中の夕張市にある工場の生産ラインを増強して、地元住民を雇用するなど地域の活性化に寄与しており、本製品には地域性が認められる。
●推薦団体・市町村
自 薦
●新技術・新製品名
エコ融雪リモコンシステム「ゆりもっと」
〒063-0811 札幌市西区琴似1条3丁目3-12しなねん琴似ビル3階
TEL 011-802-8460 FAX 011-802-8468
●新技術・新製品の概要、特徴
携帯電話で融雪システムを遠隔制御するシステム技術。
カメラと携帯電話を用いた通信装置による遠隔制御・監視システムは既存技術の応用であるものの、降雪センサーと連動したロードヒーティングの制御システムとして、人の判断を活用して詳細な制御を行い、ランニングコストを低減する当システムは、新しい視点からの開発であり、新規性・独創性が認められる。
また、ロードヒーティングについては、環境意識の高まりや燃料費の高騰によるランニングコスト低減の要望などから、快適性と経済性、環境への配慮が社会的な課題となっており、本製品には社会性が認められる。
●推薦団体
●新技術・新製品名
黒米ラーメン
〒074-1271 深川市音江町広里760-5
TEL 0164-26-3355 FAX 0164-26-3355
●新技術・新製品の概要、特徴
黒米を原材料に用いたラーメン。
米粉を使用した製品はすでにあるものの、地域の希少な産品である黒米「きたのむらさき」を原材料に用いており、さらにラーメンと組み合わせたというところに新規性・独創性が認められる。
また、現在、北海道で栽培できる唯一の黒米「きたのむらさき」は、深川市内にある拓殖大学北海道短期大学の石村櫻名誉教授が10年以上の研究を続けて品種登録認可を受けたものであるとともに、深川市や拓殖大学、事業者、農業者らで構成するふかがわ元気会議と積極的に連携して黒米ラーメンを開発するなど地域の活性化に寄与しており、本製品には地域性が認められる。
●推薦団体
【お問い合わせ】
北海道経済部商工局産業振興課ものづくり支援グループ
電話 011-204-5336
FAX 011-232-8860